デクスターseason8 (ファイナル) - 2015.04.12 Sun
観終ってしばらく経ってしまった。
これで終わり…
と思うと、やはり寂しい。
しかも、この終わり方…
実際、アメリカでも賛否両論(“否”の方が多い?)
主演のマイケル・C・ホールも満足していないみたい。
それでも面白かったし
納得できるところも多い。
★☆★☆★☆ネタバレあり☆★☆★☆★
デボラが壊れかけているところから始まる。
登場したばかりの頃の彼女は、だめんずウォーカーで
それがデクスターを悩ませていた。
殺人の欲望が強いあまり女性には興味のなかった
当時のデクスターと対照的。
デクスターの方は
単なる隠れ蓑として利用していたリタと
それまで、どちらかというと嫌悪していた性関係を持つ様になり
その後、結婚し子供までもうけた。
もはや隠れ蓑とは言い難く
寧ろ“表の生活” というものを築くに至った。
子供@ハリソンには充分な愛を注いでいたしね。
その他にもシリーズが進むにつれ
実の兄
初めての友人
将来の目標にできると思われた、自分と同類の人
自分の中の闇を払ってくれるかもしれなかった信仰の人
“裏の顔”を理解してくれる女性
…と、色んな出逢いがあって
ああ、これは
デクスターが裏も表も融合させた「人間」となるまでの物語
なのかな、と勝手に思っていた時期もあった。
でも、それらあの人々は一人を除いて全て死んでしまったんだよな。
その、たった一人もデクスターの世界からは去って行ったし。
今シーズンでは
自分の子供時代を思い出させるザックと
母親的存在となるヴォ―ゲル博士が登場。
今のデクスターを形作っているのは
「ハリーの掟」であり、それを授けた養父ハリーなわけで
実はその「ハリーの掟」を提唱したのはヴォーゲルだということで
彼女はまさに“母親”。
そして、今度はデクスターがザックに「ハリーの掟」を教える
ってことで
遂に“家族”に辿り着いたってことか…
と、ちょっと感慨深くもあった。
まあ、期待したほどザックとの触れ合いシーンは少なく
物凄くアッサリ殺されてしまったけれどね(^^;)
ヴォーゲルの方も、あれほどクールで理性的な人だったのに
結局のところ、血を分けた実の息子には弱みを見せてしまった
って感じの最後だった。
つまり、ここでも
デクスターが「人間」へと向かう道は切りたたれてしまったってことだ。
残るは
対照的に警察官として成長していったデボラと
前シーズンで登場した同類のハンナの2人。
前シーズンのラストで、デクスターは
ハンナを捨ててデボラを選んだ。
今シーズンではハンナを選ぼうとし
結果的にデボラを完全に失うことになってしまった。
同じ殺人鬼の特性を持つハンナと生きるために
殺人を思いとどまったデクスターが
それにより、デボラを殺されてしまうという
物凄い皮肉な結末。
今迄、デクスターは死体を始末する時
バラバラにして黒いゴミ袋に詰めて海に捨てていたよね。
それが、ザックの時は
その姿のまま黒いゴミ袋で包み込んでいた。
人間の形が外側からも分かる様に。
ここのところに少し疑問を持っていた。
そして、デボラの時は白いシーツを巻きつけたままだった。
シーツが風になびいて、まるでウェディングドレスの様に美しかった。
ねえ、デクスター
やっぱり「人間」に戻れたんじゃないの?
って思った。
相手=悪人という言い訳はあるにしろ
実際には自らの欲求のために殺人を続けてきた彼が
今度は妹の復讐のために人を殺す。
デクスターの“裏の顔”に全く気付いていない同僚達が
この殺人はしっかりと確認し、尚且つ見逃す。
これは、彼の物語の行きつく所として
何ていうか…ふさわしい!と思った。
でも、それで終わるわけではなかった。
死を偽装し行方をくらます…ってところまでは
まだ上の続きになるんだけど
その後にオチが付くとは…。
つまり、これって
元に戻った…ってことだよね?
まあ、これも、ふさわしい結末かもな
って気もする反面
サイコパスは人間味を持たないものなのに
それを持ち合わせているデクスターは
完璧!
…という様なことを言っていたヴォ―ゲルの言葉は?
続編があるのなら大いに認めるけど(笑)
ああ、それと
マスオカ(マスカ)と彼の精子提供で生まれた娘の関係は
何だったんだろう?
対比として描いているのかと思ってたのに何か中途半端で終わった感じ。
これも続編があるのなら大いに認めるけど(笑)
『DEXTER series finale』
出演:マイケル・C・ホール(デクスター)
ジェニファー・カーペンター(デボラ)イヴォンヌ・ストラホフスキー(ハンナ)
シャーロット・ランプリング(ヴォ―ゲル)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

DVD-BOX

サントラ>輸入盤

直筆サイン入り写真>マイケル・C・ホール

これで終わり…
と思うと、やはり寂しい。
しかも、この終わり方…
実際、アメリカでも賛否両論(“否”の方が多い?)
主演のマイケル・C・ホールも満足していないみたい。
それでも面白かったし
納得できるところも多い。
★☆★☆★☆ネタバレあり☆★☆★☆★
デボラが壊れかけているところから始まる。
登場したばかりの頃の彼女は、だめんずウォーカーで
それがデクスターを悩ませていた。
殺人の欲望が強いあまり女性には興味のなかった
当時のデクスターと対照的。
デクスターの方は
単なる隠れ蓑として利用していたリタと
それまで、どちらかというと嫌悪していた性関係を持つ様になり
その後、結婚し子供までもうけた。
もはや隠れ蓑とは言い難く
寧ろ“表の生活” というものを築くに至った。
子供@ハリソンには充分な愛を注いでいたしね。
その他にもシリーズが進むにつれ
実の兄
初めての友人
将来の目標にできると思われた、自分と同類の人
自分の中の闇を払ってくれるかもしれなかった信仰の人
“裏の顔”を理解してくれる女性
…と、色んな出逢いがあって
ああ、これは
デクスターが裏も表も融合させた「人間」となるまでの物語
なのかな、と勝手に思っていた時期もあった。
でも、それらあの人々は一人を除いて全て死んでしまったんだよな。
その、たった一人もデクスターの世界からは去って行ったし。
今シーズンでは
自分の子供時代を思い出させるザックと
母親的存在となるヴォ―ゲル博士が登場。
今のデクスターを形作っているのは
「ハリーの掟」であり、それを授けた養父ハリーなわけで
実はその「ハリーの掟」を提唱したのはヴォーゲルだということで
彼女はまさに“母親”。
そして、今度はデクスターがザックに「ハリーの掟」を教える
ってことで
遂に“家族”に辿り着いたってことか…
と、ちょっと感慨深くもあった。
まあ、期待したほどザックとの触れ合いシーンは少なく
物凄くアッサリ殺されてしまったけれどね(^^;)
ヴォーゲルの方も、あれほどクールで理性的な人だったのに
結局のところ、血を分けた実の息子には弱みを見せてしまった
って感じの最後だった。
つまり、ここでも
デクスターが「人間」へと向かう道は切りたたれてしまったってことだ。
残るは
対照的に警察官として成長していったデボラと
前シーズンで登場した同類のハンナの2人。
前シーズンのラストで、デクスターは
ハンナを捨ててデボラを選んだ。
今シーズンではハンナを選ぼうとし
結果的にデボラを完全に失うことになってしまった。
同じ殺人鬼の特性を持つハンナと生きるために
殺人を思いとどまったデクスターが
それにより、デボラを殺されてしまうという
物凄い皮肉な結末。
今迄、デクスターは死体を始末する時
バラバラにして黒いゴミ袋に詰めて海に捨てていたよね。
それが、ザックの時は
その姿のまま黒いゴミ袋で包み込んでいた。
人間の形が外側からも分かる様に。
ここのところに少し疑問を持っていた。
そして、デボラの時は白いシーツを巻きつけたままだった。
シーツが風になびいて、まるでウェディングドレスの様に美しかった。
ねえ、デクスター
やっぱり「人間」に戻れたんじゃないの?
って思った。
相手=悪人という言い訳はあるにしろ
実際には自らの欲求のために殺人を続けてきた彼が
今度は妹の復讐のために人を殺す。
デクスターの“裏の顔”に全く気付いていない同僚達が
この殺人はしっかりと確認し、尚且つ見逃す。
これは、彼の物語の行きつく所として
何ていうか…ふさわしい!と思った。
でも、それで終わるわけではなかった。
死を偽装し行方をくらます…ってところまでは
まだ上の続きになるんだけど
その後にオチが付くとは…。
つまり、これって
元に戻った…ってことだよね?
まあ、これも、ふさわしい結末かもな
って気もする反面
サイコパスは人間味を持たないものなのに
それを持ち合わせているデクスターは
完璧!
…という様なことを言っていたヴォ―ゲルの言葉は?
続編があるのなら大いに認めるけど(笑)
ああ、それと
マスオカ(マスカ)と彼の精子提供で生まれた娘の関係は
何だったんだろう?
対比として描いているのかと思ってたのに何か中途半端で終わった感じ。
これも続編があるのなら大いに認めるけど(笑)
『DEXTER series finale』
出演:マイケル・C・ホール(デクスター)
ジェニファー・カーペンター(デボラ)イヴォンヌ・ストラホフスキー(ハンナ)
シャーロット・ランプリング(ヴォ―ゲル)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

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サントラ>輸入盤

直筆サイン入り写真>マイケル・C・ホール

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