『JIN-仁-』最終話 - 2011.07.01 Fri
最終話
『完結~時空の果て…150年の愛と命の物語が起こす奇跡のタイムスリップの結末』
「傷つこうと泥に塗れようと這いつくばって生きねばなりませぬ」
咲の生き方があまりにも切なく、あまりにも清く、あまりにも強く、いじらしかったので
もう、これで良い!と思ってしまった。
何が良いのか、よく分からないけど(笑)
ともかく、「生きる」ということが強調された回だった。
そして、その通りに咲は生きたんだなあ…
包帯男@仁が持ち出そうとしていた薬は咲のためだったんだね。
それは感動どころなんだけど、だからこそ
恋人@未来(ミキ)の存在が、ちょっと微妙になってくるんだよなあ>私だけ?
腫瘍が胎児の形をしているのは元々胎児だったからなんだ…
まさにピノコ@『ブラックジャック』。
ペニシリンを作るエピでも『火の鳥』の1エピを彷彿とさせたし、
やはり手塚治虫へのリスペクトが伺える作品だから良い出来なのかも?>ぉ
医療物とSFの融合という点が、そもそも手塚っぽいしね。
龍馬の血を浴びたことが何かの鍵になるという予想は当たったけど
仁自身ではなく腫瘍の方に影響したのね。
細胞に記憶が宿るというのは、たまに聞くけど…実際にどうなのかな?
『ドグラマグラ』(夢野久作)を、ちょっと思い出す。
はっ、あれも“胎児の夢”…
パラレルワールドを持ち出したのは解説なのかミスリードなのか?
もし前者だったら、一番最初の包帯男は何処から来たことになるわけ?
咲の、いじらしいにも程がある手紙は別の仁に宛てたものってことになっちゃわない?
まあ、私はあまりSF脳じゃないので理解出来ないだけかもしれないけど(笑)
世界は一つしかなくて、その中の一定の時間内を仁が無限ループしている…
という方が面白い気がする。
やはり、始まりについては分からないけど(^^;)
仁は仁だし咲は咲だから。
それでも繰り返すうちに少しずつ歴史は変わっていくんだろうなあ、と思う。
大きな流れは同じ様でも、細かい部分において
前の仁と後の仁とそのまた後の仁と…
全員が寸分違わぬ行動を取れるとは限らないから。
とはいえ、龍馬の死(により血を浴びること)と咲の病気がなかったら
このループは途切れてしまうのだろうから、
この2つだけは、どうあっても阻止することは出来ないのかな…
仁が去った後、仁に関する記憶が抹消されるという結末は
ちょっと強引な気がするなあ>私だけ?
「歴史の修正力」の一言で片付いてしまいそうだけど、
今迄と傾向が違い過ぎない?
あそこまで綺麗に消しちゃうなら
仁のタイムスリップ自体を阻止すれば良いじゃん(笑)
それに、龍馬も野風も他の人々も悉く死んでしまったけど
仁が最初に助けた恭太郎が長生きしたのは何故?
…拘り過ぎ?(笑)
いや、実際のところ、咲が悲しいくらい可愛かったので
本当は全て、これで良い。
ちょっと『時をかける少女』みたいだよね。
記憶は失われても思いは残り、
その思いを抱えて残りの人生を生きていく。
咲は医学に身を捧げたのだし、野風の子供の母ともなったのだから
幸福な人生だったと思う。
でも、自分の心を占めている人がどんな人だったのかも思い出せず
その人が空けた穴は永遠に埋まらない…
それはとても切ない。
新しい未来(ミキ)である橘未来の手術を始めたところで終わったけど
以前は失敗してしまった手術を今度は成功させて、
本当の意味で仁は再出発することが出来る、ってことだよね?
タイムスリップは、そういう意味で必要なことだったのかもしれない。
いつの間にか腫瘍も執刀医も変わってしまったのも「歴史の修正力」?
それとも、今迄の出来事は腫瘍が見せた夢?
…それでは、ちょっと虚しい。
手術後、橘未来と仁の間に愛が芽生える?
元々の、未来(ミキ)とのラブストーリーに重きを置くなら
これは紆余曲折の末のハッピーエンド。
咲の存在を重視するなら、ちょっと切な過ぎる結末。
…咲はきっと、それを喜んでくれるだろうけど。
咲と未来(ミキ)どちらにしても、愛する人が重症である時に仁は時をかけたんだなあ。
自分自身も腫瘍を抱えて。
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

☆ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に置いてあります☆

『完結~時空の果て…150年の愛と命の物語が起こす奇跡のタイムスリップの結末』
「傷つこうと泥に塗れようと這いつくばって生きねばなりませぬ」
咲の生き方があまりにも切なく、あまりにも清く、あまりにも強く、いじらしかったので
もう、これで良い!と思ってしまった。
何が良いのか、よく分からないけど(笑)
ともかく、「生きる」ということが強調された回だった。
そして、その通りに咲は生きたんだなあ…
包帯男@仁が持ち出そうとしていた薬は咲のためだったんだね。
それは感動どころなんだけど、だからこそ
恋人@未来(ミキ)の存在が、ちょっと微妙になってくるんだよなあ>私だけ?
腫瘍が胎児の形をしているのは元々胎児だったからなんだ…
まさにピノコ@『ブラックジャック』。
ペニシリンを作るエピでも『火の鳥』の1エピを彷彿とさせたし、
やはり手塚治虫へのリスペクトが伺える作品だから良い出来なのかも?>ぉ
医療物とSFの融合という点が、そもそも手塚っぽいしね。
龍馬の血を浴びたことが何かの鍵になるという予想は当たったけど
仁自身ではなく腫瘍の方に影響したのね。
細胞に記憶が宿るというのは、たまに聞くけど…実際にどうなのかな?
『ドグラマグラ』(夢野久作)を、ちょっと思い出す。
はっ、あれも“胎児の夢”…
パラレルワールドを持ち出したのは解説なのかミスリードなのか?
もし前者だったら、一番最初の包帯男は何処から来たことになるわけ?
咲の、いじらしいにも程がある手紙は別の仁に宛てたものってことになっちゃわない?
まあ、私はあまりSF脳じゃないので理解出来ないだけかもしれないけど(笑)
世界は一つしかなくて、その中の一定の時間内を仁が無限ループしている…
という方が面白い気がする。
やはり、始まりについては分からないけど(^^;)
仁は仁だし咲は咲だから。
それでも繰り返すうちに少しずつ歴史は変わっていくんだろうなあ、と思う。
大きな流れは同じ様でも、細かい部分において
前の仁と後の仁とそのまた後の仁と…
全員が寸分違わぬ行動を取れるとは限らないから。
とはいえ、龍馬の死(により血を浴びること)と咲の病気がなかったら
このループは途切れてしまうのだろうから、
この2つだけは、どうあっても阻止することは出来ないのかな…
仁が去った後、仁に関する記憶が抹消されるという結末は
ちょっと強引な気がするなあ>私だけ?
「歴史の修正力」の一言で片付いてしまいそうだけど、
今迄と傾向が違い過ぎない?
あそこまで綺麗に消しちゃうなら
仁のタイムスリップ自体を阻止すれば良いじゃん(笑)
それに、龍馬も野風も他の人々も悉く死んでしまったけど
仁が最初に助けた恭太郎が長生きしたのは何故?
…拘り過ぎ?(笑)
いや、実際のところ、咲が悲しいくらい可愛かったので
本当は全て、これで良い。
ちょっと『時をかける少女』みたいだよね。
記憶は失われても思いは残り、
その思いを抱えて残りの人生を生きていく。
咲は医学に身を捧げたのだし、野風の子供の母ともなったのだから
幸福な人生だったと思う。
でも、自分の心を占めている人がどんな人だったのかも思い出せず
その人が空けた穴は永遠に埋まらない…
それはとても切ない。
新しい未来(ミキ)である橘未来の手術を始めたところで終わったけど
以前は失敗してしまった手術を今度は成功させて、
本当の意味で仁は再出発することが出来る、ってことだよね?
タイムスリップは、そういう意味で必要なことだったのかもしれない。
いつの間にか腫瘍も執刀医も変わってしまったのも「歴史の修正力」?
それとも、今迄の出来事は腫瘍が見せた夢?
…それでは、ちょっと虚しい。
手術後、橘未来と仁の間に愛が芽生える?
元々の、未来(ミキ)とのラブストーリーに重きを置くなら
これは紆余曲折の末のハッピーエンド。
咲の存在を重視するなら、ちょっと切な過ぎる結末。
…咲はきっと、それを喜んでくれるだろうけど。
咲と未来(ミキ)どちらにしても、愛する人が重症である時に仁は時をかけたんだなあ。
自分自身も腫瘍を抱えて。
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● COMMENT ●
さおりさん☆
ありがとうございます。
切なかったですね…見終わってからもしばらく(今でさえ)心のどこかが痛むというか…
いえ、確かに咲は幸福な人生を送ったと思うんです。
彼女が本来歩むはずだった、親が決めた相手と結婚して子供を産んで…という人生よりもっとずっと大きな幸福を得られたんじゃないか、という気がします。
だから心痛むと言ったら失礼なんだけど、でもやっぱり、仁への思いが残っているうちは、それが満たされないことが寂しいなあ…と思ってしまうんですよね(^^;)
野風に関しても、おっしゃる通りだと思います。
仁への愛もあっただろうけど、ルロンさんへの愛や感謝もあったろうし…何よりお腹の子供への愛が、あそこまで彼女を強くしたんでしょうね。
切なかったですね…見終わってからもしばらく(今でさえ)心のどこかが痛むというか…
いえ、確かに咲は幸福な人生を送ったと思うんです。
彼女が本来歩むはずだった、親が決めた相手と結婚して子供を産んで…という人生よりもっとずっと大きな幸福を得られたんじゃないか、という気がします。
だから心痛むと言ったら失礼なんだけど、でもやっぱり、仁への思いが残っているうちは、それが満たされないことが寂しいなあ…と思ってしまうんですよね(^^;)
野風に関しても、おっしゃる通りだと思います。
仁への愛もあっただろうけど、ルロンさんへの愛や感謝もあったろうし…何よりお腹の子供への愛が、あそこまで彼女を強くしたんでしょうね。
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詳細レビューはφ(.. )
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話しは変わりますが感想などで野風さんが安寿ちゃんを産んでのは未来で自分の子孫と先生が結ばれてほしかったからだという意見を見ますが私は違うのではと思いました。野風さんのは未来さんのことがなくても安寿ちゃんを命がけで産んだと思うんです。それは愛するルロンさんとの間に授かった子だからだと思うしお腹の子は籠の中の鳥のような人生ではなく自由に空を飛ぶ鳥のような人生を送ることができると思ったからこそどうしても諦めたくなかったんだと思いました。それに野風さんは自分の命を助けてくれて幸せな人生をくれた仁先生と咲さんにずっと感謝していたのだと思います。だからこそ、自分が未来さんにつながる子を産むことで恩返しができればと思ったし2人の未来さんに対する重荷が消えて咲さんと仁先生の2人が幸せになってくれればと願ったのかなと思いました。長々と書いてしまいすみませんでした。