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2018-08

チンチン電車>『半分、青い。』第114話 - 2018.08.11 Sat

​​​​​​​​​​​​​​​『あしたのジョー』だの『マグマ大使』だの
騒いどいて

何でここに来て『ドンキッコ』?

ちばてつやや手塚治虫が好きと言って
他のマンガ家の名前は挙げなかったのに

今更ここで石ノ森章太郎?

…いや、勿論
色んな作家の色んな作品を読んでいて構わない
つーか、それが普通ではあるけどさ

“楡野食堂”→“つくし食堂”と変える際にも
『ドンキッコ』の影響を受けた提案があったとか
それがずっと夢だったとか

そこまで関わるものならば
何故、今迄に名前だけでも出さなかったの?

唐突過ぎるぞ『ドンキッコ』

…ひじゅにですが何か?



​「お母ちゃんは隠し持っとる」​by鈴愛



↑社長宣言は母親のヘソクリを当てにしてのことかよ!?

…と

全国が一斉にズッコケた瞬間(笑)



ヘソクリというより、ちゃんとした貯金だし
2号店じゃ自分で起業するとは言い難いし
ましてや社長とは言えないんじゃ…と思うし
チンチン電車風に…というアイディアを出したのは宇太郎さんだし

…全てが他力本願。


自分で就職口を探してほしいとワザワザ頼んでいたのに
ブッチャーが自分の所で雇ってくれると言った途端
「物乞いする方がマシ」
と、幼馴染の好意に砂どころか泥(というか糞)
を掛けまくるヒロイン鈴愛。

その口で、母親の「へそくり」で二号店を出したいと言い出すとは―

つつつつまり
早速、言葉の通り自分の親に「​物乞い​」してみせている!
…というわけですね。


凄い!
確かにこんなヒロインはいなかった。
まさに朝ドラを超えている!
さすが神@北川悦吏子!





​そこにどんな意味が?​


例えば『純と愛』
人間の嫌なところや変なところばかり前面に出していたけど
それはヒロインだけではなく、全ての人間が…だった。

だから観るのは辛かったけど、それだけリアルだったと思う。

そんな中で純も愛も、やりたいことは一貫していたし
そのために一生懸命だった。
だから、少なくとも、ひじゅには好感が持てた。

そして、そうした世界を描く脚本家の意図に興味が涌いた。

…まあ物語的には極端な上にパターン化しちゃってたから
成功作だとは思わないけどね。


『半分、青い。』は鈴愛ばかりが変だし
どんどんエスカレートして
変なところもある…なんてレベルを超えて
全体が変、まるっきり変、存在自体が変…になってきている

例えば、順ちゃん@『ちりとてちん』
今でも好意的に受け入れられているのは
ヒロインを諫めることができる本当の意味での親友だったからだと思う。

鈴愛にはそういう人はいない。
いないから可哀想というより
いないから全てが彼女の思う通りになっている。
全て周囲にお膳立てさせて。


マンガ家に挫折した?
涼ちゃんに捨てられた?

彼女は常に被害者で、周囲の同情を買うばかり。
悲劇のお姫様に酔うばかり。
もうそれだけで、不幸どころか十分に恩恵を受けてるじゃん。

涼ちゃんと離婚に至るまでのアレコレは
それ以前の鈴愛のダメ行為がブーメランとなって返って来た
…という見方もできた。

「も」ではなく、まさしくそうだと台詞で言ってはいたけど
ただ返って来るだけじゃ物語じゃないんじゃ…
それで鈴愛が変わらなくちゃ意味ないじゃん。

ましてや今回
涼ちゃんに貯金を使い込まれたり
自分の“夢”に暴走されたりしたことを
今度は鈴愛が晴さん達に行っている。

ブーメランでさえない。

何があろうと自分の願いを実現させる。
でも、それは信念によるものではなく
その場その場の思い付き。

他人を巻き込むだけでなく犠牲にもし
望み通りに進まなければ罵倒したり脅したり…
とにかく人を踏みつけにする。


今回だってそうに違いない。

晴さんがどんなに旅行を楽しみにしていようと
そのために今迄どんなに苦労してこようと
​そんなの関係ねえ!​

草太が自分の貯金も出すと言ったり
お祖父ちゃんが年金を出すと言ったりしても
鈴愛は自分は幾ら出せる…みたいなことは言わない。

幾ら「スズメの涙」でも慰謝料&養育費を貰ったのに
ちょくちょく一人でコーヒーを飲みに行ったりはしていても
家族のために(カンちゃんのためにさえも)使う気配は一切ない。

草太&お祖父ちゃんの申し出は
本来なら鈴愛との対照となっているはずだけど
そんなのこの世界では響かない。
寧ろ、その分、鈴愛の資金が増える…くらいの認識かも?


今日のところは、晴さんがささやかな抵抗を見せているけど
どうせすぐ折れるのだろう。

それどころか、晴さんの方が積極的に鈴愛の味方をしそう。


そんな風に自分主義が罷り通って
どんどん悪い方向に進化するヒロインを
「人間の闇を描いている」とか
「リアル」とか評することはできない。


ま、もしかしたら北川的には
お金のない鈴愛が突き進むのに
“根拠”を持たせたかったのかもしれないけどね。

晴さんのお金というベースに
「思いつき」とヒロインが一旦は諫められ
一応の騒動はあるけれど、それを経て
皆に応援されて頑張る…という展開で。

視聴者への​ツッコミ返し​であると共に
それが​感動的な物語​と信じているのかもしれない。

そこがもう、処置無しって感じなんだけどさ>言っちゃった


周囲の人々は、鈴愛に過保護なだけでなく
いつの間にか感化されてきているから
(筆頭はユーコ、最近は律も)
『ボディ・スナッチャー』みたいなドラマなのか?
と解釈すれば
幾らか納得でき………るのなかあ…(^^;)

あ、そういえば
石ノ森章太郎の初期の短編に
『ボディ・スナッチャー』をベースにした物語があったけなあ。
タイトル忘れたけど>ダメじゃん




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