埴生の宿>『おちょやん』第82話 - 2021.03.30 Tue
トランペットの音が聞こえて
敵性音楽だと即座に反応し警察を連れて来るのは
やはり割烹着姿のオバチャンなのね…
それにしても
「パパパパ~」だけでこうだったというのに
演奏し始めてから大丈夫だったのか?
もはや発声練習だと誤魔化せる範囲を超えてるけど?
↑無粋なツッコミ(笑)
…ひじゅにですが何か?
「この道頓堀は、わての居場所だす」byシズ
道頓堀は
シズさん達のおかげで、千代にとっても居場所となった。
“岡安”を何とか存続させようと頑張って来たシズさん達にとっても。
とうとう閉めることを決意した今でも。
“福富”を時流に合わせて変えながらも踏ん張っている菊さん達にとっても
その息子である福助にも。
だから、福助が最後に吹くのは
『埴生の宿(Home! Sweet Home!)』
なのだろう。
いよいよ“岡安”を片付け始めるシズさん。
千代が初めて道頓堀にやって来た時
目に付いたのは座布団を運ぶ“岡安”お茶子達の姿だった。
年月が過ぎ、大人になった千代が登場した時も
身体的にもお茶子としても一人前になったことを示唆する様に
座布団を運ぶ姿を見せていた。
「防空頭巾とか兵隊さんの防寒服の綿にもなるやろしな」
そして今、“岡安”が無くなる象徴として座布団が処分される。
それも「お国に供出」するために。
全てが「戦争」であり「お国」のため…
現代脳には辛くて重い。
そんな「戦争」と「お国」にダイレクトに結び付くのが福助の出征。
「お前もまず髭生やさなあかん」
少年兵に志願したいと言う一福に、こう言う福助は現代的感覚に近い?
息子の夢を真っ向から否定するのでもなく
安易に反戦思想を持ち出すのでもなく
こんな風に諭せる福助は賢く優しい父親だな。
↑テルヲ、見てるか!?(笑)
「良かった、菊さんも福松さんも変わりのうて」
表面的な態度や言葉で誤魔化される千代は一福と同じ?
…まあ、近親者ってわけではないから、こうしか言い様もないけどな。
「強がってはるだけや…強がるしかあれへんねんて」
当事者である、みつえは奥底まで読めている。
つーか、自分自身の気持ちでもあるのだろう。
そんな、みつえの希望を聞いて、何とかしてやりたいと思う千代。
一座のために反対する一平の気持ちを変えたのは
「きっと生きて帰って来るに決まってる。
そしたらまた思う存分、吹いたらええことだすもんな」
という千代の言葉。
千代としては、わざと煽る様に言ったのか
一平の懸念に素直に同意しただけなのか分からないけど
一平は、この事実の重さに気付いたのだろう。
千代の言うこととは逆の結果になる可能性は低くはないことを。
それでも、一平も千代も一座の人達は巻き込まないよう気を遣ったのに
割烹着のオバチャンのおかげで(?)
一座の連中も“岡安”も“福富”も全ての人が協力し
最後は福助の演奏を堪能することに。
密閉された空間で
音楽が流れ
お芝居の時もガラガラだった客席が
身内だけとはいっても埋められて
皆が泣き笑いする―
これは、ある意味家庭劇の象徴。
現実は芝居となり
芝居は現実となる?
もしかして
ここに集った皆の「居場所」である道頓堀が
まだ少しは幸せだった、最後の時になったりして?
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

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やはり割烹着姿のオバチャンなのね…
それにしても
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もはや発声練習だと誤魔化せる範囲を超えてるけど?
↑無粋なツッコミ(笑)
…ひじゅにですが何か?
「この道頓堀は、わての居場所だす」byシズ
道頓堀は
シズさん達のおかげで、千代にとっても居場所となった。
“岡安”を何とか存続させようと頑張って来たシズさん達にとっても。
とうとう閉めることを決意した今でも。
“福富”を時流に合わせて変えながらも踏ん張っている菊さん達にとっても
その息子である福助にも。
だから、福助が最後に吹くのは
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なのだろう。
いよいよ“岡安”を片付け始めるシズさん。
千代が初めて道頓堀にやって来た時
目に付いたのは座布団を運ぶ“岡安”お茶子達の姿だった。
年月が過ぎ、大人になった千代が登場した時も
身体的にもお茶子としても一人前になったことを示唆する様に
座布団を運ぶ姿を見せていた。
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現代脳には辛くて重い。
そんな「戦争」と「お国」にダイレクトに結び付くのが福助の出征。
「お前もまず髭生やさなあかん」
少年兵に志願したいと言う一福に、こう言う福助は現代的感覚に近い?
息子の夢を真っ向から否定するのでもなく
安易に反戦思想を持ち出すのでもなく
こんな風に諭せる福助は賢く優しい父親だな。
↑テルヲ、見てるか!?(笑)
「良かった、菊さんも福松さんも変わりのうて」
表面的な態度や言葉で誤魔化される千代は一福と同じ?
…まあ、近親者ってわけではないから、こうしか言い様もないけどな。
「強がってはるだけや…強がるしかあれへんねんて」
当事者である、みつえは奥底まで読めている。
つーか、自分自身の気持ちでもあるのだろう。
そんな、みつえの希望を聞いて、何とかしてやりたいと思う千代。
一座のために反対する一平の気持ちを変えたのは
「きっと生きて帰って来るに決まってる。
そしたらまた思う存分、吹いたらええことだすもんな」
という千代の言葉。
千代としては、わざと煽る様に言ったのか
一平の懸念に素直に同意しただけなのか分からないけど
一平は、この事実の重さに気付いたのだろう。
千代の言うこととは逆の結果になる可能性は低くはないことを。
それでも、一平も千代も一座の人達は巻き込まないよう気を遣ったのに
割烹着のオバチャンのおかげで(?)
一座の連中も“岡安”も“福富”も全ての人が協力し
最後は福助の演奏を堪能することに。
密閉された空間で
音楽が流れ
お芝居の時もガラガラだった客席が
身内だけとはいっても埋められて
皆が泣き笑いする―
これは、ある意味家庭劇の象徴。
現実は芝居となり
芝居は現実となる?
もしかして
ここに集った皆の「居場所」である道頓堀が
まだ少しは幸せだった、最後の時になったりして?
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