『平清盛』第43話>重盛 - 2012.11.10 Sat
第43話『忠と孝のはざまで』
「気が付けば院の近臣たる私や西光殿が平家の犬と化しておりました」
by成親
保身と野心のバランスを取って上手い生き方をしてきた感のある成親。
それだけに、ちょっと小者感はあったけど>こらこら
でも、平家=王家の犬と内心侮ってきたのに
いつしか自分達=平家の犬になっていたと気付いてしまった、と。
つまりは少し男気を見せたってわけね。
何と彼の最後は餓死。
重盛の願いを一旦は聞き入れて流罪という形を取りながら
実際には食事を与えないという緩やかな処刑。
斬首の方がよっぽど楽だったんじゃ…
ますますブラック化してきた清盛。
つーか、こういう事態が待っていたから
どうしてもダークサイドに落とさざるを得なかった…
のかな、ドラマとしては?
それとは正反対に源氏の方は明るく、その分ちょっと軽く
目標に向かって上昇中。
清盛だって、かつてはそうだった…
武士という身分としては今迄にない高見にまで駆け上り
驕り高ぶる様になってしまったから?
さらなる高みを目指すうち
新しい国という“夢”が権力欲というこの世の欲望に変質してしまったから?
自身の内に流れる「もののけの血」に心まで支配されてしまったから?
新しい国が今だに具体化していないのは
清盛が言葉で伝えるには壮大過ぎる“夢”だから…と
好意的に解釈していたんだけど
重盛の悲痛な叫びに対しても、ただ「従え」としか言えないのは
清盛自身もハッキリ見えていないから?
それとも逆に自分にとってはあまりにも鮮明な“夢”なので
一門なら理解していて当然と思っているから?
それとも既に変質してしまっていることに薄々気づいているから?
生真面目な重盛は最初から清盛の“夢”が把握できず苦しんでいた。
それでも付いて行こうと決意していた。
それ故にいつも彼は翻弄されていて、気の毒な姿を何度も晒していたから
そこの部分でしだいに弱っていくのかな…と思っていたんだけど
今回は「忠と孝の板挟み」という苦悩がクローズアップ。
ま、この方が分かりやすい。
共に高みに上ろうと言っていた後白河と決別した今
その狭間で重盛の心が引き裂かれていく。
生真面目な上に情があり過ぎるのかもな、重盛は。
若い頃の清盛も、表面に表れる性格は正反対だけれど
根底にあるものは共通していた気がする。
なのに変わってしまった清盛…
兎丸が殺された時、それまでの清盛も死んでしまった…
ってことなのかなあ。
あんまりそうは思いたくないんだけどなあ…
って、私の勝手ですねそうですね(^^;)
でも、ここのところのモヤモヤは
最後には払しょくされるだろうと信じている。
多分、この世から旅立とうとする瞬間に
「海賊王に俺はなるっ!」
の時みたいな光景が幻として現れたりとかして?
甘いですねそうですね(^^;)
徳子懐妊―
知らせを聞いて立ち上がる清盛は足の具合が悪そうで
話し方(声の出し方)と共に、老いた感じを上手く出した演技だ
と感心したんだけど
その直後のシーンでは背筋真っ直ぐにドシドシ歩いていた。
でもまあ、喜びで高揚していたわけだから良いのか。
病床に伏す乙前―
遂に彼女にも死期が近づいてきたのか
と思ったんだけど
予告ではまた元気に立ってたな。
遮那王は義経に―
父親ゆかりの地で弁慶と2人だけで元服
というところは感慨があったんだけど
弁慶ったら、予め常盤から名前を預かっていただなんて
何かちょい興冷め>こらこら
どうもイマイチ甘っちょろい感じがする頼朝サイドよりも
義経の方が清らかさや潔さやしなやかさやいじらしさがあって良いな。
まあ、ともかくも
今回のMVPは重盛。
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

☆ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります☆

やっくんち
「気が付けば院の近臣たる私や西光殿が平家の犬と化しておりました」
by成親
保身と野心のバランスを取って上手い生き方をしてきた感のある成親。
それだけに、ちょっと小者感はあったけど>こらこら
でも、平家=王家の犬と内心侮ってきたのに
いつしか自分達=平家の犬になっていたと気付いてしまった、と。
つまりは少し男気を見せたってわけね。
何と彼の最後は餓死。
重盛の願いを一旦は聞き入れて流罪という形を取りながら
実際には食事を与えないという緩やかな処刑。
斬首の方がよっぽど楽だったんじゃ…
ますますブラック化してきた清盛。
つーか、こういう事態が待っていたから
どうしてもダークサイドに落とさざるを得なかった…
のかな、ドラマとしては?
それとは正反対に源氏の方は明るく、その分ちょっと軽く
目標に向かって上昇中。
清盛だって、かつてはそうだった…
武士という身分としては今迄にない高見にまで駆け上り
驕り高ぶる様になってしまったから?
さらなる高みを目指すうち
新しい国という“夢”が権力欲というこの世の欲望に変質してしまったから?
自身の内に流れる「もののけの血」に心まで支配されてしまったから?
新しい国が今だに具体化していないのは
清盛が言葉で伝えるには壮大過ぎる“夢”だから…と
好意的に解釈していたんだけど
重盛の悲痛な叫びに対しても、ただ「従え」としか言えないのは
清盛自身もハッキリ見えていないから?
それとも逆に自分にとってはあまりにも鮮明な“夢”なので
一門なら理解していて当然と思っているから?
それとも既に変質してしまっていることに薄々気づいているから?
生真面目な重盛は最初から清盛の“夢”が把握できず苦しんでいた。
それでも付いて行こうと決意していた。
それ故にいつも彼は翻弄されていて、気の毒な姿を何度も晒していたから
そこの部分でしだいに弱っていくのかな…と思っていたんだけど
今回は「忠と孝の板挟み」という苦悩がクローズアップ。
ま、この方が分かりやすい。
共に高みに上ろうと言っていた後白河と決別した今
その狭間で重盛の心が引き裂かれていく。
生真面目な上に情があり過ぎるのかもな、重盛は。
若い頃の清盛も、表面に表れる性格は正反対だけれど
根底にあるものは共通していた気がする。
なのに変わってしまった清盛…
兎丸が殺された時、それまでの清盛も死んでしまった…
ってことなのかなあ。
あんまりそうは思いたくないんだけどなあ…
って、私の勝手ですねそうですね(^^;)
でも、ここのところのモヤモヤは
最後には払しょくされるだろうと信じている。
多分、この世から旅立とうとする瞬間に
「海賊王に俺はなるっ!」
の時みたいな光景が幻として現れたりとかして?
甘いですねそうですね(^^;)
徳子懐妊―
知らせを聞いて立ち上がる清盛は足の具合が悪そうで
話し方(声の出し方)と共に、老いた感じを上手く出した演技だ
と感心したんだけど
その直後のシーンでは背筋真っ直ぐにドシドシ歩いていた。
でもまあ、喜びで高揚していたわけだから良いのか。
病床に伏す乙前―
遂に彼女にも死期が近づいてきたのか
と思ったんだけど
予告ではまた元気に立ってたな。
遮那王は義経に―
父親ゆかりの地で弁慶と2人だけで元服
というところは感慨があったんだけど
弁慶ったら、予め常盤から名前を預かっていただなんて
何かちょい興冷め>こらこら
どうもイマイチ甘っちょろい感じがする頼朝サイドよりも
義経の方が清らかさや潔さやしなやかさやいじらしさがあって良いな。
まあ、ともかくも
今回のMVPは重盛。
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