007 スペクター - 2016.09.04 Sun
先回の『女王陛下の007』はシリーズ第2作
今回の『スペクター』は第24作(現時点での最新作)
この跳び具合が私らしい?
でも、先回も書いたけど
たった一作で終わってしまったジョージ・レーゼンビー版は
その前後の作品(ショーン・コネリーからロジャー・ムーアに至るまで)の
徹底した“おバカ映画”ぶりとは一味違うシリアス物として
今のダニエル・クレイグ版へとダイレクトに繋がるもの…という気がする。
まだティモシー・ダルトン版は観ていないので断言は出来ないんだけどね(笑)
宿敵ブロフェルドをやっつけて
本気で愛した女性と結婚し
新たな人生を歩もうとするジェームズ・ボンド―
という主なストーリーは同じ。
レーゼンビーの方は
ブロフェルドの生死を確認しなかった甘さがラストの悲劇を引き起こした
…と言えると思う。
クレイグ版は
まだ新米ゆえの甘さで愛する人を死に追いやったと言える。
今回、ブロフェルドを追い詰めたものの命は奪わなかったし
再び愛する人を得て新しい生き方へ…と改めて旅立って行った。
シリアスとはいえツッコミどころがイッパイ
…というのも共通しているかな>ぉ
“おバカ”というほどっではないと思うけど。
どっちかっちゅーと
個人的な不満と言えるかも?>ぇ
例えば、そのブロフェルドだけど
登場の仕方はなかなか謎めいていて良かったのに
姿がハッキリするにつれ、何だかショボくなる一方だった。
割とアッサリ倒されちゃうし(笑)
まあ、コネリー版に出てきたブロフェルドは
まさに“おバカ”を体現していたので
今作でいきなりカッコ良くなったら却って変かもしれないけど。
ボンドに個人的恨みを抱いていること
その内容がファザコンっぽいものであること
非常に個人的感情であること…が
ショボいイメージに拍車をかける。
ここは“おバカ”ブロフェルドには無かった要素。
あったら、あの“おバカ”ぶりが変過ぎる(笑)
つーか
ボンドの過去が少し語られること
敵との確執の根本原因がエディプスコンプレックスっぽいっこと
…等の要素は前作『スカイフォール』と同じ。
(『スカイ…』は母親『スペクター』は父親という違いはあるが)
『スカイ…』は、いつもの『007』シリーズとは
ちょいと趣が違っていたけれど
大変良い作品だったので
期待されていた次作@『スペクター』が二番煎じっぽいのってどーよ?
と思ってしまった(^^;)
ただ、クレイグ版は最初の『カジノロワイヤル』からして
いつもの『007』パターンから少し外れている。
『慰めの報酬』を挟んで『スカイフォール』にして
Qとマニーペニーがようやく登場。
そして今作でブロフェルドも登場し
ここで、ようやく元々の『007』に戻ったと言える?
『カジノ…』『慰め…』は新米時代
『スカイ…』『スペクター』はベテランになってから
さらに『スぺクター』ではラストでスパイを辞めているから
クレイグ版は『007』の総括、あるいはいったん纏めての仕切り直し?
…なんてことを
『007』ビギナーなくせして生意気にも考えてしまった(笑)
でも、まだ、あちこち齧っただけの状態であるからこそ
そんな風に思えたのかもしれない。
とことで
今回は何といってもQですよ!
出番が多くて嬉しい。
ボンドにワガママ言われて困った顔して結局引き受けてしまうところはカワイイし
「来ちゃった♪」とばかりにボンドの前に現れるのもカワイイし
猫を飼ってるってのもカワイイし
敵に追いかけられるスリリングなシーンもカワイイ。
ただ、あの指輪の過去の所有者を探るところは何だかよく分からない。
ごく最近触った人なら指紋だの皮膚組織だの脂だの(笑)付いているかもしれないけど
もっと前の人だったら痕跡なんて残ってないんと違う?
一度も洗ったり拭いたりもしなかったんかい?
…いやいや、きっと
おバカひじゅにには分からない最先端の科学力によるものなのでせう。
2人のボンドガールは―
モニカ・ベルッチはアッサリ退場してしまって何だか物足りなかった。
今迄のボンドガールは2人の内、片方は死ぬのが“お約束”なのに
ボンドが保護を依頼した…と聞いて「珍しい」と思ってしまった>こらこら
レア・セドゥはキュートだし曲線美が良いのう…とは思ったけど>ぉ
ボンドが本気だす相手としては、どうしてもヴェスパーに比べてしまい
何だか物足りなかった。
もう一人の悪役@Cは独特の存在感があって良いな。
さすがモリアーティ@『SHERLOCK』!
クレイグ・ボンドはこれで見納め?
次作はどんな感じになるのかな?
『Spectre』 2015年/イギリス
監督:サム・メンデス
脚本:ジョン・ローガン
音楽:トーマス・ニューマン
主題歌:サム・スミス『Writing’s On The Wall』
(作詞作曲:サム・スミス、ジミー・ネイプス)
出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)
クリストフ・ヴァルツ(オーベルハウザー)レイフ・ファインズ(M)
レア・セドゥ(マドレーヌ・スワン)モニカ・ベルッチ(ルチア・スキアラ)
ベン・ウィショー(Q)ナオミ・ハリス(マニ―ペニー)
デビッド・バウティスタ(Mr.ヒンクス)アンドリュー・スコット(C)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

ブルーレイ&DVD

主題歌CD(サム・スミス)

ベン・ウィショー(Q)直筆サイン入り写真

今回の『スペクター』は第24作(現時点での最新作)
この跳び具合が私らしい?
でも、先回も書いたけど
たった一作で終わってしまったジョージ・レーゼンビー版は
その前後の作品(ショーン・コネリーからロジャー・ムーアに至るまで)の
徹底した“おバカ映画”ぶりとは一味違うシリアス物として
今のダニエル・クレイグ版へとダイレクトに繋がるもの…という気がする。
まだティモシー・ダルトン版は観ていないので断言は出来ないんだけどね(笑)
宿敵ブロフェルドをやっつけて
本気で愛した女性と結婚し
新たな人生を歩もうとするジェームズ・ボンド―
という主なストーリーは同じ。
レーゼンビーの方は
ブロフェルドの生死を確認しなかった甘さがラストの悲劇を引き起こした
…と言えると思う。
クレイグ版は
まだ新米ゆえの甘さで愛する人を死に追いやったと言える。
今回、ブロフェルドを追い詰めたものの命は奪わなかったし
再び愛する人を得て新しい生き方へ…と改めて旅立って行った。
シリアスとはいえツッコミどころがイッパイ
…というのも共通しているかな>ぉ
“おバカ”というほどっではないと思うけど。
どっちかっちゅーと
個人的な不満と言えるかも?>ぇ
例えば、そのブロフェルドだけど
登場の仕方はなかなか謎めいていて良かったのに
姿がハッキリするにつれ、何だかショボくなる一方だった。
割とアッサリ倒されちゃうし(笑)
まあ、コネリー版に出てきたブロフェルドは
まさに“おバカ”を体現していたので
今作でいきなりカッコ良くなったら却って変かもしれないけど。
ボンドに個人的恨みを抱いていること
その内容がファザコンっぽいものであること
非常に個人的感情であること…が
ショボいイメージに拍車をかける。
ここは“おバカ”ブロフェルドには無かった要素。
あったら、あの“おバカ”ぶりが変過ぎる(笑)
つーか
ボンドの過去が少し語られること
敵との確執の根本原因がエディプスコンプレックスっぽいっこと
…等の要素は前作『スカイフォール』と同じ。
(『スカイ…』は母親『スペクター』は父親という違いはあるが)
『スカイ…』は、いつもの『007』シリーズとは
ちょいと趣が違っていたけれど
大変良い作品だったので
期待されていた次作@『スペクター』が二番煎じっぽいのってどーよ?
と思ってしまった(^^;)
ただ、クレイグ版は最初の『カジノロワイヤル』からして
いつもの『007』パターンから少し外れている。
『慰めの報酬』を挟んで『スカイフォール』にして
Qとマニーペニーがようやく登場。
そして今作でブロフェルドも登場し
ここで、ようやく元々の『007』に戻ったと言える?
『カジノ…』『慰め…』は新米時代
『スカイ…』『スペクター』はベテランになってから
さらに『スぺクター』ではラストでスパイを辞めているから
クレイグ版は『007』の総括、あるいはいったん纏めての仕切り直し?
…なんてことを
『007』ビギナーなくせして生意気にも考えてしまった(笑)
でも、まだ、あちこち齧っただけの状態であるからこそ
そんな風に思えたのかもしれない。
とことで
今回は何といってもQですよ!
出番が多くて嬉しい。
ボンドにワガママ言われて困った顔して結局引き受けてしまうところはカワイイし
「来ちゃった♪」とばかりにボンドの前に現れるのもカワイイし
猫を飼ってるってのもカワイイし
敵に追いかけられるスリリングなシーンもカワイイ。
ただ、あの指輪の過去の所有者を探るところは何だかよく分からない。
ごく最近触った人なら指紋だの皮膚組織だの脂だの(笑)付いているかもしれないけど
もっと前の人だったら痕跡なんて残ってないんと違う?
一度も洗ったり拭いたりもしなかったんかい?
…いやいや、きっと
おバカひじゅにには分からない最先端の科学力によるものなのでせう。
2人のボンドガールは―
モニカ・ベルッチはアッサリ退場してしまって何だか物足りなかった。
今迄のボンドガールは2人の内、片方は死ぬのが“お約束”なのに
ボンドが保護を依頼した…と聞いて「珍しい」と思ってしまった>こらこら
レア・セドゥはキュートだし曲線美が良いのう…とは思ったけど>ぉ
ボンドが本気だす相手としては、どうしてもヴェスパーに比べてしまい
何だか物足りなかった。
もう一人の悪役@Cは独特の存在感があって良いな。
さすがモリアーティ@『SHERLOCK』!
クレイグ・ボンドはこれで見納め?
次作はどんな感じになるのかな?
『Spectre』 2015年/イギリス
監督:サム・メンデス
脚本:ジョン・ローガン
音楽:トーマス・ニューマン
主題歌:サム・スミス『Writing’s On The Wall』
(作詞作曲:サム・スミス、ジミー・ネイプス)
出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)
クリストフ・ヴァルツ(オーベルハウザー)レイフ・ファインズ(M)
レア・セドゥ(マドレーヌ・スワン)モニカ・ベルッチ(ルチア・スキアラ)
ベン・ウィショー(Q)ナオミ・ハリス(マニ―ペニー)
デビッド・バウティスタ(Mr.ヒンクス)アンドリュー・スコット(C)
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ブルーレイ&DVD

主題歌CD(サム・スミス)

ベン・ウィショー(Q)直筆サイン入り写真

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