生きる>『洞窟おじさん』最終話 - 2015.11.04 Wed
遂に最終回。
何だかとても寂しい気がする。
だから感想も大幅に遅れました>ぉ
「生きるって楽しいんだな」by一馬
一馬は障碍者の自立支援施設へ。
そこは、最初に暮らした洞窟に近い場所。
かつて両親や兄弟達と暮らした家にも近い場所。
つまり群馬県。
ああ、ひじゅに地元に
こんな人がいて、こんな生き方をしてきて
そして今も生きている。
今回、さり気なく
御本人登場。
それも、最終的に一馬が
この地に居場所&自分なりの生き方を見出した
象徴ともいえるブルーベリー栽培に関するシーンで。
だから最後に
ドラマと現実とが繋がって
“今”に至って終わったところが良かった。
未来へと続く余韻を持って。
それにしても、感心したのは
丹波さん@施設の理事長。
一馬が携わることになった仕事@工事現場で出逢った
絵に描いた様な意地悪キャラの若社長の存在も
一馬が心開いた軽部さん@施設の事務員との突然の別れも
乗り越えるべきもの、そうして前進するためのもの…と
積極的な見方をするところ。
軽部さんの働きは凄く立派だし
彼女あっての、この結果ではあるけど
よくあるドラマみたいに(?)彼女の単独行動ではなく
丹波さんの指示によるものってところ。
情は勿論ある>寧ろ情で動いている
けれど
決して流されず、理性で判断し決断する
その柔らかい強さみたいなのが凄いと思った。
とはいえ、やはり
素晴らしいのは軽部さんの熱意。
山に逃げ出した一馬が
「シロ」と呟くところにはグッときたんだけど
その直後に軽部さんが現れることで
ああ、やっと、シロに匹敵する存在が見つかったんだな
…と思って嬉しくなった。
彼女との触れ合いは、まんま一馬の今迄の生き方を辿ること。
線路を行く一馬を追いかけることから
魚釣りから
最初に暮らした洞窟を訪れることから
一馬のシロに相当する、軽部さんのクロの話をすることから
一馬の両親のお墓に行くことまで―
この、お墓に行ったことで
一馬は過去から一歩踏み出すことが出来たんだろうね。
ところどころでフラッシュバックする両親からの虐待シーン。
縛られたり殴られたり…という行為そのものだけでなく
ていうか、それよりも
それが親から与えられた…というのが、あまりにも重い。
一馬はそれから逃げていたし、忘れようとしていたけど
親への思慕だって、やはりあったのだろうし
何十年も経ての再会がお墓だったわけで
そこに湧き上がった複雑な感情は、甘ちゃんひじゅにには想像もつかない。
車に戻ってから号泣する一馬の横に
一緒に泣いてくれる軽部さんがいて本当に良かったと思ったよ。
それにしても、一馬
山関係だけでなく機械にも強い
ってところが凄い。
それと
意外にボキャブラリーが豊富。
それだけ、人間との出逢いも豊富だったって証拠なんだろう。
野生動物の様に生きてきたといっても
言葉を持っている=人間、だから
本当の居場所は人間社会だってことだな。
恐さには耐えられたけど、寂しさには耐えられなかった―
そう言っていた一馬は
その寂しい心を埋めてくれた軽部さんが好きな
ブルーベリーを植え
そのブルーベリーをジャムにして売ることで
今度は多くの人達の心を喜ばせようとする。
この心の成長が感動的だった。
原作:加山一馬『洞窟オジさん 荒野の43年』
脚本:児島秀樹、吉田照幸
演出: 吉田照幸
出演:
加山一馬
(中年時代):リリー・フランキー
(青年時代):中村蒼
(少年時代):富田海人
宅間刑事:浅利陽介 / 桃園刑事:生瀬勝久
軽部久美:尾野真千子
丹波惣一郎:小野武彦
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

洞窟オジさん

ぼくを救ってくれたシロ

ラベンダー×ブルーベリージャム

何だかとても寂しい気がする。
だから感想も大幅に遅れました>ぉ
「生きるって楽しいんだな」by一馬
一馬は障碍者の自立支援施設へ。
そこは、最初に暮らした洞窟に近い場所。
かつて両親や兄弟達と暮らした家にも近い場所。
つまり群馬県。
ああ、ひじゅに地元に
こんな人がいて、こんな生き方をしてきて
そして今も生きている。
今回、さり気なく
御本人登場。
それも、最終的に一馬が
この地に居場所&自分なりの生き方を見出した
象徴ともいえるブルーベリー栽培に関するシーンで。
だから最後に
ドラマと現実とが繋がって
“今”に至って終わったところが良かった。
未来へと続く余韻を持って。
それにしても、感心したのは
丹波さん@施設の理事長。
一馬が携わることになった仕事@工事現場で出逢った
絵に描いた様な意地悪キャラの若社長の存在も
一馬が心開いた軽部さん@施設の事務員との突然の別れも
乗り越えるべきもの、そうして前進するためのもの…と
積極的な見方をするところ。
軽部さんの働きは凄く立派だし
彼女あっての、この結果ではあるけど
よくあるドラマみたいに(?)彼女の単独行動ではなく
丹波さんの指示によるものってところ。
情は勿論ある>寧ろ情で動いている
けれど
決して流されず、理性で判断し決断する
その柔らかい強さみたいなのが凄いと思った。
とはいえ、やはり
素晴らしいのは軽部さんの熱意。
山に逃げ出した一馬が
「シロ」と呟くところにはグッときたんだけど
その直後に軽部さんが現れることで
ああ、やっと、シロに匹敵する存在が見つかったんだな
…と思って嬉しくなった。
彼女との触れ合いは、まんま一馬の今迄の生き方を辿ること。
線路を行く一馬を追いかけることから
魚釣りから
最初に暮らした洞窟を訪れることから
一馬のシロに相当する、軽部さんのクロの話をすることから
一馬の両親のお墓に行くことまで―
この、お墓に行ったことで
一馬は過去から一歩踏み出すことが出来たんだろうね。
ところどころでフラッシュバックする両親からの虐待シーン。
縛られたり殴られたり…という行為そのものだけでなく
ていうか、それよりも
それが親から与えられた…というのが、あまりにも重い。
一馬はそれから逃げていたし、忘れようとしていたけど
親への思慕だって、やはりあったのだろうし
何十年も経ての再会がお墓だったわけで
そこに湧き上がった複雑な感情は、甘ちゃんひじゅにには想像もつかない。
車に戻ってから号泣する一馬の横に
一緒に泣いてくれる軽部さんがいて本当に良かったと思ったよ。
それにしても、一馬
山関係だけでなく機械にも強い
ってところが凄い。
それと
意外にボキャブラリーが豊富。
それだけ、人間との出逢いも豊富だったって証拠なんだろう。
野生動物の様に生きてきたといっても
言葉を持っている=人間、だから
本当の居場所は人間社会だってことだな。
恐さには耐えられたけど、寂しさには耐えられなかった―
そう言っていた一馬は
その寂しい心を埋めてくれた軽部さんが好きな
ブルーベリーを植え
そのブルーベリーをジャムにして売ることで
今度は多くの人達の心を喜ばせようとする。
この心の成長が感動的だった。
原作:加山一馬『洞窟オジさん 荒野の43年』
脚本:児島秀樹、吉田照幸
演出: 吉田照幸
出演:
加山一馬
(中年時代):リリー・フランキー
(青年時代):中村蒼
(少年時代):富田海人
宅間刑事:浅利陽介 / 桃園刑事:生瀬勝久
軽部久美:尾野真千子
丹波惣一郎:小野武彦
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洞窟オジさん

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