オープン＞『あまちゃん』第57話 - 2013.06.05 Wed

庭にほぼ住み着いている野良猫一家のおかげで
だいぶ癒されてはいるんだけど

野菜を植えたプランターをトイレ代わりにされちゃうのが
ちょっと困りもの（＾＾；）

…ひじゅにですが何か？



「好きとか嫌いとか言うのって他所から来た人なんだよね」by春子



↑初期の頃は割とこれが強調されていたよね

生まれ育った北三陸を嫌う春子さんと
初めて訪れた北三陸に魅せられた東京生まれ東京育ちのアキ

生まれ育った北三陸の良さが見えていないユイと
他所から来た故に北三陸の良さばかり目に入るアキ

（ここまでが第一部？）


忠兵衛じーちゃんがやって来て
北三陸が好きだから北三陸の良さを再確認するために外へ行く
…という様な概念が語られ
東京に就職する種市先輩の口から再び同じ言葉が飛び出し
さらに強調された

（ここまでが第二部？）


そして今日
最初にアキと対比されていた春子さんがまた春子さん側の見方を述べ
それに続けて

「嫌いならアキみたいに自分の好きな様にに変えちゃえば良いのよ」

という、先行く考えを打ち出した

（今、第三部真っただ中）



第一部のままだと―

アキがずっと海女として北三陸で活躍を続け
メデタシメデタシ
…ってことにすれば
一応ドラマとしては格好が付くかもしれないけど

東京での過去は切り捨てて終わりかい？
つーか
それだと全ての人が故郷を捨てて他所に行くしかなくなっちゃうんじゃ…

というツッコミどころが残るし

一時的かずっとかは知らないものの
アキが東京に戻るのは分かっているので
矛盾が生じてしまう。


第二部までだと―

春子さんの方に当てはまる部分は大きいかと思える。
彼女が（特にドラマチックな描写はないけど、ないから寧ろ）
自然に何気に故郷に溶け込み始めている様子の根拠になる。

アキの方は元々東京人なんだから
東京に戻って北三陸を再確認…というのは当てはまらない。
逆に東京の良さに気付く…という展開なら分かる。

過去の自分を海の底に沈め北三陸で生まれ変わったアキが
東京に戻る決意をする土台となる？


そして第三部は―

「好き嫌い」を超えて
「好き」に周囲を変えてしまおう…という
積極的な考え&行動を促すことで

東京に戻るだけでなく
東京時代の自分（いわば黒歴史）に向き合い
それを克服する…というオチが期待できる？



だとすれば
第三部ではこの考えを強調した話にしなければならない。

だから
ここで昔ながらのものに加え新しい何かを始める、ってことで
海女カフェが登場するのは、よく考えられていると思う。

まあ、海女カフェが魅力的か否かという問題はあるけど＞こらこら


そして
そのアイディアを出したのがアキであることも含め
結果的にアキが褒められまくること
「なくてはならない存在」とまで持ち上げられまくることも
ある程度は必要かと思う。

まあ、朝ドラーにとってはヒロイン持ち上げ展開は地雷だけど（笑）


つーかさ

このドラマが始まったばかりの頃
クドカン初心者ながら（だけに？）クドカンに夢と期待を抱いていた頃なら

このベタな展開
この朝ドラ“お約束”ど真ん中な描き方は
ワザとに違いない！
こんな風に
朝ドラへの皮肉とリスペクト、パロディとオマージュ
笑いの中にピリリと効かせた唐辛子の風味
これこそがクドカン味に違いない！

と、褒めまくったんじゃないかなあ…
と思うけど

そんな、ひじゅにのワケワカッテナイ持ち上げは
ファンには許されないものなのか
初期の頃はヘンテコ・コメントが複数来たから
もう今更そんな褒め方はしないよ（笑）

しないとなると

地雷は地雷として残っちゃうんだけどね…（＾＾；）



さあ、第四部はどう出るか！？
ここには期待。





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