夕凪>『おちょやん』第63話 - 2021.03.03 Wed
母親ひいては家族に対する千代の思いが
あまりにも強過ぎ、また理想的過ぎで
妄執と言ってしまっても良いくらいに感じていたんだけど
その思い自体が…というよりも
そうした思いを抱いているがゆえに
きっと何かあるだろう…と怖かったんだけど
その思いが裏切られる!
…という展開に早くもなってしまった。
いや、遂になってしまったと言うべきか。
泣きながら一平の母親をビンタする
杉崎花さんの演技は今日もGJ!
…ひじゅにですが何か?
「ほんまのお母ちゃんのくせに!」by千代
母親という存在に対する千代の“夢”は
みつえ&福助の結婚の時にはストレートに叶えられた。
千代自身が
(それこそ朝ドラヒロインらしく)説教垂れたり暴走したり
…するまでもなく
母親達自ら、それを証明してくれた。
だから“夢”は現実そのものなのだと思われた。
一平に襲名をさせる(ことにより一座の状況を安定させる)ため
千代が考え付いた策は、まさに「母親」。
「映画みたいや」by平田
千之助さんには言葉巧みに詰め寄って情報を得られたし
“カフェ・キネマ”の仲間達の協力で客達から情報を得られたし
千代の「おかげ」で順調に進行。
いざ、母親に逢えた時のアレコレも、ちょっと極端な盛り上げ方で
「映画みたいや」…つーか
「芝居がかった」作りを意識している様に見える、このドラマの
まさに真骨頂って感じ(笑)
でも、内容的には千代の思惑とは正反対。
そもそも登場時の母親の客とのやりとりの様子は、何かちょっと下品だったよね。
「身請けしてくれはった旦那さん」と言っていたけど
芸者か…まさかまさか娼婦に身を落していた時期があったってこと?
いや、今だって、一見立派な旅館だけど…もしかしてもしかして?
…と、疑いたくなってしまう雰囲気を漂わせた女性なのは確か。
そして容赦なく
一平の中の母親像と
千代の中の母親への“夢”を打ち砕く。
一平にとっては良い結果をもたらすと思う。
父親の印章がガラリと変わったわけだから
最初の目的である襲名に向けて前進していけそう。
ここはやはり、ヒロイン千代の心境が興味深い。
だって、彼女に逢うまでは
「あんたと一緒に暮らしたいって思てはるかも分からへん」
なんて言っていたのだから。
「うちはそやった、テルヲともヨシヲともな」
なんて、甘い甘い考えだったから。
ひじゅには、家族との仲はまあまあだったから
親とか血縁とかへの信頼感みたいなのはある。
表面上は対立することがあっても根本は繋がっている…みたいな。
毒親の下で育った人にしてみれば、とんだ甘ちゃんだろうと思う。
でも、千代は逆に、毒親のために苦労してきたというのに
家族への思いを捨てきれないでいる。
完全に捨ててしまったら自分の存在価値もなくなるとの恐れから
必死で縋っているだけなのかもしれないけども。
で、そんなだからか“夢”ばかりが膨らむ。
現実を知らないから落としどころもないしね。
今迄、どんな人とも最終的には仲良くなってきたから
それも根拠になってしまっている。
だから、一平のことなのに自分のことの様になってしまっていて
母子の対峙の場にも何も考えず同席するし
一平に語らせず自分でアレコレ出しゃばってしまう。
それで、“夢”を破られ
一平のためというより自分の感情が爆発してビンタまでしてしまう。
テルヲとの血の繋がり(つまり遺伝)を強調しているわけではない(笑)
カワイイっちゅーか
哀れっちゅーか
でも、気持ちは何となく分かる。
とはいえ、ここで、こういう展開に持って行ったのは面白いね。
まあ、実際のところ
大人になった一平が一目で我が子だと分かったところとか
「何で私があないな人、庇わなあかんねん」と言いながら
自分に不利な真相を暴露して、天海さんを結果的に庇っているところとか
一平達が去った後に泣き崩れたところとかからして
芯の芯は千代の“夢”通りの「母親」だってことなのだろうけどね。
まあ、そこは朝ドラだから「救い」がなくっちゃね(笑)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

お母ちゃんのロング割烹着

夕凪の街 桜の国

一平

あまりにも強過ぎ、また理想的過ぎで
妄執と言ってしまっても良いくらいに感じていたんだけど
その思い自体が…というよりも
そうした思いを抱いているがゆえに
きっと何かあるだろう…と怖かったんだけど
その思いが裏切られる!
…という展開に早くもなってしまった。
いや、遂になってしまったと言うべきか。
泣きながら一平の母親をビンタする
杉崎花さんの演技は今日もGJ!
…ひじゅにですが何か?
「ほんまのお母ちゃんのくせに!」by千代
母親という存在に対する千代の“夢”は
みつえ&福助の結婚の時にはストレートに叶えられた。
千代自身が
(それこそ朝ドラヒロインらしく)説教垂れたり暴走したり
…するまでもなく
母親達自ら、それを証明してくれた。
だから“夢”は現実そのものなのだと思われた。
一平に襲名をさせる(ことにより一座の状況を安定させる)ため
千代が考え付いた策は、まさに「母親」。
「映画みたいや」by平田
千之助さんには言葉巧みに詰め寄って情報を得られたし
“カフェ・キネマ”の仲間達の協力で客達から情報を得られたし
千代の「おかげ」で順調に進行。
いざ、母親に逢えた時のアレコレも、ちょっと極端な盛り上げ方で
「映画みたいや」…つーか
「芝居がかった」作りを意識している様に見える、このドラマの
まさに真骨頂って感じ(笑)
でも、内容的には千代の思惑とは正反対。
そもそも登場時の母親の客とのやりとりの様子は、何かちょっと下品だったよね。
「身請けしてくれはった旦那さん」と言っていたけど
芸者か…まさかまさか娼婦に身を落していた時期があったってこと?
いや、今だって、一見立派な旅館だけど…もしかしてもしかして?
…と、疑いたくなってしまう雰囲気を漂わせた女性なのは確か。
そして容赦なく
一平の中の母親像と
千代の中の母親への“夢”を打ち砕く。
一平にとっては良い結果をもたらすと思う。
父親の印章がガラリと変わったわけだから
最初の目的である襲名に向けて前進していけそう。
ここはやはり、ヒロイン千代の心境が興味深い。
だって、彼女に逢うまでは
「あんたと一緒に暮らしたいって思てはるかも分からへん」
なんて言っていたのだから。
「うちはそやった、テルヲともヨシヲともな」
なんて、甘い甘い考えだったから。
ひじゅには、家族との仲はまあまあだったから
親とか血縁とかへの信頼感みたいなのはある。
表面上は対立することがあっても根本は繋がっている…みたいな。
毒親の下で育った人にしてみれば、とんだ甘ちゃんだろうと思う。
でも、千代は逆に、毒親のために苦労してきたというのに
家族への思いを捨てきれないでいる。
完全に捨ててしまったら自分の存在価値もなくなるとの恐れから
必死で縋っているだけなのかもしれないけども。
で、そんなだからか“夢”ばかりが膨らむ。
現実を知らないから落としどころもないしね。
今迄、どんな人とも最終的には仲良くなってきたから
それも根拠になってしまっている。
だから、一平のことなのに自分のことの様になってしまっていて
母子の対峙の場にも何も考えず同席するし
一平に語らせず自分でアレコレ出しゃばってしまう。
それで、“夢”を破られ
一平のためというより自分の感情が爆発してビンタまでしてしまう。
テルヲとの血の繋がり(つまり遺伝)を強調しているわけではない(笑)
カワイイっちゅーか
哀れっちゅーか
でも、気持ちは何となく分かる。
とはいえ、ここで、こういう展開に持って行ったのは面白いね。
まあ、実際のところ
大人になった一平が一目で我が子だと分かったところとか
「何で私があないな人、庇わなあかんねん」と言いながら
自分に不利な真相を暴露して、天海さんを結果的に庇っているところとか
一平達が去った後に泣き崩れたところとかからして
芯の芯は千代の“夢”通りの「母親」だってことなのだろうけどね。
まあ、そこは朝ドラだから「救い」がなくっちゃね(笑)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

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一平

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