無駄>『ごちそうさん』第106話 - 2014.02.06 Thu
いつも「どうでもいい」位置にいる
馬介さんと室井さんが
今日はなかなかシリアス
…ひじゅにですが何か?
「無駄こそ文化なんだよ」by室井
泰介君達をどう励まそうか考える、め以子の図ぅ―
5年待っても甲子園の年齢ではなくなるだけだし
終戦を期待するのも能天気だし
…と
まあ、これは
視聴者が事態を飲み込みやすくするためだろうけど
能天気め以子が
少~しばかり気を遣えるようになってきた印でもある?
昨日の卵に関する話も含めて。
「食べること食べさせること以外はスッカラカン」だの
「相変わらず清々しいほどアサハカ」だの
あまりに卑下され過ぎてたので
少しフォローに回ってきた?
肝心の泰介君は
「熱い」師岡先輩に対し
「どの道20才やそこらで兵隊に行くまでのことや」と冷めている。
「せやから今しかない」と言う師岡先輩にしても
兵隊に行ったらもうオシマイだ、という気持ちがあるってことかな。
当時の少年達って、軍事教育の賜物で
自分も早く兵隊さんになってお国のために戦いたい!
という熱い思いで一致していたんじゃないか…って思ったりするけど
まだ、そこまでの時代にはなってないってことか。
あるいは現代的視点を入れた?
いや、そこまでの時代になってからも、流されない人はいたのだろうな。
その兵隊になるという経験をした源ちゃんは
食べられないばかりか肉をマトモに見られなくなっている。
戦争とは全く関係ないんだけども
10年以上前、我が父が大腸ガンの手術をして
切り取った大腸を手術室で見せられた。
「鶏肉みたい」というのが第一印象。
で、鶏肉を食べられなくなったかというと
全然平気で食べ続けている私。
繊細さが不足している私ひじゅにと違い
遂に倒れてしまった源ちゃん…
↑戦場とは比べものにならないですねそうですね(^^;)
何も西門家に運ばなくてもって気はするけど(笑)
まあ、場所はどこでも、め以子は世話に行くだろうし
こうした時のため、源ちゃんは独身のままなのかもしれないし(?)
ここで、先週の悠太郎の「代用品」台詞が絡んでくるのかもしれないし
もし絡んできたら、また夫婦問題にシフトしてしまうんかい!?
と、ちょっとウンザリしないでもないけど>ぉ
ちょっと面白そうだと思うのは
「食べること食べさせること」しかない、め以子が
その、たった一つの利点において初めて“挫折”するんじゃないか…
ということ。
師岡先輩は勿論、近所の子供達をも
ステーキの件では大人達をも
魅了させた、め以子の料理。
その料理が源ちゃんには受け入れられない
という話になりそう。
近所の子供達には「体よく利用されてる」だけだけどね。
お礼に掃除等を手伝わせるってことで解消した?
め以子の渾名が「ごちそうさん」になったということで
ドラマのタイトルは実はヒロインの名前だったのか…となり
あまり良い意味合いばかりではないよな…となって
皮肉っぽい雰囲気が加わって却って興味深いけど
まあ、それはまた別のお話>あればの話
ステーキは興亜建国パンの対極だけどね。
要は素材の問題ってことだよな。
興亜建国パンは不味くて学校から突き返されたほどだったけど
作る前から不味くなるのは分かってたので、め以子の料理の敗北ではない。
不味くなると分かっているのに作らなくてはならなかったってとこがキモ。
め以子の薄っぺらい軍国主義と孤高ふ久ちゃんとの対比でもあったから
これもまた別のお話。
込められたテーマはともかくも
め以子の料理は“良きもの”だったわけだよね。
病床にあるという点では共通する正蔵お祖父ちゃんも
最後まで、め以子の料理を楽しんでいた。
とにかく食べれば何とかなる…という状態の源ちゃんが
どうあっても食べられない…となったら
これは、め以子の人生を根底から揺るがす展開になるかも?
ま、なっても一時的なもので
最終的には良い方向に行くだろうけど。
「その無駄なものに人生賭けてるんやからオモロイよな」by馬介
やっと書きたいものが書けたのに
出版取りやめになってしまった室井さん。
壁のメニューに全て「品切れ」の札が貼られた“UMASUKE”で
「しまいにするか」と呟く馬介さんも
単にその日の店じまいのことじゃなくて挫折しかかっていたってことだよね?
竹筋導入に悩む悠太郎が訪ねてきて
「どうでもええもんが好きなんや」という話になって
馬介さん自身も少し救われたんだと思う。
とはいえ、それは精神的な面で
実質的には、これからどんどん苦しくなっていくんだろうなあ…
塩と砂糖の「砂糖」が贅沢を煽るからダメって
どんだけ~!?(死語?)
って感じだよなあ。
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆
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