とと姉ちゃん>『とと姉ちゃん』6話 - 2016.04.09 Sat
子供時代の終わり―
いつもなら
どっちかっちゅーと
早く大人編になってほしいと思う方
どんなに子供編が素晴らしくてもね
だって、物語はそれからが本番だから
でも
今回ばかりは
ああ、大人になっちゃったよ…(寂)
と思ってしまった(笑)
…ひじゅにですが何か?
「何となく、とと姉ちゃんは誕生したのです」by檀ふみ
↑「何となく」が良いね
初回は大人編がチラリ映ってから始まった。
そこから子供時代へと遡るのは
このところ、よく見られる手法。
でも、その最初に提示される大人編の一コマが
何か大きな出来事が起きた時ではなく
ヒロインにとっては既に「日常」となっている風景
…ってところに“地続き感”があって面白い
と、感想を書いた。
その“地続き感”こそが
物凄く“狙ってた”ことなんだなと今にしては思う。
この一週間、もうシツコイ程に強調されていたのが
「何気ない暮らし」だから。
だから
ととは倒れるところも臨終も見せずに
日常と地続きで静かに逝ってしまった。
この一週間で繰り広げられた物語も
殊更ドラマチックに盛り上げたりせず
「何気ない」けれど、それぞれ違う一瞬一瞬を描いてきた。
まあ、個人的感覚からすると
物語そのものがそんな風に上手く描けているから
言葉で何度も強調するのはどうなのかなあ…と
ちょい気になったんだけども>シツコイ?
でも、これこそがヒロインの人生の土台となるものだから
視聴者にもハッキリと印象付けるために必要なものだったのかもね。
主旨としてはとても的確だと思うよ。
何しろ『あなたの暮らし』(暮らしの手帖)という形で
結実するわけだからね。
ただ、ちょっとばかし怖いなあ…
と思うのは>これもシツコイ?
愛に満ちた子供時代から
“守らねばならない”“しっかりと自分が立たねばならない”
という時代に足を踏み入れていくヒロインだけど
その気概が自然に彼女の中に生まれたものであるなら
視聴者としても自然に「頑張れよ」と言えるんだけど
ととから課せられた呪縛というか枷というか…
そうした重い部分があると、どうしても思える展開だから
そこが物凄くシリアス。
ととは、その「何気ない暮らし」を守るために
まさに妄執と言って良いくらいに
全身全霊を尽くした挙句
戦死してしまった…のかもしれない。
その果たせなかった部分を幼くして背負わされた常子を思うと
やっぱ、明るい気持ちだけでは観ていられない。
ヒネクレひじゅにの深読みに過ぎない可能性もあると思ってたけど
今日は早速、無理している常子の図ぅから始まった。
やっぱ意図的なのかもね。
これがキチンと貫かれれば
朝ドラとしては画期的と言って良いものとなるかも。
(某『まれ』へのアンチテーゼ?)
ともかくも今日は
ととの代わりになる、という重圧にイッパイイッパイの常子ちゃん。
大人達(を代表する社長)からは単純に褒められる。
大人にとっては理想的な態度だもんな。
でも、同じ気丈な態度でも、大人のそれと子供のそれでは重さが違う。
鞠子ちゃんからは「冷たい」とアカラサマに批判される。
内面の重圧がまだ理解できないから。
常子ちゃんはもはや妹達の様に子供でいることは許されなくなってしまった。
鞠子ちゃんがアレコレ言っている時
かかが意外に庇ってくれなかったことに、ちょいイライラ。
自分の悲しみを抱えるだけで精一杯なのだろう。
無理もないことだし、責めることなんて決してできない。
それに、この時点では、ととの願いをまだ知らないし
常子ちゃんの態度を理解しきれないでいるのだろう。
でも、視聴者としては
常子ちゃんの無理が分かっているから
もっとフォローしてやれよ!
と、無理を言いたくなっちゃうんだよね>スマソ
走り出る常子ちゃんを追いかける姿も
何だかトロくさくて>スマソ×2
ととが妻であり母親である彼女にではなく
幼い長女に託した理由が分かる気がする>スマソ×3
それでもね
常子ちゃんを泣かせてあげたことは良かった。
あの瞬間だけ子供に返らせてあげたわけだから
アッパレ母親!とも思う。
まあ、実際には、引き金になったのは鞠子ちゃんだし
かかは抱きしめてあげただけ…とも言えるけど
要は、泣ける場所を提供してあげたってことが良かったよ。
場所といえば、あの場所そのものも
思い出の桜の下ってのが良かった。
昨日あれだけ見事だったピンクの布も今は取り去られ
ととの不在と重なるかの様な、枝ばかりの桜の木ってのが。
泣けたことでパンパンに張り詰めた心が柔らかくなり
皆の前で「ととの代わり」宣言をする常子ちゃん。
呼び名は「とと姉ちゃん」と決定!
あくまでも「何となく」(笑)
これで呪縛が呪縛でなくなったのか
やはり今後も呪縛として彼女にのしかかるのか
見どころというところ?
ここで、あっという間に4年が経過し
ヒロインは高畑充希さんにチェンジ。
あの桜の木が満開になっている季節。
今週は聞かれることのなかった
「どーしたもんじゃろのー」が
来週は登場するらしい。
ムカつかなければ良いんじゃがのー>こらこら
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

何となく懐かしいキャンディ

みかんパズル

何気ない日常も少し贅沢な気分で

いつもなら
どっちかっちゅーと
早く大人編になってほしいと思う方
どんなに子供編が素晴らしくてもね
だって、物語はそれからが本番だから
でも
今回ばかりは
ああ、大人になっちゃったよ…(寂)
と思ってしまった(笑)
…ひじゅにですが何か?
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↑「何となく」が良いね
初回は大人編がチラリ映ってから始まった。
そこから子供時代へと遡るのは
このところ、よく見られる手法。
でも、その最初に提示される大人編の一コマが
何か大きな出来事が起きた時ではなく
ヒロインにとっては既に「日常」となっている風景
…ってところに“地続き感”があって面白い
と、感想を書いた。
その“地続き感”こそが
物凄く“狙ってた”ことなんだなと今にしては思う。
この一週間、もうシツコイ程に強調されていたのが
「何気ない暮らし」だから。
だから
ととは倒れるところも臨終も見せずに
日常と地続きで静かに逝ってしまった。
この一週間で繰り広げられた物語も
殊更ドラマチックに盛り上げたりせず
「何気ない」けれど、それぞれ違う一瞬一瞬を描いてきた。
まあ、個人的感覚からすると
物語そのものがそんな風に上手く描けているから
言葉で何度も強調するのはどうなのかなあ…と
ちょい気になったんだけども>シツコイ?
でも、これこそがヒロインの人生の土台となるものだから
視聴者にもハッキリと印象付けるために必要なものだったのかもね。
主旨としてはとても的確だと思うよ。
何しろ『あなたの暮らし』(暮らしの手帖)という形で
結実するわけだからね。
ただ、ちょっとばかし怖いなあ…
と思うのは>これもシツコイ?
愛に満ちた子供時代から
“守らねばならない”“しっかりと自分が立たねばならない”
という時代に足を踏み入れていくヒロインだけど
その気概が自然に彼女の中に生まれたものであるなら
視聴者としても自然に「頑張れよ」と言えるんだけど
ととから課せられた呪縛というか枷というか…
そうした重い部分があると、どうしても思える展開だから
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ととは、その「何気ない暮らし」を守るために
まさに妄執と言って良いくらいに
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戦死してしまった…のかもしれない。
その果たせなかった部分を幼くして背負わされた常子を思うと
やっぱ、明るい気持ちだけでは観ていられない。
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今日は早速、無理している常子の図ぅから始まった。
やっぱ意図的なのかもね。
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朝ドラとしては画期的と言って良いものとなるかも。
(某『まれ』へのアンチテーゼ?)
ともかくも今日は
ととの代わりになる、という重圧にイッパイイッパイの常子ちゃん。
大人達(を代表する社長)からは単純に褒められる。
大人にとっては理想的な態度だもんな。
でも、同じ気丈な態度でも、大人のそれと子供のそれでは重さが違う。
鞠子ちゃんからは「冷たい」とアカラサマに批判される。
内面の重圧がまだ理解できないから。
常子ちゃんはもはや妹達の様に子供でいることは許されなくなってしまった。
鞠子ちゃんがアレコレ言っている時
かかが意外に庇ってくれなかったことに、ちょいイライラ。
自分の悲しみを抱えるだけで精一杯なのだろう。
無理もないことだし、責めることなんて決してできない。
それに、この時点では、ととの願いをまだ知らないし
常子ちゃんの態度を理解しきれないでいるのだろう。
でも、視聴者としては
常子ちゃんの無理が分かっているから
もっとフォローしてやれよ!
と、無理を言いたくなっちゃうんだよね>スマソ
走り出る常子ちゃんを追いかける姿も
何だかトロくさくて>スマソ×2
ととが妻であり母親である彼女にではなく
幼い長女に託した理由が分かる気がする>スマソ×3
それでもね
常子ちゃんを泣かせてあげたことは良かった。
あの瞬間だけ子供に返らせてあげたわけだから
アッパレ母親!とも思う。
まあ、実際には、引き金になったのは鞠子ちゃんだし
かかは抱きしめてあげただけ…とも言えるけど
要は、泣ける場所を提供してあげたってことが良かったよ。
場所といえば、あの場所そのものも
思い出の桜の下ってのが良かった。
昨日あれだけ見事だったピンクの布も今は取り去られ
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やはり今後も呪縛として彼女にのしかかるのか
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