『坂道の家』 - 2014.12.28 Sun
録画してたのを、ようやく観た。
なかなか面白かった。
例によって原作は未読なので、あくまでもドラマの感想―
まず、登場する家が良いな♪
タイトルになっている坂道の家は勿論のこと
最初にヒロイン@杉田りえ子が住んでいた家も
彼女が建てた店も
幼馴染@川添直樹が住むマンションも。
舞台を現代に変えたことを象徴するかの様にモダンなデザインで
窓から光が差し込んでくる様子が素敵だと思った。
物語は、りえ子の少女時代のある出来事から始まる。
穴の上におびき寄せて…ってところは
映画『黙秘』と同じ>ワザと?
あちらは母が…
こちらは娘が…
というところで関連付けてる?
穴の中で母親@鷹子がカッと目を見開くところは
あの瞬間、娘の自分への憎しみに気付いたってことなのかな?
母親として、これ以上の苦痛はないだろうな。
いつか娘と2人で町を出たいと言っていた彼女だから。
そうした過去が先に語られたことで
後のりえ子の生き方にも嫌悪感はなかった。
あ、勿論、イケナイことですけど(^^;)
でも、寺島吉太郎に行き当たるまでは
サラッと描かれたせいか、相手の男側も割り切った関係だった様な
ドライな印象を受けたもんだからさ。
その分、寺島の場合は登場時から違う雰囲気が感じられ
彼はズタボロにされちゃうんだろうなあ…
後味悪そうだなあ…
と、ちょっと観続けるのが不安になってしまった。
後半の豹変ぶりに、そんな気持ちは吹っ飛んだけど(笑)
もう、目つきからして別人の様になっていて
さすが榎本明!と思ったよ。
尾野真千子&榎本明のコンビで松本清張モノは以前に『疑惑』があった。
あちらはオノマチが下品ちょっと手前みたいな味わいなのが良かった。
田舎のオジサンが夢中になっちゃうのも分かる、みたいな。
今回は、上品とまでは行かないものの(酷)
美形度が上がったというか、慣れきった日常の少し上に居る感がある。
現実にどっぷり浸っているオジサンが夢を追っちゃうのも分かる、みたいな。
どちらも絶妙と言えるかな。
まあ、今回はもうちょい妖艶な感じでも良かった気もするけど
でも、それではイカニモ危険な女って印象が強くなっちゃうかもな。
ところで、ちょっと疑問に思ったのは
調査会社に頼んだからといえ
母親の一件が殺人であること、りえ子が犯人であることが
簡単に判明しちゃうもの?
一応、事故として片付いてるんでしょ?
寺島が個人的にそう推理したとか
それでカマをかけたとかなら分かるけど
そういう描写じゃなかったよね?
単に私の理解不足?>有り得るあり得る
それから直樹は
あの状況で、あの坂道を、あれだけの氷を運んどいて
りえ子がしようとしていることを全く察することができなかったの?
てっきり 2人で示し合わせての行動かと思っちゃったよ。
それは母親の件でも同じ。
いっそ共犯にした方が良かったんじゃ…?
単に2人して…というのではアリキタリかもしれないけど
準教授だけあって頭良いハズの直樹が計画して
りえ子が実行して
その後は今も昔も直樹はトンズラ
…みたいな結末なら後味悪くて面白かったかも>ぇ
そうではなく彼は潔白、とするのなら
逆に彼も破滅するという結末であってほしい(酷
直樹の婚約者が写真を直樹に見せたシーンでは
りえ子同様“女のシタタカサ”を描いてんのかな?
と思ったけど
りえ子が逮捕されれば嫌でも直樹との関係は発覚するハズだから
直樹は罪に問われなかったとしても、婚約はダメになり
社会的に抹殺されちゃったりしてさ。
まあ、この最後にはバレるってオチは
倫理的には合っているのだろうけど
物語的にはよくあるオチなのが、ちょい残念かも>ぇ
ただ、イカニモ望遠レンズで見てるって感じの映像が何度か出て
その後に調査会社の話が出てきたので、そのカメラだったのかと思わせて
実は…という、どんでん返し風な描き方は面白かったと思う。
最期になりましたが
いよっ、オノマチ!!!
やはりコレを言わないとね(笑)
次作を楽しみにしてるぜ。
原作:松本清張
監督:鶴橋康夫
脚本:池端俊策
出演:尾野真千子、柄本明、小澤征悦、渡辺えり、笛木優子
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

原作

極悪がんぼ

水に入れればファンタジー

なかなか面白かった。
例によって原作は未読なので、あくまでもドラマの感想―
まず、登場する家が良いな♪
タイトルになっている坂道の家は勿論のこと
最初にヒロイン@杉田りえ子が住んでいた家も
彼女が建てた店も
幼馴染@川添直樹が住むマンションも。
舞台を現代に変えたことを象徴するかの様にモダンなデザインで
窓から光が差し込んでくる様子が素敵だと思った。
物語は、りえ子の少女時代のある出来事から始まる。
穴の上におびき寄せて…ってところは
映画『黙秘』と同じ>ワザと?
あちらは母が…
こちらは娘が…
というところで関連付けてる?
穴の中で母親@鷹子がカッと目を見開くところは
あの瞬間、娘の自分への憎しみに気付いたってことなのかな?
母親として、これ以上の苦痛はないだろうな。
いつか娘と2人で町を出たいと言っていた彼女だから。
そうした過去が先に語られたことで
後のりえ子の生き方にも嫌悪感はなかった。
あ、勿論、イケナイことですけど(^^;)
でも、寺島吉太郎に行き当たるまでは
サラッと描かれたせいか、相手の男側も割り切った関係だった様な
ドライな印象を受けたもんだからさ。
その分、寺島の場合は登場時から違う雰囲気が感じられ
彼はズタボロにされちゃうんだろうなあ…
後味悪そうだなあ…
と、ちょっと観続けるのが不安になってしまった。
後半の豹変ぶりに、そんな気持ちは吹っ飛んだけど(笑)
もう、目つきからして別人の様になっていて
さすが榎本明!と思ったよ。
尾野真千子&榎本明のコンビで松本清張モノは以前に『疑惑』があった。
あちらはオノマチが下品ちょっと手前みたいな味わいなのが良かった。
田舎のオジサンが夢中になっちゃうのも分かる、みたいな。
今回は、上品とまでは行かないものの(酷)
美形度が上がったというか、慣れきった日常の少し上に居る感がある。
現実にどっぷり浸っているオジサンが夢を追っちゃうのも分かる、みたいな。
どちらも絶妙と言えるかな。
まあ、今回はもうちょい妖艶な感じでも良かった気もするけど
でも、それではイカニモ危険な女って印象が強くなっちゃうかもな。
ところで、ちょっと疑問に思ったのは
調査会社に頼んだからといえ
母親の一件が殺人であること、りえ子が犯人であることが
簡単に判明しちゃうもの?
一応、事故として片付いてるんでしょ?
寺島が個人的にそう推理したとか
それでカマをかけたとかなら分かるけど
そういう描写じゃなかったよね?
単に私の理解不足?>有り得るあり得る
それから直樹は
あの状況で、あの坂道を、あれだけの氷を運んどいて
りえ子がしようとしていることを全く察することができなかったの?
てっきり 2人で示し合わせての行動かと思っちゃったよ。
それは母親の件でも同じ。
いっそ共犯にした方が良かったんじゃ…?
単に2人して…というのではアリキタリかもしれないけど
準教授だけあって頭良いハズの直樹が計画して
りえ子が実行して
その後は今も昔も直樹はトンズラ
…みたいな結末なら後味悪くて面白かったかも>ぇ
そうではなく彼は潔白、とするのなら
逆に彼も破滅するという結末であってほしい(酷
直樹の婚約者が写真を直樹に見せたシーンでは
りえ子同様“女のシタタカサ”を描いてんのかな?
と思ったけど
りえ子が逮捕されれば嫌でも直樹との関係は発覚するハズだから
直樹は罪に問われなかったとしても、婚約はダメになり
社会的に抹殺されちゃったりしてさ。
まあ、この最後にはバレるってオチは
倫理的には合っているのだろうけど
物語的にはよくあるオチなのが、ちょい残念かも>ぇ
ただ、イカニモ望遠レンズで見てるって感じの映像が何度か出て
その後に調査会社の話が出てきたので、そのカメラだったのかと思わせて
実は…という、どんでん返し風な描き方は面白かったと思う。
最期になりましたが
いよっ、オノマチ!!!
やはりコレを言わないとね(笑)
次作を楽しみにしてるぜ。
原作:松本清張
監督:鶴橋康夫
脚本:池端俊策
出演:尾野真千子、柄本明、小澤征悦、渡辺えり、笛木優子
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原作

極悪がんぼ

水に入れればファンタジー

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