復讐の絆 Revenge:A Love Story - 2013.02.07 Thu
蒼井そら主演。
ちゅーても、私はAVは管轄外なので分からないのだが(^^;)
以前に何かのドラマ(一般のTVドラマ…もしかしたらミッチーの『八雲樹』だったかも?)
にゲスト出演したのを観たことがあって、名前だけは覚えていた。
中国では大人気だそうだ。
この映画では軽い知的障害のある高校生くらいの女の子の役で
台詞が少ないのは中国語力の問題かも…という穿った見方もできるけれど
別に違和感はなかった。
ちょっと過激なシーンはあるので、そのための起用かも…という見方もできるけれど
可愛くて清純で幼気で…というキャラを不自然なく表現していたと思う。
もう一人の主人公@キットが彼女のために命をかけるのも
「うんうん分かるよ」って感じ。
そのキットを演じるジュノ・マックは歌手だそうだけど
坊主頭のせいかタカ&トシを連想してしまって困った(笑)
でも、普通の青年っぽさが出ていて良かった。
目力があるし
良い方向にも悪い方向にも「若さ」が生きていたと思う。
★★★ネタバレあり★★★
猟奇的殺人事件
腐った警察
踏みにじられた純愛
復讐
暴力の連鎖
…何となし韓国映画を連想した人は少なくないかも(笑)
全体的に面白かったんだけど、個人的に納得できない部分も。
主人公2人が受けた仕打ちはあまりにも酷くて
復讐したくなる気持ちはよく分かるから
どうしても2人に肩入れしてしまう。
ターゲットになる連中が少しは良いところがあるとか
やむを得ない事情があるとか罪悪感に苛まれているとか
せめて復讐に脅える姿を見せてくれていたら
幾分かは彼らに同情する気持ちも湧いたかもしれないけど
そういう描写はなかったなあ…
寧ろ主人公達を一方的に悪人扱いし、排除することしか考えてない感じ。
だから復讐を完遂してメデタシメデタシ…な話なら
溜飲が下がってスッキリ!だったかも。
それでも勿論、復讐なんて推奨できるものではないから
主人公が悲しい結末を迎えることにして後味を苦いものとする
という程度なら良かった様な気もする。
でも、そうじゃなかった。
なかったのは良いんだけど
つまり予想できない展開になってくれるのは
寧ろ嬉しいことなんだけど
え?
そう行く?
って感じ(^^;)
だって一番悪い奴が
背景も描かれず、ひたすら悪い面しか見せなかった奴が
5年後(イキナリ5年後ってのにも笑ってしまったけど)
聖職者になってるってどーよ?
一連の出来事を経て自分の罪深さを反省したとかならともかく
あの言い草では一方的に主人公達を悪者にしてるだけで
それを「許した」なんぞと上目線で語ってみせて
…どこに信仰があるわけ!?
つーか
信仰心とか宗教とかをバカにしてね?
まあ、これだけなら
真に悪い奴は自己保身のためなら神をも利用するのね
と、さらに怒り心頭で見つめることになり
直後の復讐シーンをより効果的にするための“タメ”とも取れるけど
さらにその後に続く展開が…
いや、絵ヅラとしてはまあ面白いと思うんだけどさ
でもなあ…
幾ら子供は時に残酷になれるとか、単純なだけに過激になれるとか
無理クリ思う様にしてみても、やっぱ非現実的。
彼らがそれ程までにあの聖職者モドキを慕っていたとしたら
「お前ら上手く乗せられてんなー」ってところだし(^^;)
仮に彼が本当に真摯に聖書に従った生き方をしていて
それ故に子供達が心酔していたのだったとしたら
彼は罪は許すべきと説いていたわけだから
「お前ら却って彼を裏切ってるじゃん」ってことになる。
つまりさ
「許す」ことが一番の復讐…だとか
暴力の連鎖の悲惨さ…といった
メッセージを込めているみたいだけれども
そーいう作品にはなっていない気がする。
「悪」はどんな形を取っても「悪」で
一般人はいつまでも「悪」に蹂躙されるばかり
という印象が強く残ってしまった。
主人公2人が、あまりにも悲しい。
『復仇者之死』 2010年/香港
監督・脚本:ウォン・ジンポー
出演:蒼井そら(ウィン)、ジュノ・マック(キット)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

☆ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります☆

やっくんち
DVD

香港版DVD

ジュノ・マックCD

ちゅーても、私はAVは管轄外なので分からないのだが(^^;)
以前に何かのドラマ(一般のTVドラマ…もしかしたらミッチーの『八雲樹』だったかも?)
にゲスト出演したのを観たことがあって、名前だけは覚えていた。
中国では大人気だそうだ。
この映画では軽い知的障害のある高校生くらいの女の子の役で
台詞が少ないのは中国語力の問題かも…という穿った見方もできるけれど
別に違和感はなかった。
ちょっと過激なシーンはあるので、そのための起用かも…という見方もできるけれど
可愛くて清純で幼気で…というキャラを不自然なく表現していたと思う。
もう一人の主人公@キットが彼女のために命をかけるのも
「うんうん分かるよ」って感じ。
そのキットを演じるジュノ・マックは歌手だそうだけど
坊主頭のせいかタカ&トシを連想してしまって困った(笑)
でも、普通の青年っぽさが出ていて良かった。
目力があるし
良い方向にも悪い方向にも「若さ」が生きていたと思う。
★★★ネタバレあり★★★
猟奇的殺人事件
腐った警察
踏みにじられた純愛
復讐
暴力の連鎖
…何となし韓国映画を連想した人は少なくないかも(笑)
全体的に面白かったんだけど、個人的に納得できない部分も。
主人公2人が受けた仕打ちはあまりにも酷くて
復讐したくなる気持ちはよく分かるから
どうしても2人に肩入れしてしまう。
ターゲットになる連中が少しは良いところがあるとか
やむを得ない事情があるとか罪悪感に苛まれているとか
せめて復讐に脅える姿を見せてくれていたら
幾分かは彼らに同情する気持ちも湧いたかもしれないけど
そういう描写はなかったなあ…
寧ろ主人公達を一方的に悪人扱いし、排除することしか考えてない感じ。
だから復讐を完遂してメデタシメデタシ…な話なら
溜飲が下がってスッキリ!だったかも。
それでも勿論、復讐なんて推奨できるものではないから
主人公が悲しい結末を迎えることにして後味を苦いものとする
という程度なら良かった様な気もする。
でも、そうじゃなかった。
なかったのは良いんだけど
つまり予想できない展開になってくれるのは
寧ろ嬉しいことなんだけど
え?
そう行く?
って感じ(^^;)
だって一番悪い奴が
背景も描かれず、ひたすら悪い面しか見せなかった奴が
5年後(イキナリ5年後ってのにも笑ってしまったけど)
聖職者になってるってどーよ?
一連の出来事を経て自分の罪深さを反省したとかならともかく
あの言い草では一方的に主人公達を悪者にしてるだけで
それを「許した」なんぞと上目線で語ってみせて
…どこに信仰があるわけ!?
つーか
信仰心とか宗教とかをバカにしてね?
まあ、これだけなら
真に悪い奴は自己保身のためなら神をも利用するのね
と、さらに怒り心頭で見つめることになり
直後の復讐シーンをより効果的にするための“タメ”とも取れるけど
さらにその後に続く展開が…
いや、絵ヅラとしてはまあ面白いと思うんだけどさ
でもなあ…
幾ら子供は時に残酷になれるとか、単純なだけに過激になれるとか
無理クリ思う様にしてみても、やっぱ非現実的。
彼らがそれ程までにあの聖職者モドキを慕っていたとしたら
「お前ら上手く乗せられてんなー」ってところだし(^^;)
仮に彼が本当に真摯に聖書に従った生き方をしていて
それ故に子供達が心酔していたのだったとしたら
彼は罪は許すべきと説いていたわけだから
「お前ら却って彼を裏切ってるじゃん」ってことになる。
つまりさ
「許す」ことが一番の復讐…だとか
暴力の連鎖の悲惨さ…といった
メッセージを込めているみたいだけれども
そーいう作品にはなっていない気がする。
「悪」はどんな形を取っても「悪」で
一般人はいつまでも「悪」に蹂躙されるばかり
という印象が強く残ってしまった。
主人公2人が、あまりにも悲しい。
『復仇者之死』 2010年/香港
監督・脚本:ウォン・ジンポー
出演:蒼井そら(ウィン)、ジュノ・マック(キット)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

☆ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります☆

やっくんち
DVD

香港版DVD

ジュノ・マックCD

スポンサーサイト
● COMMENT ●
トラックバック
http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/924-ff751564
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)