祭の後>『ひよっこ』第17話 - 2017.04.21 Fri
仏壇の上に置いといたのは
大人側の不注意だった
…というよりも
それに気付き、手に取ってしまう程には
ちよ子も「大人」になってきている
…ってことなんだろうね
…ひじゅにですが何か?
「祭は終わる、そして振り出しに戻る」by君子
聖火リレーが終わり日常が戻る。
でも、みね子達3人の心はまだ…
聖火リレーを水曜日に持ってきたのは
それ以前とそれ以後を描くためだったのね。
ドラマって
何かで盛り上がると、その盛り上がりの勢いで次のステージに上がる―
というイメージが何となしあるんだけど
そんな単純には行かないところが『ひよっこ』流。
大好きな村に自分の存在を刻み付けることができた
…と喜んだのも束の間
そんな華々しい日々がずっと続くわけもなく
「農家の三男坊」という現実に帰る三男。
女優の夢を親にも応援してもらえたと喜び
恐らくTVに映れたことも相まって
夢にグンと近づけた様な気分になったのも束の間
今はもう「振り出し」に戻ったのだと宣言されちゃう時子。
バーンアウトちうヤツっすね。
みね子もまた「心に決めたこと」があるってことだけど
三男&時子とはちょっと違う。
「お父ちゃんが帰って来ないことが前提みたいになっちまうからさ」
前知識をほとんど仕入れていない、ひじゅにでさえ
みね子が集団就職することになる―
ってことは知っている。
だから多分、これは
奥茨城村に残る予定だった彼女が遂に東京へ行くことを決意した
ってことなのだろうと思う。
違ってたらドラマとして、ちょっと遠回りし過ぎになっちゃうものね
みね子にとって、聖火リレーは「祭」ではなく
しっかりと現実を見つめ、それに向かってしっかりと歩み出す
決意の場だったのだろう。
だって、一時的な熱に浮かれているわけではなく
実父さんがいなくなった…というのは厳然たる事実であるから。
「みね子はここにいます」
走りながら父さんに向けて言った言葉。
私はここで待っているから
ここに帰って来て!
という言葉。
美代子母さんの様に
奥茨城にいて、ずっと帰りを待つ
…てのも「待っている」だけど
自分も東京に出て行って父さんを探す
…てのも形は違うけど「待っている」ことだと思う。
なんて言っているうちに
綿引さんからの手紙を見つけてしまう、ちよ子の図ぅ―
手紙が届いた時点では、とても良い感じだったのにね。
言葉通り誠実に、実父さんを探してくれている綿引さん。
「正義」という名前は“まんま”だな、と思ってたけど
実際にそういう名前の警察官が多いというナレーションに
こんなところにも時代性を織り込んでいるのね、と感心。
予告にあった不穏な映像は父さんとは無関係だったみたいだけど
勿論、そう簡単に見つかってしまったらドラマにならない(笑)
反面、失踪の理由には余程のことを持ってこないとな…
ハードル上がるな、岡田君…って感じ。
受け取った手紙に深々と頭を下げる矢田部家の人々。
非常に温かく良い感じだ。
なのに、その手紙によって
ちよ子に「秘密」がバレてしまうという皮肉。
進と遊んでいて
「付き合ってやってんだからね」
と、お姉さんぶった後で…ってところも
「大人」の入り口に踏み込もうとしている彼女の立ち位置を
具体的に示している。
とはいえ、まだまだ「子供」の部分の方が多いから
その「子供」の勢いと短絡さで
きっと、父さんを自分で探そうと飛び出て行っちゃったんじゃないのかな?
ここは、決意しながらも言うに言えない状態の
みね子との対比になっているよね。
お金も持っていないであろう、ちよ子は
ねこバスならぬ次郎さんのバスが上手く捕まえてくれるんじゃ?
言うに言えないっていえば
父さんの失踪を最初は隠していた母さんが
「自分から」みね子に話してくれたのと
みね子の今の状態も対になっているのかもね。
そこにまた、みね子の成長が示されている。
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

夏至祭の夜

燃え尽き症候群

お悩みの方に

大人側の不注意だった
…というよりも
それに気付き、手に取ってしまう程には
ちよ子も「大人」になってきている
…ってことなんだろうね
…ひじゅにですが何か?
「祭は終わる、そして振り出しに戻る」by君子
聖火リレーが終わり日常が戻る。
でも、みね子達3人の心はまだ…
聖火リレーを水曜日に持ってきたのは
それ以前とそれ以後を描くためだったのね。
ドラマって
何かで盛り上がると、その盛り上がりの勢いで次のステージに上がる―
というイメージが何となしあるんだけど
そんな単純には行かないところが『ひよっこ』流。
大好きな村に自分の存在を刻み付けることができた
…と喜んだのも束の間
そんな華々しい日々がずっと続くわけもなく
「農家の三男坊」という現実に帰る三男。
女優の夢を親にも応援してもらえたと喜び
恐らくTVに映れたことも相まって
夢にグンと近づけた様な気分になったのも束の間
今はもう「振り出し」に戻ったのだと宣言されちゃう時子。
バーンアウトちうヤツっすね。
みね子もまた「心に決めたこと」があるってことだけど
三男&時子とはちょっと違う。
「お父ちゃんが帰って来ないことが前提みたいになっちまうからさ」
前知識をほとんど仕入れていない、ひじゅにでさえ
みね子が集団就職することになる―
ってことは知っている。
だから多分、これは
奥茨城村に残る予定だった彼女が遂に東京へ行くことを決意した
ってことなのだろうと思う。
違ってたらドラマとして、ちょっと遠回りし過ぎになっちゃうものね
みね子にとって、聖火リレーは「祭」ではなく
しっかりと現実を見つめ、それに向かってしっかりと歩み出す
決意の場だったのだろう。
だって、一時的な熱に浮かれているわけではなく
実父さんがいなくなった…というのは厳然たる事実であるから。
「みね子はここにいます」
走りながら父さんに向けて言った言葉。
私はここで待っているから
ここに帰って来て!
という言葉。
美代子母さんの様に
奥茨城にいて、ずっと帰りを待つ
…てのも「待っている」だけど
自分も東京に出て行って父さんを探す
…てのも形は違うけど「待っている」ことだと思う。
なんて言っているうちに
綿引さんからの手紙を見つけてしまう、ちよ子の図ぅ―
手紙が届いた時点では、とても良い感じだったのにね。
言葉通り誠実に、実父さんを探してくれている綿引さん。
「正義」という名前は“まんま”だな、と思ってたけど
実際にそういう名前の警察官が多いというナレーションに
こんなところにも時代性を織り込んでいるのね、と感心。
予告にあった不穏な映像は父さんとは無関係だったみたいだけど
勿論、そう簡単に見つかってしまったらドラマにならない(笑)
反面、失踪の理由には余程のことを持ってこないとな…
ハードル上がるな、岡田君…って感じ。
受け取った手紙に深々と頭を下げる矢田部家の人々。
非常に温かく良い感じだ。
なのに、その手紙によって
ちよ子に「秘密」がバレてしまうという皮肉。
進と遊んでいて
「付き合ってやってんだからね」
と、お姉さんぶった後で…ってところも
「大人」の入り口に踏み込もうとしている彼女の立ち位置を
具体的に示している。
とはいえ、まだまだ「子供」の部分の方が多いから
その「子供」の勢いと短絡さで
きっと、父さんを自分で探そうと飛び出て行っちゃったんじゃないのかな?
ここは、決意しながらも言うに言えない状態の
みね子との対比になっているよね。
お金も持っていないであろう、ちよ子は
ねこバスならぬ次郎さんのバスが上手く捕まえてくれるんじゃ?
言うに言えないっていえば
父さんの失踪を最初は隠していた母さんが
「自分から」みね子に話してくれたのと
みね子の今の状態も対になっているのかもね。
そこにまた、みね子の成長が示されている。
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