うちの原点だす>『おちょやん』第86話 - 2021.04.05 Mon
寛治君が満州慰問団に入るというのは
モデル@藤山寛美さんの実話から来ている。
大勢の若者が予科練に志願する中、芝居を続けている自分は
「非国民」ではないか…と悩んだ挙句の決意だそうだ。
一平&千代に相当する二代目渋谷天外&浪花千栄子には
学校へ行きたいのだと嘘をついて家庭劇退団を許してもらったらしい。
我らが寛治君は、それまでの状況や心境は今のところ出ておらず
一平&千代には慰問団のことを正直に話していたので
そこらへんのニュアンスは違ってきそうな気がするけどね。
…ひじゅにですが何か?
「いてへんようになったら張り合いあれへんがな」by菊
↑最後までフラグを口にする菊さんであった(涙)
“福富”VS“岡安”は、ある時点で
菊VSシズに矮小化し>こらこら
さらに
菊さんが大人の対応でシズさん敵わず
…になって行ったけど(笑)
この2人は互いに敬意を抱き合う“友”だった
…というのは伝わってきていたから
「エラソウに言うてたくせに何だすね、このざまは!!」
と遺体に叫び涙を零す姿には心打たれたし
「こないなもののために」
「堪忍な、福助」
と泣く、みつえの気持ちにも感情移入できた。
脇役にも人生があると、ちゃんと描いている。
主人公の物語を都合よく勧めるための単なる駒扱いはしていない。
そこは大いに支持する。
でも
空襲の知らせを聞いて大急ぎで道頓堀に帰って来た一平&千代の心情を
もうちょい中心に描いても良かった気がする。
シズさん達の行方を聞いて
「町外れに出来た遺体の安置所だわ」
という答が返って来たのは、まさにその心情をかき乱すためのミスリード
…だと思うんだけど、あまり効果的ではなかった様な>スマソ
それも含めて、千代の視点で描いてくれれば良かった…つーか
もしかしたら、そうしているつもりだったのかもしれないんだけど(笑)
勿論、ここで千代が大袈裟に嘆いてみせたりしたら
それはちょっと違うと思う。
ヒロインの出産シーンは朝ドラ“お約束”の一つだけど
例えば『ウェルかめ』では
ヒロインがまだその段階に達しなかったため
親友の出産シーンを大々的に取り上げた。
出産はおメデタイことだから良いけど
人の死に関しても似た様な現象は朝ドラにはよくある。
つまり、ヒロインやヒロインの身内にではなく
脇役にその役割を振る。
今や、それも立派な“お約束”
今日はそんなことが頭に浮かんだ回だった>スマソ
みつえ&一福は千代達の家に居候することに。
満州慰問団に入りたいと言い出した寛治君に
「僕達が来てしもたから…」
と言う一福君が悲しい。
少し前までは皆に可愛がられ、色々と恵まれた立場だったのに。
みつえも同じ。
千代は幼い頃に家族を失い、色々と苦労を重ねて来たけど
今、みつえ達が色々なものを失う羽目になっていて
人は皆、時期や順番が違うだけで、悲しみや苦労を必ず味わうことになる
…のかな…なんて思ってしまうね。
それは人に起因しているものばかりで
本来なら経験しないでも良いものなのだけれどね。
「一福君とみつえさんがここにいてくれるさかい行く決心ができてん」
一平&千代を置いて行くのが気が引けて躊躇っていたのだろう。
寛治君も大人になった…ってことと
今や一平&千代に深い思いを抱いていることが表れている。
「家族」として。
「せっかく一緒にいてられんのに」
空襲によりシズさん達の存在の大きさに改めて気付き
さらに、寛治君を含めた今の「家族」を失う怖さにも気付いた千代。
やっぱさ…
家族もいる座員達に対し
自分にか家庭劇しかないと言っていた千代にも
どうしても失いたくない存在は沢山あったってことだよね。
批判じゃないよ。
個人的には、芝居一筋…みたいな方が好みだもの。
でも、千代はそうじゃないし、このドラマはそうじゃない。
だから、ここに至るのは正解だと思う。
ひじゅにの勝手な深読みかもしれないけど(笑)
「芝居で兵隊さんら励ますことができる」
寛治君が言っているのは、まさに千代の理想であるはずなので
ここの展開はちょっと皮肉っぽい。
こういう葛藤を描くのは好み。
ただ、ちょこっとツッコミを入れるなら―
「しぶとい連中やしな、きっと、だんない」
一座の皆とは京都から戻った後、バラバラになってしまったとか。
この言葉には、千代の皆に対する信頼や愛情が含まれている。
それは分かるので、これ自体は良いんだけど。
空襲で離ればなれ…ってわけじゃないから良いんだけど
でもまた同じ様な状況になる恐れは大きいわけだし
皆が向かったのは、各自の大切な「家族」のもとへだから
その「家族」がどうなったか分からないわけだから
千代としても心配でしかない状況じゃん。
連絡取れないから探しようがない…とはいっても
そこは無茶をしてでも探しに行こうとするのが千代のキャラだし
何せ「家族」なわけだし
芝居の上でも、皆と一緒だから「家庭劇」と喜んでいた後だから
何だかアッサリ「3人ででける芝居を」と言い出す様子に
ちょっとばかし違和感…
寛治くんの満州話への反応と逆の印象になっちゃうじゃん。
何日も経った後なら…できれば、既に探し回った後のことだったら
別なんだけど。
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

暖簾>福の字文

桐箱

満州コアヤメ

モデル@藤山寛美さんの実話から来ている。
大勢の若者が予科練に志願する中、芝居を続けている自分は
「非国民」ではないか…と悩んだ挙句の決意だそうだ。
一平&千代に相当する二代目渋谷天外&浪花千栄子には
学校へ行きたいのだと嘘をついて家庭劇退団を許してもらったらしい。
我らが寛治君は、それまでの状況や心境は今のところ出ておらず
一平&千代には慰問団のことを正直に話していたので
そこらへんのニュアンスは違ってきそうな気がするけどね。
…ひじゅにですが何か?
「いてへんようになったら張り合いあれへんがな」by菊
↑最後までフラグを口にする菊さんであった(涙)
“福富”VS“岡安”は、ある時点で
菊VSシズに矮小化し>こらこら
さらに
菊さんが大人の対応でシズさん敵わず
…になって行ったけど(笑)
この2人は互いに敬意を抱き合う“友”だった
…というのは伝わってきていたから
「エラソウに言うてたくせに何だすね、このざまは!!」
と遺体に叫び涙を零す姿には心打たれたし
「こないなもののために」
「堪忍な、福助」
と泣く、みつえの気持ちにも感情移入できた。
脇役にも人生があると、ちゃんと描いている。
主人公の物語を都合よく勧めるための単なる駒扱いはしていない。
そこは大いに支持する。
でも
空襲の知らせを聞いて大急ぎで道頓堀に帰って来た一平&千代の心情を
もうちょい中心に描いても良かった気がする。
シズさん達の行方を聞いて
「町外れに出来た遺体の安置所だわ」
という答が返って来たのは、まさにその心情をかき乱すためのミスリード
…だと思うんだけど、あまり効果的ではなかった様な>スマソ
それも含めて、千代の視点で描いてくれれば良かった…つーか
もしかしたら、そうしているつもりだったのかもしれないんだけど(笑)
勿論、ここで千代が大袈裟に嘆いてみせたりしたら
それはちょっと違うと思う。
ヒロインの出産シーンは朝ドラ“お約束”の一つだけど
例えば『ウェルかめ』では
ヒロインがまだその段階に達しなかったため
親友の出産シーンを大々的に取り上げた。
出産はおメデタイことだから良いけど
人の死に関しても似た様な現象は朝ドラにはよくある。
つまり、ヒロインやヒロインの身内にではなく
脇役にその役割を振る。
今や、それも立派な“お約束”
今日はそんなことが頭に浮かんだ回だった>スマソ
みつえ&一福は千代達の家に居候することに。
満州慰問団に入りたいと言い出した寛治君に
「僕達が来てしもたから…」
と言う一福君が悲しい。
少し前までは皆に可愛がられ、色々と恵まれた立場だったのに。
みつえも同じ。
千代は幼い頃に家族を失い、色々と苦労を重ねて来たけど
今、みつえ達が色々なものを失う羽目になっていて
人は皆、時期や順番が違うだけで、悲しみや苦労を必ず味わうことになる
…のかな…なんて思ってしまうね。
それは人に起因しているものばかりで
本来なら経験しないでも良いものなのだけれどね。
「一福君とみつえさんがここにいてくれるさかい行く決心ができてん」
一平&千代を置いて行くのが気が引けて躊躇っていたのだろう。
寛治君も大人になった…ってことと
今や一平&千代に深い思いを抱いていることが表れている。
「家族」として。
「せっかく一緒にいてられんのに」
空襲によりシズさん達の存在の大きさに改めて気付き
さらに、寛治君を含めた今の「家族」を失う怖さにも気付いた千代。
やっぱさ…
家族もいる座員達に対し
自分にか家庭劇しかないと言っていた千代にも
どうしても失いたくない存在は沢山あったってことだよね。
批判じゃないよ。
個人的には、芝居一筋…みたいな方が好みだもの。
でも、千代はそうじゃないし、このドラマはそうじゃない。
だから、ここに至るのは正解だと思う。
ひじゅにの勝手な深読みかもしれないけど(笑)
「芝居で兵隊さんら励ますことができる」
寛治君が言っているのは、まさに千代の理想であるはずなので
ここの展開はちょっと皮肉っぽい。
こういう葛藤を描くのは好み。
ただ、ちょこっとツッコミを入れるなら―
「しぶとい連中やしな、きっと、だんない」
一座の皆とは京都から戻った後、バラバラになってしまったとか。
この言葉には、千代の皆に対する信頼や愛情が含まれている。
それは分かるので、これ自体は良いんだけど。
空襲で離ればなれ…ってわけじゃないから良いんだけど
でもまた同じ様な状況になる恐れは大きいわけだし
皆が向かったのは、各自の大切な「家族」のもとへだから
その「家族」がどうなったか分からないわけだから
千代としても心配でしかない状況じゃん。
連絡取れないから探しようがない…とはいっても
そこは無茶をしてでも探しに行こうとするのが千代のキャラだし
何せ「家族」なわけだし
芝居の上でも、皆と一緒だから「家庭劇」と喜んでいた後だから
何だかアッサリ「3人ででける芝居を」と言い出す様子に
ちょっとばかし違和感…
寛治くんの満州話への反応と逆の印象になっちゃうじゃん。
何日も経った後なら…できれば、既に探し回った後のことだったら
別なんだけど。
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

暖簾>福の字文

桐箱

満州コアヤメ

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