綻び>『ひよっこ』第106話 - 2017.08.03 Thu
良い人だけで成る優しい世界だから
故意に家族を捨てる父親もいなければ
略奪を狙う不倫女もいない
…はずだから
そこはファンタジーという綺麗なベールで
覆ってしまおう
…というのが、このお話
だなんて思ってしまう私はヒネクレてるのでせうか?
…ひじゅにですが何か?
「本当なんだ」by美代子
瞳に家族の姿が映っていない実お父ちゃんを見て
やっと実感が湧く、美代子お母ちゃん。
そんなお母ちゃんの姿を目にして
やっと実感が湧く、世津子さん。
みね子は口を開かず、事態をじっと見守る。
お父ちゃんだけ蚊帳の外(笑)
つーか
大人の意向に従うしかない幼児か、ただの物の様。
袖口の小さな綻びを気にする、お母ちゃん。
高価なものに囲まれた美しい大女優の前で
ただの貧しい田舎者である自分を実感。
まさに
夫の不倫相手に女として勝ち目がないと思い知らされる妻の姿。
まずは、世津子さんにお礼を言う、お母ちゃん。
まさに、妻の度量を見せつけること。
ひじゅにが妻の立場だったら、そんなことが言えるか自信がない。
逆に不倫相手の立場だったら、そんな妻に打ちのめされるだろう。
世津子さんはきっと
自分の心の綻びが広がって行くのを感じている。
夫婦関係の綻び、家族関係の綻びにも重ねているのかもしれないけど
「全然大したものじゃなくて…」なんてのだったらナンダカナ…だぞ>ぉ
まままましてや
お話に綻びが見えてきた…という自虐だったら、もっとナンダカナ…だぞ。
かつて
「矢田部実という人間」と主張していた、お母ちゃんが
その名前をなくし、他人に付けられた違う名前で暮らしてきた
お父ちゃんの2年半をどう受け止めるのだろう?
お母ちゃんの正当な抗議に
世津子さんを庇おうとする、お父ちゃん。
感情論で同情を求める様な答え方をする、世津子さん。
この世津子さんの主張って↓
セッちゃんは孤独でした。
生活のために肩肘張って働いて、表向きは成功したけれど
心は寂しくて虚しくて、いつも涙を流していました。
勿論、外の世界では
蝶の羽の形をしたきらびやかな鎧をまとい
強く美しい姿を見せつけていましたが
家に帰って鎧を脱ぐと、溜まっていた涙が溢れ出るのでした。
だから、いつも
セッちゃんの家の周囲には雨が降っていました。
その雨の中で、セッちゃんは雨男さんに出逢いました。
実態はくたびれた田舎のオヤジなんですけど
記憶喪失になったことで無垢な幼子に変貌した彼は
さらに、セッちゃんに「雨男」と名前を付けられたことで
妖精の仲間入りを果たしたのです。
外の世界と繋がっている玄関ドアを抜けると
別次元へと続く螺旋階段があって
その下には、セッちゃんだけの小さな空間があります。
セッちゃんが鎧を脱ぐことのできる、唯一つの場所です。
セッちゃんはそこへ雨男さんを招き入れました。
悲しみで満ちていた、その空間が澄み渡った青空に変わって
2人は一緒にいつまでもいつまでも幸福に暮らしたのでした。
…と思ったら
雨男さんの妻だという女性が現実を背負って現われ
セッちゃんが必死で作ったベールを破り
塗り重ねて来た嘘という塗料を全てはがしてしまいました。
何も言えない、何もできない雨男さんは
セッちゃんの目にはまだ、かろうじて雨男さんに映ったけれど
皆の目にはくたびれた田舎のオヤジでしかないのだと
セッちゃんは悟りました。
後には、空っぽの心を抱いた
頼りないセッちゃんという女の子だけが残りました。
↑てな感じかしら?>イクラナンデモ(笑)
第三者にとってはファンタジーが心地良い。
でも、谷田部家は現実に向き合わないわけにはいかなかった。
想定していた現実よりも、もっと過酷な現実に。
取り合えず、お父ちゃんは現実の世界に戻ってきた。
でも、上手く折り合いが着けられるのかな?
つーか、『ひよっこ』的には
ここまで“ドラマチック”な話にしてしまって
どうするのかな?
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

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綻びもサッとひと縫い

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やっと実感が湧く、世津子さん。
みね子は口を開かず、事態をじっと見守る。
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ただの貧しい田舎者である自分を実感。
まさに
夫の不倫相手に女として勝ち目がないと思い知らされる妻の姿。
まずは、世津子さんにお礼を言う、お母ちゃん。
まさに、妻の度量を見せつけること。
ひじゅにが妻の立場だったら、そんなことが言えるか自信がない。
逆に不倫相手の立場だったら、そんな妻に打ちのめされるだろう。
世津子さんはきっと
自分の心の綻びが広がって行くのを感じている。
夫婦関係の綻び、家族関係の綻びにも重ねているのかもしれないけど
「全然大したものじゃなくて…」なんてのだったらナンダカナ…だぞ>ぉ
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かつて
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その名前をなくし、他人に付けられた違う名前で暮らしてきた
お父ちゃんの2年半をどう受け止めるのだろう?
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この世津子さんの主張って↓
セッちゃんは孤独でした。
生活のために肩肘張って働いて、表向きは成功したけれど
心は寂しくて虚しくて、いつも涙を流していました。
勿論、外の世界では
蝶の羽の形をしたきらびやかな鎧をまとい
強く美しい姿を見せつけていましたが
家に帰って鎧を脱ぐと、溜まっていた涙が溢れ出るのでした。
だから、いつも
セッちゃんの家の周囲には雨が降っていました。
その雨の中で、セッちゃんは雨男さんに出逢いました。
実態はくたびれた田舎のオヤジなんですけど
記憶喪失になったことで無垢な幼子に変貌した彼は
さらに、セッちゃんに「雨男」と名前を付けられたことで
妖精の仲間入りを果たしたのです。
外の世界と繋がっている玄関ドアを抜けると
別次元へと続く螺旋階段があって
その下には、セッちゃんだけの小さな空間があります。
セッちゃんが鎧を脱ぐことのできる、唯一つの場所です。
セッちゃんはそこへ雨男さんを招き入れました。
悲しみで満ちていた、その空間が澄み渡った青空に変わって
2人は一緒にいつまでもいつまでも幸福に暮らしたのでした。
…と思ったら
雨男さんの妻だという女性が現実を背負って現われ
セッちゃんが必死で作ったベールを破り
塗り重ねて来た嘘という塗料を全てはがしてしまいました。
何も言えない、何もできない雨男さんは
セッちゃんの目にはまだ、かろうじて雨男さんに映ったけれど
皆の目にはくたびれた田舎のオヤジでしかないのだと
セッちゃんは悟りました。
後には、空っぽの心を抱いた
頼りないセッちゃんという女の子だけが残りました。
↑てな感じかしら?>イクラナンデモ(笑)
第三者にとってはファンタジーが心地良い。
でも、谷田部家は現実に向き合わないわけにはいかなかった。
想定していた現実よりも、もっと過酷な現実に。
取り合えず、お父ちゃんは現実の世界に戻ってきた。
でも、上手く折り合いが着けられるのかな?
つーか、『ひよっこ』的には
ここまで“ドラマチック”な話にしてしまって
どうするのかな?
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