世情>『ひよっこ』第53話 - 2017.06.02 Fri
業者の人達が押し寄せ
工場の皆が止めようとする姿が
スローモーションになって
『世情』(中島みゆき)が流れてくるんじゃないか!?
…と思ったのは
私だけではないはず(笑)
…ひじゅにですが何か?
「豊子ちゃんも世話が焼ける子だったんだねえ」by愛子
この世に生まれてしまったから
居心地の良い卵の中にいつまでも留まってはいられない。
恐る恐る外に踏み出してみたら、思ったよりも世界は美しくて
「ここが自分の居場所」だと思えたけれど
“成長”するためには、さらに踏み出していかねばならなかった。
そうして「ひよっこ」達は少しずつ殻を脱ぎ棄てていく―
というところでせうか?
最後の瞬間を豊子をメインに描いたのが良かった。
幸子&優子は先輩の立場だから
特に幸子は結婚を控え、まさに“大人”へと向かっているから
ここで反乱を起こす役にふさわしい時期を通り過ぎてしまったと言える。
時子は「夢」を追いかけているし
みね子は実お父ちゃんの件がある。
ある意味、向島電機の外の世界と既に繋がりを持っている。
みね子達よりもさらに年下の豊子か澄子の出番!
ってことになるよね。
でもって、やっぱ
ここは豊子!
ってことになる。
澄子はすぐに新しい環境に順応した。
つーか、ここでの生活を誰よりも楽しんでいた。
それだけ愛着を持ってもいるだろうけど
同時に柔軟性もあるってこと。
だから澄子は、豊子に抱きつく役が合う。
豊子は頑なで、なかなか馴染もうとしなかったし
他の人達を見る目も皮肉っぽかった。
それがだんだん和らいできて
「自分らしくある」ということを学ぶことができて
これは彼女にとって大きな大きな変化だった。
だから、最後になって暴走する。
ここでしか生きられない…
と思っていたかもしれないし
他の場所に行ったら、以前の鎧をまとった自分に戻るだけ…
と絶望していたかもしれない。
新しい職場の面接の際に
「あなたよりも優秀だと思いますが」
なんてクールに言い放っていたのは
まさに初期の頃の彼女の態度だもんなあ。
そんな豊子が全てのドアを閉めて鍵をかけて閉じこもる―
ってのは、まんま、卵の中に戻るかの様な行動だったと思うよ。
その中で彼女は鎧を脱ぎ捨てて、幼い子供の様に駄々をこねる。
以前の彼女は聡明なだけに、理不尽と思える状況になっても
そうならざるを得ないこと
抵抗しても変えることなどできないこと
それに関わる人々の事情や心境さえも
分かり過ぎるくらい分かるから、何も言わずに受け入れてきたのだろう。
でも、「自分らしく」なった彼女は、分かっていても叫ばずにはいられない。
「私達がずっと忘れないでいれば、工場はなくなんない」
「私達決めたでしょ?最後まで笑っていようって」
「それが私達らしいねって」
みね子が説得する役になるのは、ヒロインとしてふさわしいんだけど
朝ドラでは、それが過剰になって不快感さえ与えるヒロインが多かったので
毒されちゃってる視聴者(ひじゅにのことだけどね^^;)としては
ヒロインが口を開いた時点で、ちょっと身構えちゃう癖がついている(笑)
でも、それぞれのキャラが生きているし
この一ヶ月で向島電機にも愛着が湧いているので
素直に観ることができたな。
騒動そのものは『金八』オマージュで
みね子の描き方は過去朝ドラヒロインへのアンチテーゼ?>ぇ
愛子さんの見込み&働きかけで、自分から鍵を開けた豊子。
彼女の意志で、再び生まれ出てきた
ってことだよね。
だから、愛子さんのこの↑言葉がとても良い。
愛子さんは最初に言っていた通り
「東京のお母さん」だったな。
松下さんは、お父さんってとこかな。
でもって
豊子は一回り”成長”。
これからも「ひよっこ」達は成長し続けていく
最後のカレーライスは
通いの連中も和夫さんも一緒に食べたのに
松下さんは入らなかったのね。
深々&長々とお辞儀をする後姿が印象的だった
ウッディ松下さんに再会した時は>他のドラマであっても
あの涙目とお辞儀をするお尻が
ずっと重なって見えるんだろうな…と思う>ぉ
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

『世情』収録CD

第2シリーズDVD-BOX

直江喜一CD

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スローモーションになって
『世情』(中島みゆき)が流れてくるんじゃないか!?
…と思ったのは
私だけではないはず(笑)
…ひじゅにですが何か?
「豊子ちゃんも世話が焼ける子だったんだねえ」by愛子
この世に生まれてしまったから
居心地の良い卵の中にいつまでも留まってはいられない。
恐る恐る外に踏み出してみたら、思ったよりも世界は美しくて
「ここが自分の居場所」だと思えたけれど
“成長”するためには、さらに踏み出していかねばならなかった。
そうして「ひよっこ」達は少しずつ殻を脱ぎ棄てていく―
というところでせうか?
最後の瞬間を豊子をメインに描いたのが良かった。
幸子&優子は先輩の立場だから
特に幸子は結婚を控え、まさに“大人”へと向かっているから
ここで反乱を起こす役にふさわしい時期を通り過ぎてしまったと言える。
時子は「夢」を追いかけているし
みね子は実お父ちゃんの件がある。
ある意味、向島電機の外の世界と既に繋がりを持っている。
みね子達よりもさらに年下の豊子か澄子の出番!
ってことになるよね。
でもって、やっぱ
ここは豊子!
ってことになる。
澄子はすぐに新しい環境に順応した。
つーか、ここでの生活を誰よりも楽しんでいた。
それだけ愛着を持ってもいるだろうけど
同時に柔軟性もあるってこと。
だから澄子は、豊子に抱きつく役が合う。
豊子は頑なで、なかなか馴染もうとしなかったし
他の人達を見る目も皮肉っぽかった。
それがだんだん和らいできて
「自分らしくある」ということを学ぶことができて
これは彼女にとって大きな大きな変化だった。
だから、最後になって暴走する。
ここでしか生きられない…
と思っていたかもしれないし
他の場所に行ったら、以前の鎧をまとった自分に戻るだけ…
と絶望していたかもしれない。
新しい職場の面接の際に
「あなたよりも優秀だと思いますが」
なんてクールに言い放っていたのは
まさに初期の頃の彼女の態度だもんなあ。
そんな豊子が全てのドアを閉めて鍵をかけて閉じこもる―
ってのは、まんま、卵の中に戻るかの様な行動だったと思うよ。
その中で彼女は鎧を脱ぎ捨てて、幼い子供の様に駄々をこねる。
以前の彼女は聡明なだけに、理不尽と思える状況になっても
そうならざるを得ないこと
抵抗しても変えることなどできないこと
それに関わる人々の事情や心境さえも
分かり過ぎるくらい分かるから、何も言わずに受け入れてきたのだろう。
でも、「自分らしく」なった彼女は、分かっていても叫ばずにはいられない。
「私達がずっと忘れないでいれば、工場はなくなんない」
「私達決めたでしょ?最後まで笑っていようって」
「それが私達らしいねって」
みね子が説得する役になるのは、ヒロインとしてふさわしいんだけど
朝ドラでは、それが過剰になって不快感さえ与えるヒロインが多かったので
毒されちゃってる視聴者(ひじゅにのことだけどね^^;)としては
ヒロインが口を開いた時点で、ちょっと身構えちゃう癖がついている(笑)
でも、それぞれのキャラが生きているし
この一ヶ月で向島電機にも愛着が湧いているので
素直に観ることができたな。
騒動そのものは『金八』オマージュで
みね子の描き方は過去朝ドラヒロインへのアンチテーゼ?>ぇ
愛子さんの見込み&働きかけで、自分から鍵を開けた豊子。
彼女の意志で、再び生まれ出てきた
ってことだよね。
だから、愛子さんのこの↑言葉がとても良い。
愛子さんは最初に言っていた通り
「東京のお母さん」だったな。
松下さんは、お父さんってとこかな。
でもって
豊子は一回り”成長”。
これからも「ひよっこ」達は成長し続けていく
最後のカレーライスは
通いの連中も和夫さんも一緒に食べたのに
松下さんは入らなかったのね。
深々&長々とお辞儀をする後姿が印象的だった
ウッディ松下さんに再会した時は>他のドラマであっても
あの涙目とお辞儀をするお尻が
ずっと重なって見えるんだろうな…と思う>ぉ
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