娯楽への飢え>『とと姉ちゃん』第79話 - 2016.07.04 Mon
鉄郎叔父さんをここで導入したってことは
叔父さんの特質を生かした話にするのかと思ってたよ
例えば闇市で活躍するとかさ
確か『梅ちゃん』では、似た様なタイプの叔父さんが
闇市で梅ちゃん達に、かつ丼だの何だのご馳走してたんじゃなかったっけ?
それとも、それを意識してワザと違う方向へ?
…ひじゅにですが何か?
「こいつ、本当は小説家志望なんだよ」by社長
↑突如明かされるミッチーの“夢”
ミッチー扮する五反田さんのモデルは
田所太郎さんと聞いていたのだけど
柴田錬三郎さんという噂もある。
田所太郎さんは日本読書新聞の編集長で
大橋鎭子さんに花森安治さんを紹介した人。
常子と花山さんは紹介する前に仕事で出逢っちゃったから
この「紹介する」ってところはどう描くんだろうと思っていた。
そこへ持ってきてのイキナリの小説家志望カミングアウト。
ここはシバレンっぽい。
ミッチーに両者が集約され
田所さん部分を少し、ぐっさんにも分け与えたってところ?
なんてことは置いといて>置いとくんかい!?
ここで
常子が鞠子を推薦するんじゃ…
と思ったのは、ひじゅにだけではあるまい。
あれだけ何度も鞠子に
小説を書けるようになりたい云々言わせといて
(まあ、言うだけで実際に書いてはいない様子なのが痛いけど)
今日は今日で職が見つからなくてカリカリしている鞠子の図ぅ
を見せつけておいて
全く何の前触れもなく唐突も唐突に
ミッチー=小説家志望なんてネタを振っておいて
両者を全く結び付けないって…ある意味凄いかも(笑)
それにしても鞠子…
彼女の方が「とと姉ちゃん」っぽい、とか
彼女の方が常子より感じが良い、なんて噂が
西田の(ついでに高畑さんの?)耳に入った時期なのか
どうもこのところ、さり気ない鞠子下げが行われている気が…
例えば、美子のままごと道具を食料と交換しようと提案するのが
彼女だったり…とかさ(笑)
ここは美子本人に言わせておけば、それなりに感動的だったのに
一応は美子自身が考えて決意するという流れにはしてあったものの
情の無い鞠子ってイメージは拭えなかったと思う。
でもって今日
なかなか職が見つからなくて焦っているとはいえ
それって本来は家族のため、家族が食べるため…だよね。
闇市で自分達が何も入手することができず
食堂で具が幾らもない汁物を分け合うという
切実な状況にある時に
それなりに食料を買ってきてくれた鉄郎叔父さんに
感謝するどころか
「何日持つかな?」とネガティブな言葉を吐くとは…
おまけに
「男だから分からないんです!」
と批判したり…
そりゃあ簡単に貸本の仕事なんて辞めろという叔父さんは無責任だけどさ
一攫千金を狙っては失敗を繰り替えずダメ山師な叔父さんとしては
実に「らしい」言葉だし、もう聞き馴れているんじゃないの?
まあ、それでも自分自身に余裕がない時だから
怒りが湧くのも仕方ないかもしれないけど
これじゃ、あまりにも現代人っぽい言い方だよね(^^;)
それでもまあ、多少は鞠子の心情が滲み出ていたと
言えなくもないシーンなのでマシな方かな。
だって、それ以外は説明説明説明…だもの>いつものことだけど
それにしても
先週は叔父さんが来てくれて「男手」のある安心感を得られたと
絶賛体制だった小橋家なのに
今週は始まって早々、大して役に立たない上にイイカゲンな物言いをする
…てな立ち位置に逆戻り。
今迄、いつも必ず周囲に大きく助けてもらっていたから
今は今で叔父さんがいてくれるわけだけど、それじゃ力不足なので
不満が先に出てしまう小橋家の図ぅ?
叔父さんが大して役に立たないとなると
加えて鞠子は就職先が見つからないとなると
常子が稼ぐしかないってことで
とと姉ちゃんは「とと姉ちゃん」を一休みすることは許されない。
好きな雑誌を作るという“夢”も
内容云々よりも、今は狙い目の仕事という点に重きが置かれ
家族を養え!と強制される常子
…てな具合で、これまた逆戻り。
これも勿論、山師叔父さんらしい言葉ではあるけど
かかも妹達も何も反論しないのが凄い(笑)
何だか最初から最後まで
お金お金お金…!
がテーマなのか、このドラマは。
そんなプレッシャーをかけられる常子が気の毒かというと
全くそんな気持ちにもならないってのが面白いところ(笑)
子役時代は、ととからの呪縛だなあ…と
悲しみや怖さや不安を感じたものだったけど
今の常子は叔父さん以上に
「お金」至上主義に見えてしまうから>スマソ
鞠子のことを言いだすのではなく
企画は?
と問いかける常子。
それは簡単に却下され
どんな雑誌を作りたいかというミッチーからの課題も
無かったかの如く
サッサと方針を決めていく、ぐっさん社長。
一応ここは、常子が甲東出版を辞めて自分の出版社を作る
きっかけってことにはなっているのかな?
とも思うけど
でも、やはり
叔父さんの言う金儲けの手段という動機の方が大きいよね。
今日の
食べ物に飢える人々
を、一種の例えにして
娯楽に飢える人々
を、強調していたのかな…とは思うんだけど
叔父さんを批判する鞠子といい
儲けの観点から常子に出版を勧める叔父さんといい
やはり何か素直に受け取れない(^^;)
お竜さんに引き続き
常子の背中を押す(かなり即物的に)
という役割に過ぎなかった様子の鉄郎叔父さん。
ラストで再登場した綾さんも
実は同じ役割だったりして?
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

カストリ雑誌が出てくるエピあり

東京戦後地図ヤミ市跡を歩く

2016年6月号

叔父さんの特質を生かした話にするのかと思ってたよ
例えば闇市で活躍するとかさ
確か『梅ちゃん』では、似た様なタイプの叔父さんが
闇市で梅ちゃん達に、かつ丼だの何だのご馳走してたんじゃなかったっけ?
それとも、それを意識してワザと違う方向へ?
…ひじゅにですが何か?
「こいつ、本当は小説家志望なんだよ」by社長
↑突如明かされるミッチーの“夢”
ミッチー扮する五反田さんのモデルは
田所太郎さんと聞いていたのだけど
柴田錬三郎さんという噂もある。
田所太郎さんは日本読書新聞の編集長で
大橋鎭子さんに花森安治さんを紹介した人。
常子と花山さんは紹介する前に仕事で出逢っちゃったから
この「紹介する」ってところはどう描くんだろうと思っていた。
そこへ持ってきてのイキナリの小説家志望カミングアウト。
ここはシバレンっぽい。
ミッチーに両者が集約され
田所さん部分を少し、ぐっさんにも分け与えたってところ?
なんてことは置いといて>置いとくんかい!?
ここで
常子が鞠子を推薦するんじゃ…
と思ったのは、ひじゅにだけではあるまい。
あれだけ何度も鞠子に
小説を書けるようになりたい云々言わせといて
(まあ、言うだけで実際に書いてはいない様子なのが痛いけど)
今日は今日で職が見つからなくてカリカリしている鞠子の図ぅ
を見せつけておいて
全く何の前触れもなく唐突も唐突に
ミッチー=小説家志望なんてネタを振っておいて
両者を全く結び付けないって…ある意味凄いかも(笑)
それにしても鞠子…
彼女の方が「とと姉ちゃん」っぽい、とか
彼女の方が常子より感じが良い、なんて噂が
西田の(ついでに高畑さんの?)耳に入った時期なのか
どうもこのところ、さり気ない鞠子下げが行われている気が…
例えば、美子のままごと道具を食料と交換しようと提案するのが
彼女だったり…とかさ(笑)
ここは美子本人に言わせておけば、それなりに感動的だったのに
一応は美子自身が考えて決意するという流れにはしてあったものの
情の無い鞠子ってイメージは拭えなかったと思う。
でもって今日
なかなか職が見つからなくて焦っているとはいえ
それって本来は家族のため、家族が食べるため…だよね。
闇市で自分達が何も入手することができず
食堂で具が幾らもない汁物を分け合うという
切実な状況にある時に
それなりに食料を買ってきてくれた鉄郎叔父さんに
感謝するどころか
「何日持つかな?」とネガティブな言葉を吐くとは…
おまけに
「男だから分からないんです!」
と批判したり…
そりゃあ簡単に貸本の仕事なんて辞めろという叔父さんは無責任だけどさ
一攫千金を狙っては失敗を繰り替えずダメ山師な叔父さんとしては
実に「らしい」言葉だし、もう聞き馴れているんじゃないの?
まあ、それでも自分自身に余裕がない時だから
怒りが湧くのも仕方ないかもしれないけど
これじゃ、あまりにも現代人っぽい言い方だよね(^^;)
それでもまあ、多少は鞠子の心情が滲み出ていたと
言えなくもないシーンなのでマシな方かな。
だって、それ以外は説明説明説明…だもの>いつものことだけど
それにしても
先週は叔父さんが来てくれて「男手」のある安心感を得られたと
絶賛体制だった小橋家なのに
今週は始まって早々、大して役に立たない上にイイカゲンな物言いをする
…てな立ち位置に逆戻り。
今迄、いつも必ず周囲に大きく助けてもらっていたから
今は今で叔父さんがいてくれるわけだけど、それじゃ力不足なので
不満が先に出てしまう小橋家の図ぅ?
叔父さんが大して役に立たないとなると
加えて鞠子は就職先が見つからないとなると
常子が稼ぐしかないってことで
とと姉ちゃんは「とと姉ちゃん」を一休みすることは許されない。
好きな雑誌を作るという“夢”も
内容云々よりも、今は狙い目の仕事という点に重きが置かれ
家族を養え!と強制される常子
…てな具合で、これまた逆戻り。
これも勿論、山師叔父さんらしい言葉ではあるけど
かかも妹達も何も反論しないのが凄い(笑)
何だか最初から最後まで
お金お金お金…!
がテーマなのか、このドラマは。
そんなプレッシャーをかけられる常子が気の毒かというと
全くそんな気持ちにもならないってのが面白いところ(笑)
子役時代は、ととからの呪縛だなあ…と
悲しみや怖さや不安を感じたものだったけど
今の常子は叔父さん以上に
「お金」至上主義に見えてしまうから>スマソ
鞠子のことを言いだすのではなく
企画は?
と問いかける常子。
それは簡単に却下され
どんな雑誌を作りたいかというミッチーからの課題も
無かったかの如く
サッサと方針を決めていく、ぐっさん社長。
一応ここは、常子が甲東出版を辞めて自分の出版社を作る
きっかけってことにはなっているのかな?
とも思うけど
でも、やはり
叔父さんの言う金儲けの手段という動機の方が大きいよね。
今日の
食べ物に飢える人々
を、一種の例えにして
娯楽に飢える人々
を、強調していたのかな…とは思うんだけど
叔父さんを批判する鞠子といい
儲けの観点から常子に出版を勧める叔父さんといい
やはり何か素直に受け取れない(^^;)
お竜さんに引き続き
常子の背中を押す(かなり即物的に)
という役割に過ぎなかった様子の鉄郎叔父さん。
ラストで再登場した綾さんも
実は同じ役割だったりして?
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

カストリ雑誌が出てくるエピあり

東京戦後地図ヤミ市跡を歩く

2016年6月号

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とと姉ちゃん (第79回・7/4) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
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なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
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敬称略
思うんだけど。
こういう...