画皮 あやかしの恋 - 2013.10.20 Sun
中国の古典『聊斎志異』の一篇を基にしたもの。
まあ『聊斎志異』については手塚治虫『新・聊斎志異』で知った程度で
この映画の元ネタもネットでチラリ目にしたことがあるだけ(^^;)
その限りでは、映画はかなりアレンジを加えている。
人間に化けた妖魔が人間の妻になろうと画策する話で
ホラーファンタジーが土台にはなっているのだけど―
個人的には何と言っても
ドニーよー!
ドニ―兄よー!
というところで(笑)
だからアクションシーンも見どころとなってはいるのだけど―
メインはラブストーリー。
それも
妖魔と人間の三角関係。
★☆★ネタバレあり★☆★
狐の妖魔@小唯と彼女のために人間の心臓を取るトカゲの妖魔@小易。
小唯は将軍@王生の妻の座を狙っているのだけれど
人間の世界を制覇するとか自分の餌にすべく多くの人間を捕えるとか
“悪”のためだと思ったら(最初はそうだった可能性もあるけど)
そうではなくて、王生を本気で愛してしまったから。
ここにちょっと説得力足りないかな…という気もするのだけど
そもそも2人の出逢いを考えてみると
彼女が盗賊団の虜だと思って助け出した王生の態度はカッコ良かったよね。
カッコつけ過ぎか?という感じもあるけど>こらこら
でも、裸同然の彼女に布を投げてやり、抱きかかえて救出…だもんなあ
これは惚れるわなあ…
それに、やはり美男子だし。
夢のシーンで髪を長く垂らした王生@チェン・クンの美しさには
一瞬、ドニー兄を忘れてしまったほど>ぉ
ジョウ・シュン演じる小唯は妖艶さと清純さを併せ持っていて
王生が惑わされるのも、まあ無理はないかなあ…って感じだし。
それでも妻@佩蓉のために理性を働かせようと努力する王生の姿は良かったし
真に愛しているのは妻@佩蓉だという姿勢を崩さずにいるところは感心したのに
最後の最後でのあの告白は何なのよ!?
という気がしなくもない。
まあ、小唯にとっては、そこが救いとなったのだろうし
それ故にハッピーエンドで済んだのだろうけど(^^;)
佩蓉の方は、王生とドニー兄の2人に求愛され王生を選んだ
という過去があるわけで
それが今度は王生と小唯との三角関係に悩まされることになり
ある意味、因果応報みたいなところはあるんだけど…
それにしても、妖魔の汚名を着せられて死ぬ道を選ばされるなんて
気の毒過ぎるよなあ。
夫と妖魔が惹かれ合っていることを認め
また他に犠牲者を出さないために
自己犠牲を払う…というところは
彼女を王生に託し姿を消した後
彼女に頼まれて妖魔退治のために戻ってきて
身を捨てて戦ったドニー兄の姿と重なる。
だから
ドニー兄の扱いをもっと大きくしなさいよ!
と思ってしまうのは贔屓目が過ぎる?(笑)
まあ、アクションシーンは結構あったし
歌まで聞けたし(笑)
あの髪型(前髪垂らした結髪)は可愛かったし
新しい人生&恋は手にしたし
彼もまたハッピーエンドだったからOK。
メインの女性2人より個人的には魅力的に感じた夏冰の
成長物語にもなっていたな。
ということで
全体を眺めてみるならば
やはり、佩蓉の一途で誠実な愛が要で
彼女があってこその物語になっていると思う。
とはいえ
ラストで狐の姿でうずくまる小唯は
さすがに哀れを催した。
これが一番印象に残っている。
『画皮/Painted Skin』 2008年/シンガポール・中国・香港
監督・製作:ゴードン・チャン
出演:
ジョウ・シュン(小唯/シャオウェイ)、ヴィッキー・チャオ(佩蓉/ペイロン)
チェン・クン(王生/ワン・シェン)、ドニ―・イェン(龐勇/パン・ヨン)
スン・リー(夏冰/シア・ビン)、チー・ユ―ウ―(小易/シャオイー)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

☆ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります☆

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まあ『聊斎志異』については手塚治虫『新・聊斎志異』で知った程度で
この映画の元ネタもネットでチラリ目にしたことがあるだけ(^^;)
その限りでは、映画はかなりアレンジを加えている。
人間に化けた妖魔が人間の妻になろうと画策する話で
ホラーファンタジーが土台にはなっているのだけど―
個人的には何と言っても
ドニーよー!
ドニ―兄よー!
というところで(笑)
だからアクションシーンも見どころとなってはいるのだけど―
メインはラブストーリー。
それも
妖魔と人間の三角関係。
★☆★ネタバレあり★☆★
狐の妖魔@小唯と彼女のために人間の心臓を取るトカゲの妖魔@小易。
小唯は将軍@王生の妻の座を狙っているのだけれど
人間の世界を制覇するとか自分の餌にすべく多くの人間を捕えるとか
“悪”のためだと思ったら(最初はそうだった可能性もあるけど)
そうではなくて、王生を本気で愛してしまったから。
ここにちょっと説得力足りないかな…という気もするのだけど
そもそも2人の出逢いを考えてみると
彼女が盗賊団の虜だと思って助け出した王生の態度はカッコ良かったよね。
カッコつけ過ぎか?という感じもあるけど>こらこら
でも、裸同然の彼女に布を投げてやり、抱きかかえて救出…だもんなあ
これは惚れるわなあ…
それに、やはり美男子だし。
夢のシーンで髪を長く垂らした王生@チェン・クンの美しさには
一瞬、ドニー兄を忘れてしまったほど>ぉ
ジョウ・シュン演じる小唯は妖艶さと清純さを併せ持っていて
王生が惑わされるのも、まあ無理はないかなあ…って感じだし。
それでも妻@佩蓉のために理性を働かせようと努力する王生の姿は良かったし
真に愛しているのは妻@佩蓉だという姿勢を崩さずにいるところは感心したのに
最後の最後でのあの告白は何なのよ!?
という気がしなくもない。
まあ、小唯にとっては、そこが救いとなったのだろうし
それ故にハッピーエンドで済んだのだろうけど(^^;)
佩蓉の方は、王生とドニー兄の2人に求愛され王生を選んだ
という過去があるわけで
それが今度は王生と小唯との三角関係に悩まされることになり
ある意味、因果応報みたいなところはあるんだけど…
それにしても、妖魔の汚名を着せられて死ぬ道を選ばされるなんて
気の毒過ぎるよなあ。
夫と妖魔が惹かれ合っていることを認め
また他に犠牲者を出さないために
自己犠牲を払う…というところは
彼女を王生に託し姿を消した後
彼女に頼まれて妖魔退治のために戻ってきて
身を捨てて戦ったドニー兄の姿と重なる。
だから
ドニー兄の扱いをもっと大きくしなさいよ!
と思ってしまうのは贔屓目が過ぎる?(笑)
まあ、アクションシーンは結構あったし
歌まで聞けたし(笑)
あの髪型(前髪垂らした結髪)は可愛かったし
新しい人生&恋は手にしたし
彼もまたハッピーエンドだったからOK。
メインの女性2人より個人的には魅力的に感じた夏冰の
成長物語にもなっていたな。
ということで
全体を眺めてみるならば
やはり、佩蓉の一途で誠実な愛が要で
彼女があってこその物語になっていると思う。
とはいえ
ラストで狐の姿でうずくまる小唯は
さすがに哀れを催した。
これが一番印象に残っている。
『画皮/Painted Skin』 2008年/シンガポール・中国・香港
監督・製作:ゴードン・チャン
出演:
ジョウ・シュン(小唯/シャオウェイ)、ヴィッキー・チャオ(佩蓉/ペイロン)
チェン・クン(王生/ワン・シェン)、ドニ―・イェン(龐勇/パン・ヨン)
スン・リー(夏冰/シア・ビン)、チー・ユ―ウ―(小易/シャオイー)
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