『平清盛』第28話>義朝の最後 - 2012.07.22 Sun
第28話『友の子、友の妻』
「もう木登りは仕舞じゃ」by義朝
宗子@池禅尼が亡き家盛に似ているからという理由で頼朝の命乞いをした
という話は聞いていたので
頼朝を診る度「似てねーじゃん」と思っていた>ぉぃぉぃ
逆にそこに彼女の母親としての思いが際立つのだろうな、とも。
で、いざ、そのシーンになると「家族思いのところが似ている」ということで
なかなか感心したのだった。
安易に顔が…というより、やはり母心が感じられる。
と同時に、清盛こそが痛々しいと、清盛の気持ちを代弁し
命を助けたい真の理由はそれなのね…と思わせるところが良いね。
それと、頼朝@中川大志君の演技が素晴らしかったと思う。
健気だったし。
どことなく品があって凛々しい感じがするよね。
平治の乱において同じ初陣ということで彼と対比的に描かれていた宗盛が
ここでも対比させるためとはいえ
ライバル心剥き出しでプライド高くも子供っぽい嫌な奴になってて
ナンダカナ…ではあった。
そんな頼朝を清盛が殴ったと思ったら義朝の姿になっていたところは
賛否両論かなあ…という気がする。
義朝が髭切の剣を清盛の傍に置いて行ったのは、考えてみれば変だよね。
そこで既に完全なる負けを認めていたのだとしても…
破れて初めて清盛に自分の夢をも託そうと決意したのだとしても…
それでも、源氏の棟梁が継ぐ髭切の剣が清盛経由で頼朝へ…というのは
ドラマ的には面白いと思う。
義朝は死んだけれど、清盛は生きていかなければならない。
汚辱にまみれることになったとしても、歩んでいかねばならない。
信西の分も義朝の分も夢を背負って。
そして頼朝もまた生きていかねばならない。
平氏の繁栄を見つめながら。
ところで、義朝の最後は
入浴中に襲撃され「我に木太刀の一本もあれば…」と無念の叫びを上げてのものだった
という説と
正清に命じて首を斬らせた(正清は自害)
という説があるらしいけど
ドラマでは相打ちあうという形で、
絵にもなったし、2人の絆と覚悟が感じられて良い演出だったと思う。
自分の歩みを木登りに例え、足の踏み出し方を間違えたのだと認めたことと
前述の髭切の剣のこととを合わせて
やはり清盛に夢を託して死んだと言えるのかな。
でも、その清盛から頼朝へと髭切が渡ったことで
やはり源氏へと義朝の夢は戻ったのだろうな。
清盛は共に生きる夢を抱いていたわけなので、そこが悲しいのだけれど…
とはいえ頼朝は清盛の背中に父親の夢をも見たわけだから
ある意味、清盛をも父親の様に見つめることになるのかもしれない。
あ、もしかして
源氏が平氏を滅ぼすラストは、単純な仇討とか天下取りとかではなく
父親を乗り越えていく息子の物語っぽいニュアンスも見せるのかな?
ここでチラと思ったんだけど
清盛は叔父を斬ったことが、義朝は父親を斬れなかったことが
ターニングポイントになったよね。
“情”を捨てられるか否かが重要であるならば
頼朝も常盤とその子供達も、ある意味“情”で助けてしまったことが
清盛の最後を決めてしまったと言えるのかな?
ところで、常盤は
一見、子供達を守るために健気に…って形になってるけど
史実はともかくドラマでは、あのまま鬼若に頼ってれば安全だった様子なので
自分から清盛の前に出て行くのって無謀でもあり自信過剰でもあり…って気がする(酷
当時は勝者が敗者の妻を愛人にするのは珍しくなかったんだろうし>寧ろ戦利品?
都一の美女と言われる常盤なら殺されるわけがないと思ってもオカシクナイ?
つまりはシタタカな女ってこと?
「義朝の妻でござります」というのも
あえなく捕まってしまって…というのだったら
「心は渡さんかんね!」という意志が感じられるところを
自ら赴いていったわけだから、ナンダカナ…感が残る(酷
ところでところで、今回一番印象的だったのは
頼朝の健気さよりも
松ケンの涙よりも
池禅尼の断食で賭けをしようとする、ちゃっかり時忠よりも
ひとりクールに浮いてる重盛よりも
「面白うないのう」という最後の言葉が意外に洒落てた信頼よりも
常盤より深キョンの方が綺麗に感じるひじゅによりも
信光さんだったりする(笑)
師光時代は、ちょいキモかったのに
坊主頭&髭面がなかなかカッコイイですわ、虎様>これも賛否両論だったりして?
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

☆ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります☆

やっくんち
「もう木登りは仕舞じゃ」by義朝
宗子@池禅尼が亡き家盛に似ているからという理由で頼朝の命乞いをした
という話は聞いていたので
頼朝を診る度「似てねーじゃん」と思っていた>ぉぃぉぃ
逆にそこに彼女の母親としての思いが際立つのだろうな、とも。
で、いざ、そのシーンになると「家族思いのところが似ている」ということで
なかなか感心したのだった。
安易に顔が…というより、やはり母心が感じられる。
と同時に、清盛こそが痛々しいと、清盛の気持ちを代弁し
命を助けたい真の理由はそれなのね…と思わせるところが良いね。
それと、頼朝@中川大志君の演技が素晴らしかったと思う。
健気だったし。
どことなく品があって凛々しい感じがするよね。
平治の乱において同じ初陣ということで彼と対比的に描かれていた宗盛が
ここでも対比させるためとはいえ
ライバル心剥き出しでプライド高くも子供っぽい嫌な奴になってて
ナンダカナ…ではあった。
そんな頼朝を清盛が殴ったと思ったら義朝の姿になっていたところは
賛否両論かなあ…という気がする。
義朝が髭切の剣を清盛の傍に置いて行ったのは、考えてみれば変だよね。
そこで既に完全なる負けを認めていたのだとしても…
破れて初めて清盛に自分の夢をも託そうと決意したのだとしても…
それでも、源氏の棟梁が継ぐ髭切の剣が清盛経由で頼朝へ…というのは
ドラマ的には面白いと思う。
義朝は死んだけれど、清盛は生きていかなければならない。
汚辱にまみれることになったとしても、歩んでいかねばならない。
信西の分も義朝の分も夢を背負って。
そして頼朝もまた生きていかねばならない。
平氏の繁栄を見つめながら。
ところで、義朝の最後は
入浴中に襲撃され「我に木太刀の一本もあれば…」と無念の叫びを上げてのものだった
という説と
正清に命じて首を斬らせた(正清は自害)
という説があるらしいけど
ドラマでは相打ちあうという形で、
絵にもなったし、2人の絆と覚悟が感じられて良い演出だったと思う。
自分の歩みを木登りに例え、足の踏み出し方を間違えたのだと認めたことと
前述の髭切の剣のこととを合わせて
やはり清盛に夢を託して死んだと言えるのかな。
でも、その清盛から頼朝へと髭切が渡ったことで
やはり源氏へと義朝の夢は戻ったのだろうな。
清盛は共に生きる夢を抱いていたわけなので、そこが悲しいのだけれど…
とはいえ頼朝は清盛の背中に父親の夢をも見たわけだから
ある意味、清盛をも父親の様に見つめることになるのかもしれない。
あ、もしかして
源氏が平氏を滅ぼすラストは、単純な仇討とか天下取りとかではなく
父親を乗り越えていく息子の物語っぽいニュアンスも見せるのかな?
ここでチラと思ったんだけど
清盛は叔父を斬ったことが、義朝は父親を斬れなかったことが
ターニングポイントになったよね。
“情”を捨てられるか否かが重要であるならば
頼朝も常盤とその子供達も、ある意味“情”で助けてしまったことが
清盛の最後を決めてしまったと言えるのかな?
ところで、常盤は
一見、子供達を守るために健気に…って形になってるけど
史実はともかくドラマでは、あのまま鬼若に頼ってれば安全だった様子なので
自分から清盛の前に出て行くのって無謀でもあり自信過剰でもあり…って気がする(酷
当時は勝者が敗者の妻を愛人にするのは珍しくなかったんだろうし>寧ろ戦利品?
都一の美女と言われる常盤なら殺されるわけがないと思ってもオカシクナイ?
つまりはシタタカな女ってこと?
「義朝の妻でござります」というのも
あえなく捕まってしまって…というのだったら
「心は渡さんかんね!」という意志が感じられるところを
自ら赴いていったわけだから、ナンダカナ…感が残る(酷
ところでところで、今回一番印象的だったのは
頼朝の健気さよりも
松ケンの涙よりも
池禅尼の断食で賭けをしようとする、ちゃっかり時忠よりも
ひとりクールに浮いてる重盛よりも
「面白うないのう」という最後の言葉が意外に洒落てた信頼よりも
常盤より深キョンの方が綺麗に感じるひじゅによりも
信光さんだったりする(笑)
師光時代は、ちょいキモかったのに
坊主頭&髭面がなかなかカッコイイですわ、虎様>これも賛否両論だったりして?
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