とんび>『カーネーション』第73話 - 2011.12.26 Mon
いよいよ空襲
皆が逃げ惑ったり
誰かを助けたり助けられたり
忘れ物をしたり
…というのは、他のドラマや映画でもよく観る光景
でも、恐怖のあまり逃げるのを拒否する人と
その人に付き合って共に家の中に留まる人が出てくるなんて
あんまりない様な気がする
自分では経験ないのにリアルに感じる
…ひじゅにですが何か?
「トンビしか飛んでなかった岸和田の空にゴツイもんが飛び始めました」
リヤカーに乗った善作父さんが空を見上げ
「トンビや」と呟いていたのが
昨日のことの様な気がするのに…
いつもの様に対比を多用する『カーネーション』。
前作父さんを思い出させた次は
神戸の松坂家。
かつて、子供の糸子&妹達を連れて千代母さんが松坂家に年始に行った様に
今日は糸子が子供達を連れて訪問。
認知症が始まった清三郎お祖父ちゃんの目には
糸子はまだ子供のままだったり
千代母さんだったり…
引退したばかりの頃のお祖父ちゃんは認知症を心配させる様子を見せていて
視聴者を心配させたものだったけど
あれは今回のための前振りだったのね。
かつて、糸子が栗を独り占めしていたけど
今日は優子VS直子の栗バトル。
2人を叱る糸子はもうすっかり“お母ちゃん”。
お母ちゃん糸子を「千代」と呼ぶ、お祖父ちゃん。
千代母さんのふりをして応じる糸子に
お祖父ちゃんは父さんの件で謝る。
お祖父ちゃんも貧しい丁稚だったけど貞子お祖母ちゃんの婿になった。
父さんは母さんと駆け落ちするしかなかった。
これも対比。
「甲斐性がない」父さんに批判的だったのに
「あんな気のええ男」と今は思っている。
でも、お祖父ちゃんはその「甲斐性」を認められてのことだったのだろうし
父さんにはその持ち合わせがなく借金ばかり嵩んでいたのは事実だからなあ…
それに、「気のええ男」と分かったのは駆け落ちよりずっとずっと後
糸子の結婚のことで個人的な付き合いが生まれてからのことだろうし。
何かこれも、ちょっと面白い対比。
お祖父ちゃんの引退直後、少しばかり冷たく寂しい雰囲気を感じたけど
それ以外では、やはり優しく穏やかな松坂家。
まだら○けって状態のお祖父ちゃんに
お祖母ちゃんも伯父さん夫妻も勇君も感情的になったりせず
ユーモアと愛情で包み込んでいるのが素敵だ。
姫路の山荘に疎開することになり、家を離れるのを悲しく思いながらも
「しばらくは姫路のお山で花でも摘んでよか思うてな」
なんて粋な言い方をするお祖母ちゃんも素敵。
この疎開の話は視聴者としてもホッとするところなんだけど
伯父さんや勇君が神戸に残るというのが心配。
ワザワザこーいう情報を入れるところが心配。
残るのは工場があるからで
勇君は工場の支配人という立場故に召集を免れている
という話も。
勘助君は戦死。
泰蔵さんや勝さんも常にその危険に晒されている。
だからドラマ的には
戦地に行かないから安全なわけではなかったんだよ!
ということも描くんではないかと…
いやいや!
そんな悲観的な考えはやめませう!
「この人らに、またもっかい逢うことがでけるやろか」
帰り際の伯父さんと直子ちゃんが
素のままみたいで良い感じだったので
ずっとこのままでいてほしいと思ったら切なくなっちゃったよ。
で、この糸子の言葉が
「お父ちゃん、縁があったらまた逢おうな」
というラストの言葉に繋がって
もう、四方八方が切ない予感だらけの『カーネーション』。
ちゅーことで、
遂に岸和田にも空襲警報が鳴り響く。
新聞を見ながら今か今かと予想するところは何か新鮮。
恐怖で過呼吸になり少し存在感を示したトメさんが
本番に至っては布団を被って逃げないと言い張る
そんなシーンを入れるところも新鮮。
ま、ちょっとイラついたのも事実だけど(酷
そんなトメさんのために自分も留まると言うハルお祖母ちゃんも
そんあ2人のために自分も逃げずに階段の所に座っている糸子も
ユーモアを漂わせつつも感動的。
「お祖母ちゃん、燃やすわけにはいきません」
お祖母ちゃんを背負うトメさんも
笑っても良いところなんだろうけど、泣けてしまったよ。
父さんの位牌と写真を忘れて防空壕へ。
従来の朝ドラ・ヒロインだったら絶対に取りに戻ると思う。
で、家の中に入った途端、空襲が始まって命からがら…という状況になり
場合によっては誰かが彼女を助けに行って自分が死ぬ羽目になり
泣きの展開になった後、いつもの如くヒロイン絶賛!
というオチだったかも?
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

☆朝ドラ『ファイト』~『おひさま』感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります☆

やっくんち
皆が逃げ惑ったり
誰かを助けたり助けられたり
忘れ物をしたり
…というのは、他のドラマや映画でもよく観る光景
でも、恐怖のあまり逃げるのを拒否する人と
その人に付き合って共に家の中に留まる人が出てくるなんて
あんまりない様な気がする
自分では経験ないのにリアルに感じる
…ひじゅにですが何か?
「トンビしか飛んでなかった岸和田の空にゴツイもんが飛び始めました」
リヤカーに乗った善作父さんが空を見上げ
「トンビや」と呟いていたのが
昨日のことの様な気がするのに…
いつもの様に対比を多用する『カーネーション』。
前作父さんを思い出させた次は
神戸の松坂家。
かつて、子供の糸子&妹達を連れて千代母さんが松坂家に年始に行った様に
今日は糸子が子供達を連れて訪問。
認知症が始まった清三郎お祖父ちゃんの目には
糸子はまだ子供のままだったり
千代母さんだったり…
引退したばかりの頃のお祖父ちゃんは認知症を心配させる様子を見せていて
視聴者を心配させたものだったけど
あれは今回のための前振りだったのね。
かつて、糸子が栗を独り占めしていたけど
今日は優子VS直子の栗バトル。
2人を叱る糸子はもうすっかり“お母ちゃん”。
お母ちゃん糸子を「千代」と呼ぶ、お祖父ちゃん。
千代母さんのふりをして応じる糸子に
お祖父ちゃんは父さんの件で謝る。
お祖父ちゃんも貧しい丁稚だったけど貞子お祖母ちゃんの婿になった。
父さんは母さんと駆け落ちするしかなかった。
これも対比。
「甲斐性がない」父さんに批判的だったのに
「あんな気のええ男」と今は思っている。
でも、お祖父ちゃんはその「甲斐性」を認められてのことだったのだろうし
父さんにはその持ち合わせがなく借金ばかり嵩んでいたのは事実だからなあ…
それに、「気のええ男」と分かったのは駆け落ちよりずっとずっと後
糸子の結婚のことで個人的な付き合いが生まれてからのことだろうし。
何かこれも、ちょっと面白い対比。
お祖父ちゃんの引退直後、少しばかり冷たく寂しい雰囲気を感じたけど
それ以外では、やはり優しく穏やかな松坂家。
まだら○けって状態のお祖父ちゃんに
お祖母ちゃんも伯父さん夫妻も勇君も感情的になったりせず
ユーモアと愛情で包み込んでいるのが素敵だ。
姫路の山荘に疎開することになり、家を離れるのを悲しく思いながらも
「しばらくは姫路のお山で花でも摘んでよか思うてな」
なんて粋な言い方をするお祖母ちゃんも素敵。
この疎開の話は視聴者としてもホッとするところなんだけど
伯父さんや勇君が神戸に残るというのが心配。
ワザワザこーいう情報を入れるところが心配。
残るのは工場があるからで
勇君は工場の支配人という立場故に召集を免れている
という話も。
勘助君は戦死。
泰蔵さんや勝さんも常にその危険に晒されている。
だからドラマ的には
戦地に行かないから安全なわけではなかったんだよ!
ということも描くんではないかと…
いやいや!
そんな悲観的な考えはやめませう!
「この人らに、またもっかい逢うことがでけるやろか」
帰り際の伯父さんと直子ちゃんが
素のままみたいで良い感じだったので
ずっとこのままでいてほしいと思ったら切なくなっちゃったよ。
で、この糸子の言葉が
「お父ちゃん、縁があったらまた逢おうな」
というラストの言葉に繋がって
もう、四方八方が切ない予感だらけの『カーネーション』。
ちゅーことで、
遂に岸和田にも空襲警報が鳴り響く。
新聞を見ながら今か今かと予想するところは何か新鮮。
恐怖で過呼吸になり少し存在感を示したトメさんが
本番に至っては布団を被って逃げないと言い張る
そんなシーンを入れるところも新鮮。
ま、ちょっとイラついたのも事実だけど(酷
そんなトメさんのために自分も留まると言うハルお祖母ちゃんも
そんあ2人のために自分も逃げずに階段の所に座っている糸子も
ユーモアを漂わせつつも感動的。
「お祖母ちゃん、燃やすわけにはいきません」
お祖母ちゃんを背負うトメさんも
笑っても良いところなんだろうけど、泣けてしまったよ。
父さんの位牌と写真を忘れて防空壕へ。
従来の朝ドラ・ヒロインだったら絶対に取りに戻ると思う。
で、家の中に入った途端、空襲が始まって命からがら…という状況になり
場合によっては誰かが彼女を助けに行って自分が死ぬ羽目になり
泣きの展開になった後、いつもの如くヒロイン絶賛!
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