自分の機嫌は自分で>『らんまん』第10週 - 2023.06.09 Fri
万太郎と寿恵子
それぞれ自分の道を歩み出す―
ちゅーことで
2人を対比させる様な描き方
お互いがお互いの背中を押すといった形で始まったので
その顛末を並行して描くのは興味深い
万太郎メインでは、ちょっと地味だし
一般受けし難いかもしれないところを
寿恵子パートにも重きを置くことで、華やかさも加わるし
恋話で多くの視聴者を引っ張る
…という計算?
…ひじゅにですが何か
「わしは消えんと思います」by万太郎
第10週『ノアザミ』
毎週、癖の強い人物が登場する―
というパターンは今週も健在。
でも、そんな中で、万太郎自身の個性がどんどん際立ってきている。
つまりは、成長しているということなのだろうけど
そこを説明臭くなく、エピソードで自然に見せて行くのが良いね。
個性的な人物だらけの中をかいくぐり
最終的には皆と仲良くなっちゃう、人たらし(?)な万太郎がカワイイ。
仕事覚えが早く、「器用」だと褒められるところは
朝ドラ的にはちょっと新鮮。
だって、朝ドラ・ヒロインは不器用が多く
トンデモナイ失敗をしでかすのが”お約束”。
例えば、鍋を引っくり返して中身を派手にぶちまけるとかね(笑)。
一生懸命なあまり…という健気さアピールの場合もあれば
他のことに気を取られボーっとしていることの表現だったりもするけど。
今週は印刷所編―
「写すことには限界がある」
初っ端から画工の岩下に喧嘩を売っちゃう万太郎。
実際には、石版印刷そのものへの喧嘩だけど。
手塚治虫がデビューした頃
さすがに石版印刷ではなかったものの
描き版とかいって、元の絵を職人がトレースしたものを
印刷するという方法だったそうだ。
トレースの上手い下手も当然あるし
職人自身の絵の癖が出てしまったりもするし
どうしても元絵とは違うものになってしまったらしい。
だから、万太郎の気持ちはよく分かる。
でも、職人側にもプライドがあるわけで
ここですぐにぶつかり合って騒動が起きるという
安易な展開にしなかったのは、さすがッス。
双方の気持ちを描いた上で
技術的なものは移り変わっていくもの―
でも、携わる者達の意欲や志は変わらない―
という結論にしたのは良かった。
万太郎の絵についても
「本物を伝えるための手立てとしての絵」
という評価になったのも上手い結論。
寿恵子の方は心地良いサクセスストーリーとはならず
高藤の妾になるという話に発展。
いや、最初からそういう結論ありきだったわけだけどさ。
男性は自分の道を真っ直ぐに歩んで行けるのに
女性はそうするチャンスが訪れたかの様に見えても
最後に辿り着くのはこんなものしかない。
悲しいよなあ…
とはいえ、まだ選択肢は残っていて
その分だけ、それ以前の女性よりは自由になったってことかなあ。
寿恵子の選ぶ道は2つあることが
ラストの唐突に(さり気なく…というべき?)登場した
ヤジロベエに象徴されている。
通行人を見下し追い払いながら疾走する馬車と
その前を平気で横切り>つーか、見えてない(笑)
ノアザミに駆け寄る万太郎という分かり易い対比。
寿恵子はノアザミの様に
美しいけれど、周囲には迎合しないトゲも装備している。
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

ノアザミ
水ようかん
石版印刷風ポスター(カリフォルニア州立公園 地図)
それぞれ自分の道を歩み出す―
ちゅーことで
2人を対比させる様な描き方
お互いがお互いの背中を押すといった形で始まったので
その顛末を並行して描くのは興味深い
万太郎メインでは、ちょっと地味だし
一般受けし難いかもしれないところを
寿恵子パートにも重きを置くことで、華やかさも加わるし
恋話で多くの視聴者を引っ張る
…という計算?
…ひじゅにですが何か
「わしは消えんと思います」by万太郎
第10週『ノアザミ』
毎週、癖の強い人物が登場する―
というパターンは今週も健在。
でも、そんな中で、万太郎自身の個性がどんどん際立ってきている。
つまりは、成長しているということなのだろうけど
そこを説明臭くなく、エピソードで自然に見せて行くのが良いね。
個性的な人物だらけの中をかいくぐり
最終的には皆と仲良くなっちゃう、人たらし(?)な万太郎がカワイイ。
仕事覚えが早く、「器用」だと褒められるところは
朝ドラ的にはちょっと新鮮。
だって、朝ドラ・ヒロインは不器用が多く
トンデモナイ失敗をしでかすのが”お約束”。
例えば、鍋を引っくり返して中身を派手にぶちまけるとかね(笑)。
一生懸命なあまり…という健気さアピールの場合もあれば
他のことに気を取られボーっとしていることの表現だったりもするけど。
今週は印刷所編―
「写すことには限界がある」
初っ端から画工の岩下に喧嘩を売っちゃう万太郎。
実際には、石版印刷そのものへの喧嘩だけど。
手塚治虫がデビューした頃
さすがに石版印刷ではなかったものの
描き版とかいって、元の絵を職人がトレースしたものを
印刷するという方法だったそうだ。
トレースの上手い下手も当然あるし
職人自身の絵の癖が出てしまったりもするし
どうしても元絵とは違うものになってしまったらしい。
だから、万太郎の気持ちはよく分かる。
でも、職人側にもプライドがあるわけで
ここですぐにぶつかり合って騒動が起きるという
安易な展開にしなかったのは、さすがッス。
双方の気持ちを描いた上で
技術的なものは移り変わっていくもの―
でも、携わる者達の意欲や志は変わらない―
という結論にしたのは良かった。
万太郎の絵についても
「本物を伝えるための手立てとしての絵」
という評価になったのも上手い結論。
寿恵子の方は心地良いサクセスストーリーとはならず
高藤の妾になるという話に発展。
いや、最初からそういう結論ありきだったわけだけどさ。
男性は自分の道を真っ直ぐに歩んで行けるのに
女性はそうするチャンスが訪れたかの様に見えても
最後に辿り着くのはこんなものしかない。
悲しいよなあ…
とはいえ、まだ選択肢は残っていて
その分だけ、それ以前の女性よりは自由になったってことかなあ。
寿恵子の選ぶ道は2つあることが
ラストの唐突に(さり気なく…というべき?)登場した
ヤジロベエに象徴されている。
通行人を見下し追い払いながら疾走する馬車と
その前を平気で横切り>つーか、見えてない(笑)
ノアザミに駆け寄る万太郎という分かり易い対比。
寿恵子はノアザミの様に
美しいけれど、周囲には迎合しないトゲも装備している。
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

ノアザミ

水ようかん

石版印刷風ポスター(カリフォルニア州立公園 地図)

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