菊田一夫>『エール』第90話 - 2020.10.16 Fri
北村有起哉さん登場!
役名は池田二郎。
モデルは菊田一夫さん。
あのトホホな『わろてんか』で唯一の見せ場を作った人なので
何だかこちらも希望が湧いて来たわ(笑)
…ひじゅにですが何か?
「NHKだもんね」by池田
↑う~ん…冗談かな皮肉かな?(^^;)
落ち込む裕一のもとにダメ出しの如く弘哉君の死の知らせが―
ビルマでの出来事の後でも戦意高揚の音楽は作り続けていた様子だけど
弘哉君の死でコップの水が溢れ出てしまったのか
「音楽が憎い」とまで言い、作曲をしなくなってしまった。
ここの流れは良いんだけどさ
やはり、ちょっと引っかかるのが―
何故、母さんの傍に付いていてあげないの?ってこと。
古関裕而さんは慰問に言っている間に母親が亡くなったそうだけど
裕一は自分の悩みでイッパイイッパイで早々に福島を去って行った。
もしもこれで死に目に会えなかったら
そこだけ史実に合わせても、経緯も心情も大違い!ってことになっちゃうぞ。
もっとも、終戦だと聞いた時の母さんの反応は元気そうだったけど(笑)
それほどにイッパイイッパイな様子を描きたいのかもしれないけど
人々を死に追いやってしまった…と罪悪感に苛まれているのなら
母親の命を大切にしてやろうよ…と思ってしまう。
音もそう。
福島に行ったのは、疎開という理由もあっただろうけど
裕一から母さんのことを頼まれたからでもあったよね。
なのにサッサと帰っちゃうし…
今更「僕のせい」なんぞと言っているけど
本当は情も何もない夫婦なんじゃないの?
と思ってしまうぞ(酷っ)
まあ、それでもね、この流れは良い。
これで、どうやって立ち直って行くのか
そして、今迄とは正反対の意味を持たせた音楽を作っていくのか
そこのところは興味深い。
でも、そんな裕一の苦悩を目立たせるためなのか
戦地の様子を描いたという点では朝ドラとしては凄いと思うけど
内地の大変さがあまり出ていないよね。
婦人会に関するアレコレは単なる人間関係の問題みたいな感じだったし
配給もただ並んでいるシーンだけだったから大変さも分からないし
食糧不足とは言いながらも華ちゃんは結構スイーツ食べてたし(笑)
空襲も豊橋に一度だけ…みたいな描写だし。
東京大空襲はなかった世界なのか?
「僕がバカだった」by五郎
今迄は五郎さんは裕一とリンクさせているのかと思っていた。
馬具と、裕一の音楽とを
「戦争のため」に作るという意味で同列に並べ
苦悩する五郎さんを、少し後の裕一に重ねるのかと。
でも、対比だったみたいだな。
裕一が戦地で死にゆく人々を見ることしかできないでいる間
投獄され拷問されても信仰を貫こうとした五郎さん。
裕一が母親を弟に丸投げして自分の苦悩に浸っている時
梅ちゃんを守れなかった自分を後悔する五郎さん。
「自分のことばっかりで」by五郎
これは、まさに今の裕一の状態だから
それに気づいた五郎さんは、やはり裕一の少し後の姿だってことなのかな。
ただね…
今更なんだけど、このドラマの宗教の扱い方はダメダメだよね。
まあ、極めて人間的な見方と言えば言えるけど(笑)
で、池田二郎氏登場。
裕一とも五郎さんとも違う、ちゃんと芯のある人物の様子。
信念を抱いているし、情もあるし、自分を持っているし
堂々と立っているって感じ。
あ、黒蜜…もとい、お母さんの歌も良かったですよ!
薬師丸ひろ子さんの歌声は素敵。
讃美歌なのは…信仰をイイカゲンに描いているドラマなので微妙(笑)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

『鐘の鳴る丘』他>オルゴール

戦災孤児

評伝 菊田一夫

役名は池田二郎。
モデルは菊田一夫さん。
あのトホホな『わろてんか』で唯一の見せ場を作った人なので
何だかこちらも希望が湧いて来たわ(笑)
…ひじゅにですが何か?
「NHKだもんね」by池田
↑う~ん…冗談かな皮肉かな?(^^;)
落ち込む裕一のもとにダメ出しの如く弘哉君の死の知らせが―
ビルマでの出来事の後でも戦意高揚の音楽は作り続けていた様子だけど
弘哉君の死でコップの水が溢れ出てしまったのか
「音楽が憎い」とまで言い、作曲をしなくなってしまった。
ここの流れは良いんだけどさ
やはり、ちょっと引っかかるのが―
何故、母さんの傍に付いていてあげないの?ってこと。
古関裕而さんは慰問に言っている間に母親が亡くなったそうだけど
裕一は自分の悩みでイッパイイッパイで早々に福島を去って行った。
もしもこれで死に目に会えなかったら
そこだけ史実に合わせても、経緯も心情も大違い!ってことになっちゃうぞ。
もっとも、終戦だと聞いた時の母さんの反応は元気そうだったけど(笑)
それほどにイッパイイッパイな様子を描きたいのかもしれないけど
人々を死に追いやってしまった…と罪悪感に苛まれているのなら
母親の命を大切にしてやろうよ…と思ってしまう。
音もそう。
福島に行ったのは、疎開という理由もあっただろうけど
裕一から母さんのことを頼まれたからでもあったよね。
なのにサッサと帰っちゃうし…
今更「僕のせい」なんぞと言っているけど
本当は情も何もない夫婦なんじゃないの?
と思ってしまうぞ(酷っ)
まあ、それでもね、この流れは良い。
これで、どうやって立ち直って行くのか
そして、今迄とは正反対の意味を持たせた音楽を作っていくのか
そこのところは興味深い。
でも、そんな裕一の苦悩を目立たせるためなのか
戦地の様子を描いたという点では朝ドラとしては凄いと思うけど
内地の大変さがあまり出ていないよね。
婦人会に関するアレコレは単なる人間関係の問題みたいな感じだったし
配給もただ並んでいるシーンだけだったから大変さも分からないし
食糧不足とは言いながらも華ちゃんは結構スイーツ食べてたし(笑)
空襲も豊橋に一度だけ…みたいな描写だし。
東京大空襲はなかった世界なのか?
「僕がバカだった」by五郎
今迄は五郎さんは裕一とリンクさせているのかと思っていた。
馬具と、裕一の音楽とを
「戦争のため」に作るという意味で同列に並べ
苦悩する五郎さんを、少し後の裕一に重ねるのかと。
でも、対比だったみたいだな。
裕一が戦地で死にゆく人々を見ることしかできないでいる間
投獄され拷問されても信仰を貫こうとした五郎さん。
裕一が母親を弟に丸投げして自分の苦悩に浸っている時
梅ちゃんを守れなかった自分を後悔する五郎さん。
「自分のことばっかりで」by五郎
これは、まさに今の裕一の状態だから
それに気づいた五郎さんは、やはり裕一の少し後の姿だってことなのかな。
ただね…
今更なんだけど、このドラマの宗教の扱い方はダメダメだよね。
まあ、極めて人間的な見方と言えば言えるけど(笑)
で、池田二郎氏登場。
裕一とも五郎さんとも違う、ちゃんと芯のある人物の様子。
信念を抱いているし、情もあるし、自分を持っているし
堂々と立っているって感じ。
あ、黒蜜…もとい、お母さんの歌も良かったですよ!
薬師丸ひろ子さんの歌声は素敵。
讃美歌なのは…信仰をイイカゲンに描いているドラマなので微妙(笑)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

『鐘の鳴る丘』他>オルゴール

戦災孤児

評伝 菊田一夫

スポンサーサイト
● COMMENT ●
トラックバック
http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/3740-1a3eacec
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
菊田一夫>『エール』第90話
北村有起哉さん登場!役名は池田二郎。モデルは菊田一夫さん。あのトホホな『わろてんか』で唯一の見せ場を作った人な...
連続テレビ小説「エール」 (第90回・2020/10/16) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第18週『戦場の歌』の
第90回の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
長かった戦争がようやく終わる。豊橋では、梅(森七菜)を助けようとして戦火に巻き込まれた岩城(吉原光夫)が、入院生活を続けていた。裕一(...
連続テレビ小説『エール』第90回
内容東京で終戦を迎えた裕一(窪田正孝)疎開先の福島で終戦を迎えた音(二階堂ふみ)そして豊橋の関内家は、空襲の被害を受け、梅(森七菜)岩城(吉原光夫)が負傷したものの、一命を取り留めた。そんななか、古山家に、トキコ(徳永えり)がやって来る。トキコの手の遺品に言葉を失う裕一。少しして、音たちが古山家に帰ってくるが。。。。敬称略作、吉田照幸さんここ数日、印象的で、特徴的な演出を行っている今作。かな...
薬師丸ひろ子、絶唱(エール)
「あまちゃん」に続き、オミゴトでしたね。激動の時代を象徴。なるほど、森山直太朗に続き「歌える」人をキャスティングしてあった理由、大納得!現時点では、曲を作れなくなった祐一だけど、来週に向けて、明るい展望をチラ見せもヨカッタ気がしました。
【エール】第90回(第18週 金曜日) 感想
…岩城(吉原光夫)が、入院生活を続けていた。裕一(窪田正孝)は戦争中、自分の作った音楽が人々を戦うことに駆り立て、その結果若い人の命を奪ってきたことを…