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2012-02

装麗賞>『カーネーション』第110話 - 2012.02.13 Mon

一昨日のラジオで宇多丸さんが『劇場版テンペスト3D』を酷評していた。

「『その街のこども劇場版』(昨年のシネマハスラー・ベスト2)や
今評判の『カーネーション』はNHK大阪の制作なんですよ。
で、こっちとか『セカンドバージン』(同ワースト1)は東京で作ってるんで
その差とかあるのかな」

朝ドラ評とは直接関係ない所でも、こんな話が出ていたのが面白い(笑)

…ひじゅにですが何か?



「いや、食べる!」by糸子



直子が受賞したのは装麗賞。

現実では装苑賞。
1956年にファッション雑誌『装苑』創刊20周年を記念して創設されたものだそうで
過去受賞者を見ると
第7回(1960)コシノジュンコ
第8回(1961)高田賢三
第21回(1967)山本寛斎
第24回(1968)熊谷登喜夫
第25回(1969)山本耀司
と、錚々たる顔ぶれ。


「優子が笑たら直子が泣き、直子が笑たら優子が泣く」
と、糸子が言っていた通り。

それを描くのに
優子が順調な時は鬱屈している直子視点で―
直子が上昇中の今は悶々とする優子視点で―
という、ちょっと意地悪な『カーネーション』(笑)

実際、
前者の時は直子に肩入れして観てしまい
優子がかなりウザく感じられたけれど
今は、直子は勢いが付いているから安心なのに対し
優子は試練の時期なので応援したい気持ちになる。


それにしても、糸子ったら
直子の受賞をそれなりに喜んではいたものの周囲が騒ぐほどではなかったのに
優子が傍に現れた途端、聞こえよがしに直子を褒めてみせるとは
実に善作父さんっぽいよなあ(^^;)

でも、それで「なにくそ」と発奮するタイプではないよなあ、優子は。

結局のところ「普通」にしていようと考える糸子だけれど
その様に上手くは行かないのがドラマってもの。


まずは本人@直子からの電話―

平静を装ってみせ>でもバレバレ
尚且つ、自分は店を守っていくから直子には大成してほしい…
と、いつもの強がりを言う優子。

少なくとも前半(受賞を褒めるまで)は今の優子にできる精一杯のことだろう。
でも、後半は余分だし、卑屈だよね…。

「長女」であることを前面に出し
美味しいとこ取りをしたり言い訳に使ったり…
どっちにしても逃げ場所にしている。
そんな風であるうちは、優子は前進できないのかもな。


次いで北村さんの訪問―

優子の気持ちに全く気付かずKY全開で花束まで持って来て
「お前も負けたらあかんぞ」とまで言っちゃう完全お笑いパート。

泣いて外に飛び出していく優子は大人気ないっちゃーないけど
感情を外に出せたのは良かった気もするな。


三段オチ(?)は先日の妊婦さんのお母さん―

いや、お母さんは何も悪いことはないんだけど
優子にしてみれば、また来てくれたという有難さは思い浮かばず
失敗の件を嫌でも思い出させる人が来たってことで
泣きっ面に蜂状態だったかも。


「店なんか出んでええ」
糸子から遂に言われてしまう優子。
直子への強がりは、店を侮っている意味合いも含まれていたので
その店からも失格扱いされてしまうのは必然だったのだろう。

同じく甘ったれなひじゅにには、ちょい辛い展開だなあ>ぉ

恵さんとTVを観て笑っているところで親子喧嘩になるところも同様。
親のおかげで生活していられるのに甘ったれている
…と糸子が言いたくなるのも分かる。
原口先生には認められていたし何だかんだで客にも喜ばれたのだし僻む必要はない
…というのも分かる。

でも、
こんなことしかできないと反論する優子の気持ちも分かる気がする。

…つまりは、脚本家の掌でまんまと転がされている、ひじゅにである。
これで今度は直子に視点が移ったら、直子寄りで観ることになるんだろうな。
全体的には糸子贔屓だし
ああ忙しい忙しい(笑)



そんな展開の中、ホッとする空間が
“太鼓”での聡子とTVの中の春太郎(今は襲名して冬蔵)だな。


*北村&糸子にちゃっかり付いて来た聡子

優子にかこつけて生地代というネタ振りをする大人達の横で
相手のホットケーキに目を付ける連続ギャグを披露する聡子が可愛い。

こうして、時折顔を出して癒しの空間を作る千代母さん風役割をこなしつつ
自分にエピが回ってくるのを虎視眈々と待ち受ける…の図ぅ?


*以前ラジオで言っていたのと同じネタで笑いを取る冬蔵

岡山出身というのは、彼が歌舞伎の名門の血筋ではなく
一般から入ってきた人だということを表している?
ドラマ内で岸和田の街並みと称して倉敷の風景を使っているので
地元の人々へのサービス?

ラジオの時と同じ様に、糸子から許可を得てTVを観ている恵さんの姿を通して
冬蔵が登場したのが面白かった。

でも、優子&糸子が結果的に邪魔した形になってしまって
恵さんが後で嘆かなかっただろうかと心配になってしまった。

TVだけでなく、親子喧嘩の直接的きっかけにもなってしまったことを
やはり気にしたんじゃないかなあ…とも。

とはいえ
糸子が周防さんに出逢うきっかけとなった繊維組合を紹介したのも
周防さんとの噂が広がるきっかけとなった“太鼓”での会話の主も
恵さんだったわけだし
ここでもまた、自分の役割を果たしただけかもしらん(笑)



ラストは明日への引きで警察登場。

親子喧嘩の直後なので
「近所が変な気回して読んだのかと思った」
という糸子のモノローグが面白かったけどイマイチ分かり難かったかも?

北村さんは「奈津の男版」だそうだ。
だから奈津はアッサリ退場してしまったのか…

優子&直子も糸子&奈津の関係に近いのかもな。
どっちが奈津かはハッキリ分からないけど。




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