007 スカイフォール - 2016.06.12 Sun
遂に『スカイフォール』に辿り着きましたぜ!
『007は二度死ぬ』の後に観たせいか(?)
すっげー面白かったんですけど(笑)
こちらでも二度死んでるし。
「尊厳なんて興味ない」by M
ダニエル・クレイグになって最初の二作は
007になりたての、スパイとしても人間的にも未熟なボンド
という設定だった。
3作目の今回は、それからだいぶ時間が経ったらしい。
M 「長い付き合いでしょ」
ボンド「長過ぎた」
に始まり
マロリー「これは若者の仕事だ」
Q 「時の移ろいの必然ですかね」
ボンド 「世代交代か」
ってな風に年月の経過をやたら強調している。
まあ、前半のMとの会話は
文字通り長い付き合い(腐れ縁)の男女の会話に重ねてもいると思う。
終盤、2人が逃避行するという展開にも繋がっていく。
後半は、時間だけでなく
ボンド自身、M自身がベテランを通り越して
衰えてきたことも含まれている。
Mの作戦は多くの部下達が死んでしまう結果を招くことになるし
ボンドも死にかけるし
そんなボンドが不死身ぶりを見せて復帰したかと思えば
その復帰テストは実は不合格だったというオチがつくし。
それだけでなく
諜報部員を派遣させるやり方自体がもう古いという見解が示され
色んな意味で追い込まれるボンド達であった。
これは多分
スパイ映画そのものが時代に合わなくなってきている…
という自虐(?)でもあるのだろう。
ペン型爆弾はもう古いというQの台詞がまんま示しているよね。
そのQ自身も世代交代。
初代がカワイイおじいちゃまで、二代目が『モンティパイソン』で
それぞれ魅力的だったし、ひじゅに的には一番好きなキャラだったので
今度はどんな人なのか、ちょっと不安だったんだけど
今度のQはクールな(つーか、素っ気ない)若者で
あらやだ、好みなんですけど
>ぉ
リード@『クリミナルマインド』をちょっと思い出させる感じ。
こちらの方がメンタルは強そうだけどね。
上目線のQやMに否定的なマロリーが
終盤になるとボンドに協力的になっていくところは、ちょい「萌え」
しかも、机上の人だった2人が実戦に関わることにより変わっていく。
その他の部分も昔の方向に戻っていく。
ボンド自身の昔が少し語られるし、実家に戻ったりもするし
その実家を舞台に、旧式の猟銃やナイフでの戦いになっていくし
まさに原点回帰という感じ?
悪役シルヴァも
Mへの個人的な恨みが動機であるところや
Mを「ママ」と呼ぶところや
Mと心中しようとするところ等
それこそ
世界征服だのサイコパスだの…よくある悪役ではなく
マザコン
ってところが興味深い。
しかも彼は、かつては優秀な諜報部員で
敵に捕まったところでMに見捨てられたってことが
ボンド自身と重なる。
ボンドは子供の頃に両親を亡くしたらしいけど
「みなしごはスパイに向いている」とかいうMの台詞からして
シルヴァも同じ様な境遇だったと推察できる。
つまり、ここでも2人は重なる。
ボンドと悪役が双生児の様な…
いや、もうひとりの自分と言って良い様な関係にある
M=母親を挟んで…
これは非常に面白いなと思った。
そのシルヴァ役のハビエル・バルデムが
相変わらず迫力や存在感はあるけど
不細工に見えない…というのに驚いた>ぇ
寧ろ角度によりイケメンに見えなくもなくもな…って感じ>どーいう感じよ?
これって、ダニエルも、いわゆるイケメンって顔じゃないし>スマソ
強面で老けてみえる…ってタイプだからかも?>何気に失礼
そういう意味でも2人が同じ様な存在というところが強調されていたかも?>ぉ
ラストでは新しいMとマニーペニー登場。
マニーペニーの場合は継承する名前ではなく個人だけど(笑)
ダニエル・ボンドの今迄の勤務期間、それはシリーズで言えば
ショーンからピアースまでを含むと思うのに
その間、マニーペニーはいなかったんかい!?
ということにもなるけど(笑)まあ、そこは置いといて(^^;)
ここで本当の本当に本来の007に戻った!
ちゅーことなのだろう。
先代のMの結末は悲しいけれど…
でも、マザコンを拗らせちゃったシルヴァと違い
ボンドは「あなたを信頼して良かった」と言われたし
ブルドッグの置物は貰えたし
報われたってことだよね。
男は父と母を乗り越えて一人前の大人になっていくのだよ。
あ、女も同じか。
『Skyfall』 2012年/イギリス、アメリカ
監督:サム・メンデス
脚本:ジョン・ローガン、ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド
撮影:ロジャー・ディーキンス
音楽:トーマス・ニューマン
主題歌:アデル『Skyfall』
原作:イアン・フレミング
出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)
ジュディ・デンチ(M)ハビエル・バルデム(シルヴァ)
レイフ・ファインズ(マロリー)ナオミ・ハリス(イヴ)
べレニス・マーロウ(セヴリン)アルバート・フィニー(キンケイド)
ベン・ウィショー(Q)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

ブルーレイ

Q マグカップ

トランプ

『007は二度死ぬ』の後に観たせいか(?)
すっげー面白かったんですけど(笑)
こちらでも二度死んでるし。
「尊厳なんて興味ない」by M
ダニエル・クレイグになって最初の二作は
007になりたての、スパイとしても人間的にも未熟なボンド
という設定だった。
3作目の今回は、それからだいぶ時間が経ったらしい。
M 「長い付き合いでしょ」
ボンド「長過ぎた」
に始まり
マロリー「これは若者の仕事だ」
Q 「時の移ろいの必然ですかね」
ボンド 「世代交代か」
ってな風に年月の経過をやたら強調している。
まあ、前半のMとの会話は
文字通り長い付き合い(腐れ縁)の男女の会話に重ねてもいると思う。
終盤、2人が逃避行するという展開にも繋がっていく。
後半は、時間だけでなく
ボンド自身、M自身がベテランを通り越して
衰えてきたことも含まれている。
Mの作戦は多くの部下達が死んでしまう結果を招くことになるし
ボンドも死にかけるし
そんなボンドが不死身ぶりを見せて復帰したかと思えば
その復帰テストは実は不合格だったというオチがつくし。
それだけでなく
諜報部員を派遣させるやり方自体がもう古いという見解が示され
色んな意味で追い込まれるボンド達であった。
これは多分
スパイ映画そのものが時代に合わなくなってきている…
という自虐(?)でもあるのだろう。
ペン型爆弾はもう古いというQの台詞がまんま示しているよね。
そのQ自身も世代交代。
初代がカワイイおじいちゃまで、二代目が『モンティパイソン』で
それぞれ魅力的だったし、ひじゅに的には一番好きなキャラだったので
今度はどんな人なのか、ちょっと不安だったんだけど
今度のQはクールな(つーか、素っ気ない)若者で
あらやだ、好みなんですけど

リード@『クリミナルマインド』をちょっと思い出させる感じ。
こちらの方がメンタルは強そうだけどね。
上目線のQやMに否定的なマロリーが
終盤になるとボンドに協力的になっていくところは、ちょい「萌え」
しかも、机上の人だった2人が実戦に関わることにより変わっていく。
その他の部分も昔の方向に戻っていく。
ボンド自身の昔が少し語られるし、実家に戻ったりもするし
その実家を舞台に、旧式の猟銃やナイフでの戦いになっていくし
まさに原点回帰という感じ?
悪役シルヴァも
Mへの個人的な恨みが動機であるところや
Mを「ママ」と呼ぶところや
Mと心中しようとするところ等
それこそ
世界征服だのサイコパスだの…よくある悪役ではなく
マザコン

ってところが興味深い。
しかも彼は、かつては優秀な諜報部員で
敵に捕まったところでMに見捨てられたってことが
ボンド自身と重なる。
ボンドは子供の頃に両親を亡くしたらしいけど
「みなしごはスパイに向いている」とかいうMの台詞からして
シルヴァも同じ様な境遇だったと推察できる。
つまり、ここでも2人は重なる。
ボンドと悪役が双生児の様な…
いや、もうひとりの自分と言って良い様な関係にある
M=母親を挟んで…
これは非常に面白いなと思った。
そのシルヴァ役のハビエル・バルデムが
相変わらず迫力や存在感はあるけど
不細工に見えない…というのに驚いた>ぇ
寧ろ角度によりイケメンに見えなくもなくもな…って感じ>どーいう感じよ?
これって、ダニエルも、いわゆるイケメンって顔じゃないし>スマソ
強面で老けてみえる…ってタイプだからかも?>何気に失礼
そういう意味でも2人が同じ様な存在というところが強調されていたかも?>ぉ
ラストでは新しいMとマニーペニー登場。
マニーペニーの場合は継承する名前ではなく個人だけど(笑)
ダニエル・ボンドの今迄の勤務期間、それはシリーズで言えば
ショーンからピアースまでを含むと思うのに
その間、マニーペニーはいなかったんかい!?
ということにもなるけど(笑)まあ、そこは置いといて(^^;)
ここで本当の本当に本来の007に戻った!
ちゅーことなのだろう。
先代のMの結末は悲しいけれど…
でも、マザコンを拗らせちゃったシルヴァと違い
ボンドは「あなたを信頼して良かった」と言われたし
ブルドッグの置物は貰えたし
報われたってことだよね。
男は父と母を乗り越えて一人前の大人になっていくのだよ。
あ、女も同じか。
『Skyfall』 2012年/イギリス、アメリカ
監督:サム・メンデス
脚本:ジョン・ローガン、ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド
撮影:ロジャー・ディーキンス
音楽:トーマス・ニューマン
主題歌:アデル『Skyfall』
原作:イアン・フレミング
出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)
ジュディ・デンチ(M)ハビエル・バルデム(シルヴァ)
レイフ・ファインズ(マロリー)ナオミ・ハリス(イヴ)
べレニス・マーロウ(セヴリン)アルバート・フィニー(キンケイド)
ベン・ウィショー(Q)
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● COMMENT ●
ジャスターさん☆
ありがとうございます。
おかげさまで無事『スカイフォール』まで辿り着けました(笑)
初見がピアースなので彼のイメージをずっと引きずっていて
ダニエルもショーンもそれぞれ魅力的ではあるけどメインはピアース!
と思ってきたんですが
この『スカイフォール』ですっかりダニエル派になってしまいました(笑)
まあ、『007』はまだまだ未見のものがありますからね。
奥は深い!
シリーズ全制覇を目指します(^^)
おかげさまで無事『スカイフォール』まで辿り着けました(笑)
初見がピアースなので彼のイメージをずっと引きずっていて
ダニエルもショーンもそれぞれ魅力的ではあるけどメインはピアース!
と思ってきたんですが
この『スカイフォール』ですっかりダニエル派になってしまいました(笑)
まあ、『007』はまだまだ未見のものがありますからね。
奥は深い!
シリーズ全制覇を目指します(^^)
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ジュディディンチが実質ボンドガールで最後の出演となり、結構切ないですけど、ジュディディンチMを応援してた私にとっては満足な作品でした。
ここまでくれば、次回はスペクターですね。カジノロワイヤル、慰めの報酬、スカイフォールの3作品の内容が全てつながったダニエルボンドにとっての集大成となる作品です。
http://blog.livedoor.jp/juster1111/archives/1019126458.html
Mが変わって楽しめるかと不安だったけど、意外に新Mもボンドとツンデレ関係ながらも良い味出してて、ちょっぴりアクションシーンもあったし、新しいQも命を狙われ敵に囲まれたり、逃亡するようなひじゅにさん的萌えシーンもありまっせw
スペクターもDVDでお願いします♪
ちなみにマネーペニーはピアース時代まではいたことから、あの三作品はショーンコネリーより前って設定なのかな。携帯電話で話しているけどねw