笑いの味>『わろてんか』第97話 - 2018.01.27 Sat
引っ張って来た藤吉の最後が
遂に訪れた!
と言っても
“まんま”に進んで行くばかりで
心が全く付いて行かない…
どんなダメドラマでも
トラウマになりそうなくらい嫌なキャラでも
あるいは逆に無関心な存在でも
生死に関するシーンでは
それなりに感情移入しちゃう方なのに…
藤吉というキャラはともかく
松坂桃李さんは嫌いじゃないのに…
何故だろう何故かしら?
…ひじゅにですが何か?
「笑いの味は?」by藤吉
「しゃべくり漫才」の完成をピークに
藤吉の人生も締めくくり。
「100年続く」新しい芸を作ることが彼の悲願で
それまでの道のりを描いてきたドラマだったなら
ここは文字通りのクライマックスなんだけど
そーいうわけでもなかったしな(^^;)
ドラマの中では、そーいうわけになっているのかもしれないけど
そーいう風には描けてないのは明白だから。
第1話からずっと観てきた視聴者には“後出し”でしかないから。
…なんて愚痴をこぼしても今更ですねそうですね。
それにしてもさ
この「しゃべくり漫才」完成をピークに
いっそのこと…
その場で藤吉が目を閉じてしまうとか
「この3日後、藤吉は再び倒れ」というところを
「この3日後、藤吉は静かに息を引き取りました」
ってことにしていたら
ドラマとして良い締めになったかもよ?
まあ、「ナレ死」というツッコミは来るだろうけどね(笑)
なのに実際には3度目の入院。
引っ張るにも程があると思うの。
ドラマのバランスという意味でも
翻弄される視聴者の気持ちの上でも
同じ名前の病気を持つ人やその家族の感情的にも…
でもって、その病院でのシーン。
多分、全国お茶の間から一斉にツッコミの声が上がったと思うけど
ベッドの上の藤吉が何言ってるのかまるで分からへん!
元々、台詞がハッキリしなかったところへもって
病人らしく苦しそうに小声で喋ってるから余計に聞こえない(^^;)
ああ、勿論
ここでイキナリ活舌良くなっちゃったら、それこそ不自然だけど(笑)
でも、この場合、話す内容が分からなかったら台無しのシーンじゃん。
聞き取ることを諦めた、ひじゅにの脳裏に浮かんだのは
草若師匠@『ちりとてちん』
入院してベッドの上から最初に発した声が
本当に、寝たきりの病人の声だったので
(そう感じさせながらも、ちゃんと聞こえ、内容も理解できたので)
凄くリアルで凄く感心した。
…まあ、比較するつもりはないんだけどね(^^;)
同じく『わろてんか』について書かれている他サイトを巡って
藤吉の言っていたことが何とか分かった。
“お約束”通りてんこ盛りだった回想シーンのおかげで
想像通りの内容だったけど
ひとつだけ、想定の範囲外だったのは上記↑の台詞。
「笑いの色」は確かに出てきた。
でも
「笑いの味」って?
「色」の方は
ヒロインが考え抜いて答を見つける…王道ではなく
新一兄さんがアッサリ答えてしまってオシマイ。
アッサリし過ぎてミスリードかと思ったくらい。
実際、ストンと納得する…ってものではなかったし。
なのに、それで正解って感じで
それも何か曖昧な描き方で
その後、この話が出てくることもなかったので
忘れ果てていたよ。
ましてや「味」って…
唐突な上に、答は「柿」って…
チョコレートじゃないんかい!?
としか思えんかったわ。
「これまで全然笑わへんかった、てんがな
ちょっとだけ笑うてくれた」
って…
あの時は、藤吉との仲を反対され蔵に閉じ込められて
一時的に笑いを失ってしまっていたわけで―
その笑いを藤吉が取り戻させた…ってのは分かるけど
冷たい言い方をするなら
藤吉が原因で失った笑いだから
藤吉が取り戻してやるべきだったってなわけで…
まあ、そのミッションをクリアできて嬉しいのは分かるし
それでステージが上がり話が進行したわけだけれども…
何ちゅーかさ
てんを初めて笑わせた、子供時代の屋根の上でのチョコ衛門こそが
ここで語られるべきじゃないんかなあ…
あっ!
あの時は子役で、葵わかなさんじゃなかったからですねそうですね(^^;)
せめて、柿が節目節目で登場したりしていれば
視聴者もすぐ柿に反応できたのに。
食べ物で藤吉が拘っていたのってカレーライスだったろうが!?
…おっと、ひじゅにとしたことが
変なところに拘ってしまったわい>いつもだろ
それにしても
この大変な時に、息子は学校に行かせちゃうし
あっ!
これも、てんと2ショットにするためですねそうですね。
で
目を閉じた藤吉の枕元に顔を伏せる、てん
…という、このドラマにしては美しいシーンがあったのに
直後に目を覚ます藤吉
…って
ギャグか?
ギャグなのか!?
ラブストーリーがメインと言いながら
ある意味ピークである結婚式のシーンで
ヒロインのナンダカナ…な花嫁姿で笑いを取るドラマなだけに
ヒロイン相手役の臨終シーンもギャグにするとは
恐るべし『わろてんか』…
そして
言いたいことを全部言って、ようやく…じゃなくって
とうとう本当に息を引き取る藤吉であった。
ここで、お祖母ちゃんから送られた喪服ネタ回収。
お祖母ちゃん自身はどうしているのだろう?
年代的にはもう…ってとこだけど、今だに何の知らせもないもんな。
葬儀に向かうシーンで一番目立っていたのは栞様。
ついでに言うと、葬儀なのだ…藤吉は死んだのだ…と
実感を漂わせてくれていたのも栞様だけだった様な気がする。
「大勢の席主や芸人が全国から駆けつけ」
というナレーションは全く実感なかったけど
それをフォローするためか
香典袋の山を前に座る栞様、風太、トキのシーンが入ったけど
確かにリアルっちゃーリアル
リアル葬式ってのは、まさにこんなもん
…とは思うけど
ドラマとしてはセンス悪いんじゃ…>ひじゅにだけ?
無理くり好意的解釈をするなら
まだ現実世界に戻って来れず
再び笑いを失ってしまった、てんと
究極の対比を成している…のかもね(^^;)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆




遂に訪れた!
と言っても
“まんま”に進んで行くばかりで
心が全く付いて行かない…
どんなダメドラマでも
トラウマになりそうなくらい嫌なキャラでも
あるいは逆に無関心な存在でも
生死に関するシーンでは
それなりに感情移入しちゃう方なのに…
藤吉というキャラはともかく
松坂桃李さんは嫌いじゃないのに…
何故だろう何故かしら?
…ひじゅにですが何か?
「笑いの味は?」by藤吉
「しゃべくり漫才」の完成をピークに
藤吉の人生も締めくくり。
「100年続く」新しい芸を作ることが彼の悲願で
それまでの道のりを描いてきたドラマだったなら
ここは文字通りのクライマックスなんだけど
そーいうわけでもなかったしな(^^;)
ドラマの中では、そーいうわけになっているのかもしれないけど
そーいう風には描けてないのは明白だから。
第1話からずっと観てきた視聴者には“後出し”でしかないから。
…なんて愚痴をこぼしても今更ですねそうですね。
それにしてもさ
この「しゃべくり漫才」完成をピークに
いっそのこと…
その場で藤吉が目を閉じてしまうとか
「この3日後、藤吉は再び倒れ」というところを
「この3日後、藤吉は静かに息を引き取りました」
ってことにしていたら
ドラマとして良い締めになったかもよ?
まあ、「ナレ死」というツッコミは来るだろうけどね(笑)
なのに実際には3度目の入院。
引っ張るにも程があると思うの。
ドラマのバランスという意味でも
翻弄される視聴者の気持ちの上でも
同じ名前の病気を持つ人やその家族の感情的にも…
でもって、その病院でのシーン。
多分、全国お茶の間から一斉にツッコミの声が上がったと思うけど
ベッドの上の藤吉が何言ってるのかまるで分からへん!
元々、台詞がハッキリしなかったところへもって
病人らしく苦しそうに小声で喋ってるから余計に聞こえない(^^;)
ああ、勿論
ここでイキナリ活舌良くなっちゃったら、それこそ不自然だけど(笑)
でも、この場合、話す内容が分からなかったら台無しのシーンじゃん。
聞き取ることを諦めた、ひじゅにの脳裏に浮かんだのは
草若師匠@『ちりとてちん』
入院してベッドの上から最初に発した声が
本当に、寝たきりの病人の声だったので
(そう感じさせながらも、ちゃんと聞こえ、内容も理解できたので)
凄くリアルで凄く感心した。
…まあ、比較するつもりはないんだけどね(^^;)
同じく『わろてんか』について書かれている他サイトを巡って
藤吉の言っていたことが何とか分かった。
“お約束”通りてんこ盛りだった回想シーンのおかげで
想像通りの内容だったけど
ひとつだけ、想定の範囲外だったのは上記↑の台詞。
「笑いの色」は確かに出てきた。
でも
「笑いの味」って?
「色」の方は
ヒロインが考え抜いて答を見つける…王道ではなく
新一兄さんがアッサリ答えてしまってオシマイ。
アッサリし過ぎてミスリードかと思ったくらい。
実際、ストンと納得する…ってものではなかったし。
なのに、それで正解って感じで
それも何か曖昧な描き方で
その後、この話が出てくることもなかったので
忘れ果てていたよ。
ましてや「味」って…
唐突な上に、答は「柿」って…
チョコレートじゃないんかい!?
としか思えんかったわ。
「これまで全然笑わへんかった、てんがな
ちょっとだけ笑うてくれた」
って…
あの時は、藤吉との仲を反対され蔵に閉じ込められて
一時的に笑いを失ってしまっていたわけで―
その笑いを藤吉が取り戻させた…ってのは分かるけど
冷たい言い方をするなら
藤吉が原因で失った笑いだから
藤吉が取り戻してやるべきだったってなわけで…
まあ、そのミッションをクリアできて嬉しいのは分かるし
それでステージが上がり話が進行したわけだけれども…
何ちゅーかさ
てんを初めて笑わせた、子供時代の屋根の上でのチョコ衛門こそが
ここで語られるべきじゃないんかなあ…
あっ!
あの時は子役で、葵わかなさんじゃなかったからですねそうですね(^^;)
せめて、柿が節目節目で登場したりしていれば
視聴者もすぐ柿に反応できたのに。
食べ物で藤吉が拘っていたのってカレーライスだったろうが!?
…おっと、ひじゅにとしたことが
変なところに拘ってしまったわい>いつもだろ
それにしても
この大変な時に、息子は学校に行かせちゃうし
あっ!
これも、てんと2ショットにするためですねそうですね。
で
目を閉じた藤吉の枕元に顔を伏せる、てん
…という、このドラマにしては美しいシーンがあったのに
直後に目を覚ます藤吉
…って
ギャグか?
ギャグなのか!?
ラブストーリーがメインと言いながら
ある意味ピークである結婚式のシーンで
ヒロインのナンダカナ…な花嫁姿で笑いを取るドラマなだけに
ヒロイン相手役の臨終シーンもギャグにするとは
恐るべし『わろてんか』…
そして
言いたいことを全部言って、ようやく…じゃなくって
とうとう本当に息を引き取る藤吉であった。
ここで、お祖母ちゃんから送られた喪服ネタ回収。
お祖母ちゃん自身はどうしているのだろう?
年代的にはもう…ってとこだけど、今だに何の知らせもないもんな。
葬儀に向かうシーンで一番目立っていたのは栞様。
ついでに言うと、葬儀なのだ…藤吉は死んだのだ…と
実感を漂わせてくれていたのも栞様だけだった様な気がする。
「大勢の席主や芸人が全国から駆けつけ」
というナレーションは全く実感なかったけど
それをフォローするためか
香典袋の山を前に座る栞様、風太、トキのシーンが入ったけど
確かにリアルっちゃーリアル
リアル葬式ってのは、まさにこんなもん
…とは思うけど
ドラマとしてはセンス悪いんじゃ…>ひじゅにだけ?
無理くり好意的解釈をするなら
まだ現実世界に戻って来れず
再び笑いを失ってしまった、てんと
究極の対比を成している…のかもね(^^;)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆




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笑いの味>『わろてんか』第97話
引っ張って来た藤吉の最後が遂に訪れた!と言っても“まんま”に進んで行くばかりで心が全く付いて行かない…どんなダメドラマでもト...
わろてんか (第97回・1/27) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』(公式)
第17週『ずっと、わろてんか』
『第97回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
藤吉(松坂桃李)が夢見た新しい万歳が完成した3日後、容体が急変する。てん(葵わかな)は病室...
連続テレビ小説『わろてんか』第97回
内容“しゃべくり万歳”の完成をみて、再び倒れた藤吉(松坂桃李)病院で目覚めた藤吉は、てん(葵わかな)に。。。。敬称略しっかし。。。。わざわざ、長ゼリフを。。。。(失笑)テレビが壊れたかと思ったぞ!こりないねぇ。。。。いや、気付いていないのか。
【わろてんか】第97回(第17週土曜日) 感想
連続テレビ小説「わろてんか」。あの吉本興業の創業者・吉本…「てん」を演じるのは葵わかなさん。他、松坂桃李、濱田岳、高橋一…【わろてんか】第97…