旅立ちのとき>『ひよっこ』第19話 - 2017.04.24 Mon
月曜日はネタ振りの日!
…と、いつもだったら茶化して言うところ
今週はこのネタで行きますよ!と提示するだけで
大して内容のない回が過去作には多かったから
でも、今作は全く違うのが
とっても心地良い
清々しいくらいだよね
…ひじゅにですが何か?
「東京で迷子になっちまったみたいなんだ」byみね子
お正月にも実父さんが帰らなかったら
自分が東京に働きに行く―
そうした、みね子の決意は先週に語られた。
今日@月曜日は、そのただ一つの条件
“お正月に父さんは帰って来るか否か?”
の答が出て
みね子の東京行きが確定する―
という話。
ただそれだけ…とも言えるのに
何て濃い内容なのだろう。
ネタ振りというより
「起承転結」の「承」ってところ?
ああ、これも過去作にはなかなか見られなかったものだ。
物語なんだから「起承転結」の4つが揃うのは当たり前じゃ?
と思うかもしれないけど、それが皆無な作品が複数存在したんだよな…
恐るべし朝ドラ!
そんな朝ドラ恐怖症(?)を
一気に吹き飛ばしてくれる『ひよっこ』である。
「良いドラマですねえ…」
イノッチよ!
私は聞いたぞ、今朝のあなたの朝ドラ受けを!
物語の方に戻ろう―
*お正月に向けて時が進んで行く様子がまず描かれる。
何だかシミジミする。
*映画『愛と死をみつめて』の話題が出る。
吉永小百合の映画が当時は大評判だったと以前に語られたし
それを模した、みね子達による妄想(笑)ポスターも登場したっけ。
『愛と死を…』は有名な作品だから
こんな騒動がなかったら、みね子は喜んで観に行ったハズ。
友達とワイワイ言いながら出かけてポロポロ泣きながら帰ってきたハズ。
だから、美代子母さんも
娘の気分転換になればと、敢えて勧めたのだろう。
でも
「今は楽しいのしか観たくないの」
と言う、みね子。
この心境ってよく分かる。
特に若い頃って、ドラマチックなもおのを求めがち。
泣ける映画を積極的に観に行ったりしがち。
でも、自分の周囲にリアルに悲しいことが起きると
その手のものが途端に苦手になる。
身につまされ過ぎて、敬遠したくなる。
*餅つき…という恒例行事が今年も楽しく行われるけど
そこに父さんはいない。
そこのところが、みね子の父親に向けたモノローグで
重く深く伝わってくる。
*君子さんによる泣かせのシーンも。
最初は現金を差し出すも、美代子母さんに断られ
今度は「お歳暮」と称して物を運んでくる。
友情って良いなあ、と素直に思えるわ。
ヒロイン&友達という図式は多いけど
母親&友達もしっかり描かれるのが良いし
ヒロイン&友達の姿も重なるし
同じ村の住人同士の絆ってものも感じさせる。
ちょっと思い出したのは―
もう何年も前になるけど、ひじゅに父が入院した時のこと。
癌だったので、かなり心配したし
告知はされたものの、その話題を敢えて出すのは躊躇われた。
祖母はまだ元気だったけど、高齢だからアレコレ頼めるわけではないし
ひじゅに一人で身体的にも精神的にも頑張らなければならなかった。
そんな時、友達の一人が夕食を毎日作って届けてくれた。
やがて他の友人達がそれに気付き
皆で交代制で届けてくれる様になった。
凄く嬉しかった。
今だにお返しできてないけど。
*そして遂に元旦。
進にも父さんのことを話し
「大人」になり始めている、ちよ子に後を託す、みね子。
家出事件も含めて、ちよ子の成長を示してきたことも
進を「子供」としてずっと描いてきて、ここで
「進も、しっかりするんだよ」と励ますことも
成長していく…ってことが、しっかり描かれていると思う。
ヒロインだけで、周囲は変わらず―
みたいな作品が少なくないので
この姉弟が「順番に」少しずつ「大人」に向かっていく姿が
新鮮でもあり健気でもあり、さり気なく感動的。
「アンタに言わせてしまった…お母ちゃん狡いよね」
娘にそう謝る美代子母さんと
「お母ちゃんに言わせたくねえよ…だから自分で言ったんだよ」
と母親を思いやる、みよ子の2人も素敵だ。
以前、みね子にも家の経済状況について知らされるシーンがあったけど
みね子が「大人」として認められてきた…という
一つの段階を示すエピであると同時に
視聴者にダイレクトに谷田部家の実情を理解させる意味もあった。
父さんの仕送り@2万円を計算に入れても「ギリギリ」なのだから
みね子が東京に就職することは、父親を捜したい…という思いだけでなく
物質的にもどうしても必要なことなんだよね。
そこが何とも切ないなあ…
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

バス停

DVD

ポチ袋入りチョコボール

…と、いつもだったら茶化して言うところ
今週はこのネタで行きますよ!と提示するだけで
大して内容のない回が過去作には多かったから
でも、今作は全く違うのが
とっても心地良い
清々しいくらいだよね
…ひじゅにですが何か?
「東京で迷子になっちまったみたいなんだ」byみね子
お正月にも実父さんが帰らなかったら
自分が東京に働きに行く―
そうした、みね子の決意は先週に語られた。
今日@月曜日は、そのただ一つの条件
“お正月に父さんは帰って来るか否か?”
の答が出て
みね子の東京行きが確定する―
という話。
ただそれだけ…とも言えるのに
何て濃い内容なのだろう。
ネタ振りというより
「起承転結」の「承」ってところ?
ああ、これも過去作にはなかなか見られなかったものだ。
物語なんだから「起承転結」の4つが揃うのは当たり前じゃ?
と思うかもしれないけど、それが皆無な作品が複数存在したんだよな…
恐るべし朝ドラ!
そんな朝ドラ恐怖症(?)を
一気に吹き飛ばしてくれる『ひよっこ』である。
「良いドラマですねえ…」
イノッチよ!
私は聞いたぞ、今朝のあなたの朝ドラ受けを!
物語の方に戻ろう―
*お正月に向けて時が進んで行く様子がまず描かれる。
何だかシミジミする。
*映画『愛と死をみつめて』の話題が出る。
吉永小百合の映画が当時は大評判だったと以前に語られたし
それを模した、みね子達による妄想(笑)ポスターも登場したっけ。
『愛と死を…』は有名な作品だから
こんな騒動がなかったら、みね子は喜んで観に行ったハズ。
友達とワイワイ言いながら出かけてポロポロ泣きながら帰ってきたハズ。
だから、美代子母さんも
娘の気分転換になればと、敢えて勧めたのだろう。
でも
「今は楽しいのしか観たくないの」
と言う、みね子。
この心境ってよく分かる。
特に若い頃って、ドラマチックなもおのを求めがち。
泣ける映画を積極的に観に行ったりしがち。
でも、自分の周囲にリアルに悲しいことが起きると
その手のものが途端に苦手になる。
身につまされ過ぎて、敬遠したくなる。
*餅つき…という恒例行事が今年も楽しく行われるけど
そこに父さんはいない。
そこのところが、みね子の父親に向けたモノローグで
重く深く伝わってくる。
*君子さんによる泣かせのシーンも。
最初は現金を差し出すも、美代子母さんに断られ
今度は「お歳暮」と称して物を運んでくる。
友情って良いなあ、と素直に思えるわ。
ヒロイン&友達という図式は多いけど
母親&友達もしっかり描かれるのが良いし
ヒロイン&友達の姿も重なるし
同じ村の住人同士の絆ってものも感じさせる。
ちょっと思い出したのは―
もう何年も前になるけど、ひじゅに父が入院した時のこと。
癌だったので、かなり心配したし
告知はされたものの、その話題を敢えて出すのは躊躇われた。
祖母はまだ元気だったけど、高齢だからアレコレ頼めるわけではないし
ひじゅに一人で身体的にも精神的にも頑張らなければならなかった。
そんな時、友達の一人が夕食を毎日作って届けてくれた。
やがて他の友人達がそれに気付き
皆で交代制で届けてくれる様になった。
凄く嬉しかった。
今だにお返しできてないけど。
*そして遂に元旦。
進にも父さんのことを話し
「大人」になり始めている、ちよ子に後を託す、みね子。
家出事件も含めて、ちよ子の成長を示してきたことも
進を「子供」としてずっと描いてきて、ここで
「進も、しっかりするんだよ」と励ますことも
成長していく…ってことが、しっかり描かれていると思う。
ヒロインだけで、周囲は変わらず―
みたいな作品が少なくないので
この姉弟が「順番に」少しずつ「大人」に向かっていく姿が
新鮮でもあり健気でもあり、さり気なく感動的。
「アンタに言わせてしまった…お母ちゃん狡いよね」
娘にそう謝る美代子母さんと
「お母ちゃんに言わせたくねえよ…だから自分で言ったんだよ」
と母親を思いやる、みよ子の2人も素敵だ。
以前、みね子にも家の経済状況について知らされるシーンがあったけど
みね子が「大人」として認められてきた…という
一つの段階を示すエピであると同時に
視聴者にダイレクトに谷田部家の実情を理解させる意味もあった。
父さんの仕送り@2万円を計算に入れても「ギリギリ」なのだから
みね子が東京に就職することは、父親を捜したい…という思いだけでなく
物質的にもどうしても必要なことなんだよね。
そこが何とも切ないなあ…
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