孫文の義士団 - 2012.07.01 Sun
いやあ、泣けます。
まさに男泣きの映画。
でも、女の私でも泣けます。
つまり、
この映画に泣けない奴は人間じゃないっ!
と断言したくなる映画です>大丈夫か?
歴史大作であると同時にオールスター出演による娯楽作。
冒頭でジャッキー・チュンが登場したかと思うとイキナリ殺されてしまうし
ドニ―・イェンはダメ男だしレオン・ライは小汚いしエリック・ツァンは警部だし
ニコラス・ツェーにレオン・カーフェイにフー・ジュンにファン・ビンビン…等々
豪華過ぎるぜっ!って感じの顔ぶれです。
さすがに皆、存在感もあってオーラもビンビンで、
いわゆる群像劇なんだけど散漫になることなく、寧ろ各エピが際立って見えます。
ジャッキー扮する楊衢雲(ヤン・チューユン)暗殺事件から5年後に時は移り
1906年、日本に亡命中の孫文が蜂起計画を話し合うため香港を訪れることになります。
前半は、孫文が来るまでのアレコレ。
各キャラの背景や、先の展開に向けての伏線張り(死亡フラグちうヤツですね)が主で
派手な見せ場はあまりなく、ちょっと取っつき難いかもしれません。
でも、この前半が面白い!という人もいるから侮れませんぜ。
後半は、いよいよ孫文がやって来て、会合を終えて帰るまでの一時間
500人から成る暗殺団と僅か8人の義士団の戦いを
リアルタイムで描きます。
アクションに次ぐアクションで萌えますぜ~。
やはり一番目を引くのはドニ―でしょう。
聞くところによると、一旦は撮り終えたアクション・シーンに納得できないドニ―が
自分のスタッフを呼び寄せて急遽撮影し直したんだそうです。
本当に素晴らしいです。
戦いのシーンだけでなく、人混みの中を走り抜ける姿が物凄くカッコイイです。
妻子と楽しそうに自転車に乗る、決して叶わない夢を見て死ぬところは号泣ものです。
彼と双璧を成すのがレオン・ライですね。
端正とか気品という言葉がピッタリの彼が汚れに汚れた姿で登場するのも面白いし
愛してはいけない人を愛し悲劇を招いてしまった過去を持つ設定が似合っているし
身体を清め鉄扇を手に敵の前に佇む姿は美しいです。
まあ確かに、この歴史を土台に今を生きる中国の人達と
アジアの歴史なんて学校で習ったかどうかさえ忘れている日本人(私のことだけどね)
とでは、重みも感動も天と地の差だとは思うんで(^^;)
歴史を土台にしているとはいえ娯楽色たっぷりのフィクションであること
主要人物達のほとんどが実際には革命のことなんて碌に理解していない人々であること
歴史に名前を残すことのない庶民であることが実に効果的だと思います。
孫文自身やその思想がどーのこーのじゃなくて
平和や幸福の象徴として見なすことで
それぞれ心の傷を抱えた人々が彼を守ることに命をかけるのです。
これは国も立場も考え方も違っていても共感できる設定だと思います。
それを体現しているのがニコラス・ツェー扮するアスーですよね。
彼は無学な車夫で、それこそ孫文のことなんて全く知らないんです。
ただ、仕えている主人とその息子に喜んでもらいたいという気持ちで動くだけなんです。
そして恋人との結婚を夢見る普通の若者なんです。
孫文の身代わりを務めるのが、その主人の息子だと知り、ただ泣くところも良いし
他のメンバーと違い武器も武術も使えない彼が敵に必死でしがみ付き
アッサリ殺されてしまうところが何とも切なく感動的です。
何でも彼の顔が綺麗過ぎるので傷跡を付けることにしたんだとか。
傷があっても綺麗なんですけど(笑)
超イケメンのニコ君が、ちっとも華麗ではないこの役を選んだところが超イカシてますよね。
ともかくも、思い出すと泣けて仕方ない映画がまた一つ増えました。
『十月圍城/Bodyguards and Assassins』 2009年/香港・中国
監督・テディ・チャン
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

☆朝ドラ『ファイト』~『カーネ―ション』感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります☆

やっくんち
↓懐かしー
まさに男泣きの映画。
でも、女の私でも泣けます。
つまり、
この映画に泣けない奴は人間じゃないっ!
と断言したくなる映画です>大丈夫か?
歴史大作であると同時にオールスター出演による娯楽作。
冒頭でジャッキー・チュンが登場したかと思うとイキナリ殺されてしまうし
ドニ―・イェンはダメ男だしレオン・ライは小汚いしエリック・ツァンは警部だし
ニコラス・ツェーにレオン・カーフェイにフー・ジュンにファン・ビンビン…等々
豪華過ぎるぜっ!って感じの顔ぶれです。
さすがに皆、存在感もあってオーラもビンビンで、
いわゆる群像劇なんだけど散漫になることなく、寧ろ各エピが際立って見えます。
ジャッキー扮する楊衢雲(ヤン・チューユン)暗殺事件から5年後に時は移り
1906年、日本に亡命中の孫文が蜂起計画を話し合うため香港を訪れることになります。
前半は、孫文が来るまでのアレコレ。
各キャラの背景や、先の展開に向けての伏線張り(死亡フラグちうヤツですね)が主で
派手な見せ場はあまりなく、ちょっと取っつき難いかもしれません。
でも、この前半が面白い!という人もいるから侮れませんぜ。
後半は、いよいよ孫文がやって来て、会合を終えて帰るまでの一時間
500人から成る暗殺団と僅か8人の義士団の戦いを
リアルタイムで描きます。
アクションに次ぐアクションで萌えますぜ~。
やはり一番目を引くのはドニ―でしょう。
聞くところによると、一旦は撮り終えたアクション・シーンに納得できないドニ―が
自分のスタッフを呼び寄せて急遽撮影し直したんだそうです。
本当に素晴らしいです。
戦いのシーンだけでなく、人混みの中を走り抜ける姿が物凄くカッコイイです。
妻子と楽しそうに自転車に乗る、決して叶わない夢を見て死ぬところは号泣ものです。
彼と双璧を成すのがレオン・ライですね。
端正とか気品という言葉がピッタリの彼が汚れに汚れた姿で登場するのも面白いし
愛してはいけない人を愛し悲劇を招いてしまった過去を持つ設定が似合っているし
身体を清め鉄扇を手に敵の前に佇む姿は美しいです。
まあ確かに、この歴史を土台に今を生きる中国の人達と
アジアの歴史なんて学校で習ったかどうかさえ忘れている日本人(私のことだけどね)
とでは、重みも感動も天と地の差だとは思うんで(^^;)
歴史を土台にしているとはいえ娯楽色たっぷりのフィクションであること
主要人物達のほとんどが実際には革命のことなんて碌に理解していない人々であること
歴史に名前を残すことのない庶民であることが実に効果的だと思います。
孫文自身やその思想がどーのこーのじゃなくて
平和や幸福の象徴として見なすことで
それぞれ心の傷を抱えた人々が彼を守ることに命をかけるのです。
これは国も立場も考え方も違っていても共感できる設定だと思います。
それを体現しているのがニコラス・ツェー扮するアスーですよね。
彼は無学な車夫で、それこそ孫文のことなんて全く知らないんです。
ただ、仕えている主人とその息子に喜んでもらいたいという気持ちで動くだけなんです。
そして恋人との結婚を夢見る普通の若者なんです。
孫文の身代わりを務めるのが、その主人の息子だと知り、ただ泣くところも良いし
他のメンバーと違い武器も武術も使えない彼が敵に必死でしがみ付き
アッサリ殺されてしまうところが何とも切なく感動的です。
何でも彼の顔が綺麗過ぎるので傷跡を付けることにしたんだとか。
傷があっても綺麗なんですけど(笑)
超イケメンのニコ君が、ちっとも華麗ではないこの役を選んだところが超イカシてますよね。
ともかくも、思い出すと泣けて仕方ない映画がまた一つ増えました。
『十月圍城/Bodyguards and Assassins』 2009年/香港・中国
監督・テディ・チャン
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