ト音記号>『べっぴんさん』第108話 - 2017.02.10 Fri
「あの人らはずっと青春ですよ」
…そりゃあそうだろうなあ
時間が一気に飛んだだけで中身は変わらないし
つーか
「青春」というより
「お花畑」と言った方が合っているのでは…?(酷
…ひじゅにですが何か?
「こんなこと言える立場やないけど」byさくら
さくらです。
今日の私の大活躍、いかがでしたか?
ああ、あの“お嬢様”が立派な大人に成長したのね!
…と涙なくしては見られなかったのではないでしょうか?
私の愛ある計らいで五月さんが“キアリス”で働き始めました。
勿論、私と違って遊んでいることは許されません。
こうしたところは互いの立場というものをハッキリさせとかないとね。
まあ、“ヨーソロー”で接客してたんですから基本的に慣れているし
酔客相手よりベビー服を買いに来た女性客の方が遥かに楽ですよね。
人間、楽を覚えると気持ちも緩んでくるもんです。
五月さんったら早速、弱音をこぼしてきました。
私だけの時ならまだしも、ちょうど皆が来るところを見計らって。
やっぱ、シタタカな女ですよね。
グッドタイミング!
と判断した私は“ヨーソロー”へと走りました。
ドラマにはアクションも必要です。
二郎さんったら、ママさんの皮肉にも屈せず
一人で東京へ行く気満々でした。
五月さんのことも捨てる気満々じゃないですか。
全く自分勝手な男ですよね。
少し前の私だったら、チャンスとばかり
一緒に行きたいと、また迫ったことでしょうが
さすがの私も、あのクズぶりに気持ちが冷めてきたので
こっそり二郎さんの実家にチクっておいたんです。
弟さんが実に良くやってくれました。
さすが、ドラマーとしてスカウトされる兄を持つだけあって
弟の方が映画俳優のスカウトが来ても良いくらいの演技派です。
…いや、ちょっと感情表現が過剰だったかな(^^:)
尊敬する俳優は本田博太郎さんだそうです。
お父さんが家出したと言ってましたけど
ふっと行方をくらまして、数日後にはしれっと帰って来ることなんて
今迄何度あったかしれません。
お母さんだって、もう慣れっこで平然としてますよ。
そもそも、アル中DV男なんて、いなくなってくれた方がマシなんですから。
五月さんを捨てることには躊躇いがなくても、家族を捨てるなんてことは
ビジネスドラマもホームドラマで締めてしまう朝ドラで
ましてや脇役としては到底できるものではありません
私をフッておきながら一人上京するなんて許せないと思って
阻止することにしたんです。
一人でカッコつけてないで家族を背負って苦労して生きて行くべきです。
夢を諦めて、ショボくれたダメ男になってくれれば溜飲が下がるってもんです。
でも、あのヘタレ男
自分だけでは背負いきれないと判断したらしく
今度は逆に五月さんを巻き込むことにした様で
きっと働けるうちは働かせて、後は介護要員にする気なんでしょう。
本っ当に自己中男ですよね。
アイツが“キアリス”にノコノコやって来た時に
中西さん達に「不審者」呼ばわりさせ乱暴に捕まえさせたのも
実は私の差し金です。
中西さんなんて、可愛い私が微笑んでみせれば
すぐに何でもしてくれるんです。
だって、幾ら子供服の店だからって
若い男性客がいないわけないんですから。
ウィンドウショッピングする人だって珍しくないし
あんな程度で即「不審者」だなんて思わないですよ(笑)
…ということで、私は復讐を終え
ついでに大人に成長した様子を親にも見せつけることに成功しました。
お父さんは親バカで扱いやすいし
お母さんはお花畑なので長姉だけ合わせとけば何てことないんです。
今回の家出で、私も色々学びましたよ。
ゆり叔母さんの家は快適だけど、いつまでもそうはしていられないし
五月さんも引き取り手が現れたところですから
そのうち私があの位置に戻らなければなりません。
できるだけ快適な状態に直しておかないとね。
これでも将来のこととかも、ちゃんと考えてるんで
次のターゲットは君枝さんのデザイナーの座かな。
ほら、栄輔さんも言っていたじゃないですか
デザインにも新しい風をどんどん入れていかないとね。
え?
そんなドラマで良いのかって?
「人間は不完全だから、誰でも黒いものを持っています。
弱さや欠点を抱えながら、それでも必死で両親を振り絞って
他の人達を優しい関係を築いていくものなのです」byはな
…という締めはどうですか?
カッコつくでしょ?
それにしても
私も家出したし
ゆり伯母さんも、かつては家出していたし
その伯母さんの家から私はまた家出しそうになったし
生まれ育った家から家出中だった五月さんが
二郎さんと一緒に暮らしていた家からも家出したし
二郎さんが黙って東京へ行こうとしたのも
ある意味家出だし
…話作りに大きな出来事が必要とはいえ
ここまで家出オンパレードって
脚本家の頭の中、大丈夫でしょうか?
え?
そうやって一貫性を持たせている?
テーマを際立たせる手段だ?
おみそれしました(笑)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

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…そりゃあそうだろうなあ
時間が一気に飛んだだけで中身は変わらないし
つーか
「青春」というより
「お花畑」と言った方が合っているのでは…?(酷
…ひじゅにですが何か?
「こんなこと言える立場やないけど」byさくら
さくらです。
今日の私の大活躍、いかがでしたか?
ああ、あの“お嬢様”が立派な大人に成長したのね!
…と涙なくしては見られなかったのではないでしょうか?
私の愛ある計らいで五月さんが“キアリス”で働き始めました。
勿論、私と違って遊んでいることは許されません。
こうしたところは互いの立場というものをハッキリさせとかないとね。
まあ、“ヨーソロー”で接客してたんですから基本的に慣れているし
酔客相手よりベビー服を買いに来た女性客の方が遥かに楽ですよね。
人間、楽を覚えると気持ちも緩んでくるもんです。
五月さんったら早速、弱音をこぼしてきました。
私だけの時ならまだしも、ちょうど皆が来るところを見計らって。
やっぱ、シタタカな女ですよね。
グッドタイミング!
と判断した私は“ヨーソロー”へと走りました。
ドラマにはアクションも必要です。
二郎さんったら、ママさんの皮肉にも屈せず
一人で東京へ行く気満々でした。
五月さんのことも捨てる気満々じゃないですか。
全く自分勝手な男ですよね。
少し前の私だったら、チャンスとばかり
一緒に行きたいと、また迫ったことでしょうが
さすがの私も、あのクズぶりに気持ちが冷めてきたので
こっそり二郎さんの実家にチクっておいたんです。
弟さんが実に良くやってくれました。
さすが、ドラマーとしてスカウトされる兄を持つだけあって
弟の方が映画俳優のスカウトが来ても良いくらいの演技派です。
…いや、ちょっと感情表現が過剰だったかな(^^:)
尊敬する俳優は本田博太郎さんだそうです。
お父さんが家出したと言ってましたけど
ふっと行方をくらまして、数日後にはしれっと帰って来ることなんて
今迄何度あったかしれません。
お母さんだって、もう慣れっこで平然としてますよ。
そもそも、アル中DV男なんて、いなくなってくれた方がマシなんですから。
五月さんを捨てることには躊躇いがなくても、家族を捨てるなんてことは
ビジネスドラマもホームドラマで締めてしまう朝ドラで
ましてや脇役としては到底できるものではありません
私をフッておきながら一人上京するなんて許せないと思って
阻止することにしたんです。
一人でカッコつけてないで家族を背負って苦労して生きて行くべきです。
夢を諦めて、ショボくれたダメ男になってくれれば溜飲が下がるってもんです。
でも、あのヘタレ男
自分だけでは背負いきれないと判断したらしく
今度は逆に五月さんを巻き込むことにした様で
きっと働けるうちは働かせて、後は介護要員にする気なんでしょう。
本っ当に自己中男ですよね。
アイツが“キアリス”にノコノコやって来た時に
中西さん達に「不審者」呼ばわりさせ乱暴に捕まえさせたのも
実は私の差し金です。
中西さんなんて、可愛い私が微笑んでみせれば
すぐに何でもしてくれるんです。
だって、幾ら子供服の店だからって
若い男性客がいないわけないんですから。
ウィンドウショッピングする人だって珍しくないし
あんな程度で即「不審者」だなんて思わないですよ(笑)
…ということで、私は復讐を終え
ついでに大人に成長した様子を親にも見せつけることに成功しました。
お父さんは親バカで扱いやすいし
お母さんはお花畑なので長姉だけ合わせとけば何てことないんです。
今回の家出で、私も色々学びましたよ。
ゆり叔母さんの家は快適だけど、いつまでもそうはしていられないし
五月さんも引き取り手が現れたところですから
そのうち私があの位置に戻らなければなりません。
できるだけ快適な状態に直しておかないとね。
これでも将来のこととかも、ちゃんと考えてるんで
次のターゲットは君枝さんのデザイナーの座かな。
ほら、栄輔さんも言っていたじゃないですか
デザインにも新しい風をどんどん入れていかないとね。
え?
そんなドラマで良いのかって?
「人間は不完全だから、誰でも黒いものを持っています。
弱さや欠点を抱えながら、それでも必死で両親を振り絞って
他の人達を優しい関係を築いていくものなのです」byはな
…という締めはどうですか?
カッコつくでしょ?
それにしても
私も家出したし
ゆり伯母さんも、かつては家出していたし
その伯母さんの家から私はまた家出しそうになったし
生まれ育った家から家出中だった五月さんが
二郎さんと一緒に暮らしていた家からも家出したし
二郎さんが黙って東京へ行こうとしたのも
ある意味家出だし
…話作りに大きな出来事が必要とはいえ
ここまで家出オンパレードって
脚本家の頭の中、大丈夫でしょうか?
え?
そうやって一貫性を持たせている?
テーマを際立たせる手段だ?
おみそれしました(笑)
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