さらば北村笑店>『わろてんか』第140話 - 2018.03.19 Mon
困った時のアメリカ頼み?
…ひじゅにですが何か?
「だからこそ…だからこそ頼む」by栞
栞:このドラマから離れたいんだ
こんなに長く付き合う気はなかったんだ
もう十分に黒歴史になっていると思うけど
まだ、盛り返せると信じたい
てん:何言うてはりますの?
別れる切れるは薬問屋のお嬢様のうちに言う言葉
栞:ぼ、僕は別に君とそんな仲になった覚えは…
つーか、そんな噂が立つ前に退場したい
て:検閲のことなんて気にしなくても良いってば
これでも朝ドラヒロインなんですから何とでもできるって
栞:いや、恋愛ものにばかり拘る自分が
ちょっと恥ずかしくもなってきてね
て:あら、朝ドラなんて終盤にでもなれば
無理くりな恋話三昧よ
映画にかこつけてるだけ奥ゆかしいじゃないの
栞:その中に僕と君との仲を匂わせてもいるだろ
僕はもうそんなのは飽き飽きなんだよ
て:あ、まさかうちより育子はんの方が好みだと?
栞:な、何だよそれ?
て:忘れてると思ってるの?
ほら、『おひさま』で東京大空襲の日に出逢ったヒロイン親友
栞:ああ…あれはまさしく短くも美しく燃えた純愛だった
て:異常事態で芽生えた恋は長続きしないって
映画『スピード』でサンドラ・ブロックが言ってるじゃない
栞:強引に映画に結びつけなくて良いよ
とにかく僕は行かせてもらう
て:藤吉はんとの約束はどうしはりますの?
栞:関西弁なのか関東弁なのかハッキリしてくれたまえ
君こそワザワザ幽霊になってやって来てくれた藤吉君を
放置して飛び出してきたんだろう?
て:あれはどーでもいいんです
どうせ土曜日になれば嫌でも帰って来るんだし
栞:藤吉君自身もそうやって
思い込んだら家庭も寄席も放り出して暴走してた
今度は僕の番だ
て:もう、カッコつけてばかり…
栞:そうさ、カッコつけて一人静かに去って行くつもりだった
なのに風太君がが来て…
いや、そこまでならまだ男同士の友情ってことで纏められた
君とおトキさんまで出て来るとはな…
て:あれこそ朝ドラ“お約束”の立ち聞きよ
朝ドラ的には正当なの
栞:だいたい、藤吉君を放置して飛び出した割には
ちゃっかりおトキさんを同行してて
ナンダカナ…と思わなかったの?
て:だって、うち一人でホテルまで言ったら
目的がバレバレ…じゃなくて、変に誤解されるでしょ?
それに、おトキはお付き女中なんだから使うのは構わないし
風太が中国に慰問に行くことになって心配している最中でも
隼也に送るおしめを縫うのを手伝わせたし
栞:鬼だな、それ
とにかく僕は行くから
て:嫌なんです!
うちの周りから大切な人が皆いてへんようになってしまうんが
栞:確かに色んな人が消息不明になっているドラマだよね
君のお父さんやお兄さんはまだナレ死だけど
お母さんやお祖母さんはどうなってるのかも分からないし
お姑さんもアメリカで何をしているのかも分からない
て:それは…うちらの年齢から脳内補完してくれれば良いことです
栞:あれだけ大騒ぎした団吾師匠も乙女組もその後はサッパリだし
ましてや団真夫妻なんて…
て:文句は脚本家に言っておくれやす
せやから、うちはこれ以上…
栞:君のお姑さんにキース君に隼也君に…と
いきなりアメリカに行ってしまうのも『わろてんか』お約束だ
それに僕はカラー映画の勉強をしたいんだ
観客に色付きの夢を見てもらえたら最高だろう
ここまで言ったら、もう止める理由はないよね
て:色付きの夢…
何やイヤラシイ響きだすなあ
栞:はあ?
て:分かりました!
“北村笑店”からアメリカ行きをお願いします
栞:てことは交通費や滞在費も出してくれるのかい?
て:勿論です
その代わり、お帰りになったら
うちに真っ先に色付きの夢、見せて下さいね
栞:よし、乗った!
ナレーション:
これから世は太平洋戦争に突入して行くことを
まだ知らない栞とてんでありました
さようなら、栞様!>ぉぃ
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

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…ひじゅにですが何か?
「だからこそ…だからこそ頼む」by栞
栞:このドラマから離れたいんだ
こんなに長く付き合う気はなかったんだ
もう十分に黒歴史になっていると思うけど
まだ、盛り返せると信じたい
てん:何言うてはりますの?
別れる切れるは薬問屋のお嬢様のうちに言う言葉
栞:ぼ、僕は別に君とそんな仲になった覚えは…
つーか、そんな噂が立つ前に退場したい
て:検閲のことなんて気にしなくても良いってば
これでも朝ドラヒロインなんですから何とでもできるって
栞:いや、恋愛ものにばかり拘る自分が
ちょっと恥ずかしくもなってきてね
て:あら、朝ドラなんて終盤にでもなれば
無理くりな恋話三昧よ
映画にかこつけてるだけ奥ゆかしいじゃないの
栞:その中に僕と君との仲を匂わせてもいるだろ
僕はもうそんなのは飽き飽きなんだよ
て:あ、まさかうちより育子はんの方が好みだと?
栞:な、何だよそれ?
て:忘れてると思ってるの?
ほら、『おひさま』で東京大空襲の日に出逢ったヒロイン親友
栞:ああ…あれはまさしく短くも美しく燃えた純愛だった
て:異常事態で芽生えた恋は長続きしないって
映画『スピード』でサンドラ・ブロックが言ってるじゃない
栞:強引に映画に結びつけなくて良いよ
とにかく僕は行かせてもらう
て:藤吉はんとの約束はどうしはりますの?
栞:関西弁なのか関東弁なのかハッキリしてくれたまえ
君こそワザワザ幽霊になってやって来てくれた藤吉君を
放置して飛び出してきたんだろう?
て:あれはどーでもいいんです
どうせ土曜日になれば嫌でも帰って来るんだし
栞:藤吉君自身もそうやって
思い込んだら家庭も寄席も放り出して暴走してた
今度は僕の番だ
て:もう、カッコつけてばかり…
栞:そうさ、カッコつけて一人静かに去って行くつもりだった
なのに風太君がが来て…
いや、そこまでならまだ男同士の友情ってことで纏められた
君とおトキさんまで出て来るとはな…
て:あれこそ朝ドラ“お約束”の立ち聞きよ
朝ドラ的には正当なの
栞:だいたい、藤吉君を放置して飛び出した割には
ちゃっかりおトキさんを同行してて
ナンダカナ…と思わなかったの?
て:だって、うち一人でホテルまで言ったら
目的がバレバレ…じゃなくて、変に誤解されるでしょ?
それに、おトキはお付き女中なんだから使うのは構わないし
風太が中国に慰問に行くことになって心配している最中でも
隼也に送るおしめを縫うのを手伝わせたし
栞:鬼だな、それ
とにかく僕は行くから
て:嫌なんです!
うちの周りから大切な人が皆いてへんようになってしまうんが
栞:確かに色んな人が消息不明になっているドラマだよね
君のお父さんやお兄さんはまだナレ死だけど
お母さんやお祖母さんはどうなってるのかも分からないし
お姑さんもアメリカで何をしているのかも分からない
て:それは…うちらの年齢から脳内補完してくれれば良いことです
栞:あれだけ大騒ぎした団吾師匠も乙女組もその後はサッパリだし
ましてや団真夫妻なんて…
て:文句は脚本家に言っておくれやす
せやから、うちはこれ以上…
栞:君のお姑さんにキース君に隼也君に…と
いきなりアメリカに行ってしまうのも『わろてんか』お約束だ
それに僕はカラー映画の勉強をしたいんだ
観客に色付きの夢を見てもらえたら最高だろう
ここまで言ったら、もう止める理由はないよね
て:色付きの夢…
何やイヤラシイ響きだすなあ
栞:はあ?
て:分かりました!
“北村笑店”からアメリカ行きをお願いします
栞:てことは交通費や滞在費も出してくれるのかい?
て:勿論です
その代わり、お帰りになったら
うちに真っ先に色付きの夢、見せて下さいね
栞:よし、乗った!
ナレーション:
これから世は太平洋戦争に突入して行くことを
まだ知らない栞とてんでありました
さようなら、栞様!>ぉぃ
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