『平清盛』第1話>手塚チック? - 2012.01.15 Sun
第1話『ふたりの父』
最初に一言。
面白かったっす。
某知事の「画面が汚い」発言で逆に観る気になってしまった今年の大河。
個人的にはハッキリクッキリ画面より、こういう味のある映像の方が好きだな。
コーンスターチ万歳>ぇ
マトモに観た大河はめちゃくちゃ少なくて
『秀吉』『利家とまつ』『龍馬伝』に続いて4作目。
その中で(第1話としては)一番面白かった。
今迄のがロクなもんじゃなかったから?>こらこら
何の前知識もないままに観たので
最初に源氏が登場し、平家が滅びたとの情報が入るところから始まるところは
ちょっと新鮮に感じた。
源頼朝がナレーションまで務めるし。
「平清盛なくして武士の世は来なかった」
ただ、その頼朝がイキナリこう言い出すのには、ちょっとばかり不安も感じた。
言った本人が戸惑っていて逆に違和感を強調してはいたけど(笑)
これから清盛が良い面ばかりでなく悪い面や弱い面も含めた
立体的な人物として魅力を発揮してくれ、
源氏との関係も深く描いてくれれば、
頼朝の複雑な心境が察せられて今回の台詞に素直に頷ける様になるかもしれないから
ここは様子見>エラソウ
でも、頼朝が直に知らない物事が大半なはずだから
彼の視点にはあまり拘らず、できればナレーションも少な目にしてくれた方が良いなあ…
あ、これも後々の展開によって逆に肯定出来る様になるかもしれんけどね。
今回に関して言えば、源為義をダメダメ評価していたところは
頼朝ならではの面白さがあって良かった(笑)
物語的には白河法皇を徹底的に嫌な奴にしていたところが面白かったな。
しかも彼が清盛の実父という大胆な設定。
実際、そういう説というか噂はあったらしいけど根拠はないので
それをハッキリと取り入れたところに“物語”としての宣言みたいなものが感じられて
これは面白くなるぞ、と思えた。
それに生まれたところが馬小屋だなんてね
キリストかい!?てな感じで(笑)
でも、キリストめいた伝説って結構あるらしいので
イカニモ英雄譚の始まりって雰囲気で、これまた面白そう。
養父となる忠盛が当時の武士の立場に苦悩する青年として登場し
やはり見下された白拍子という立場ながら自由な精神を持っている舞子との
ちょっとファンタジックな淡いラブストーリーが挟まれるのも良い感じだった。
白河法皇と孫@鳥羽上皇との璋子を巡るドロドロとの対比も面白いし
この関係にちょこっと手塚治虫の『奇子』を思い出して
(あちらは長男だし、こちらは『源氏物語』の紫の上チックな要素もあるけど)
その後は何となし手塚治虫ワールドを彷彿とさせた>私だけ?
忠盛の真っ直ぐな感じとか、舞子の男前な最後とか
少年清盛が自分の出自を察するのが
養母の(実子への母心から来る)態度や
下賤の子(それも因縁ある盗賊の息子)の言葉から、というところも
ソコハカトナク手塚っぽい。
「遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけむ」という歌詞から
「今を夢中で生きる」というテーマがストレートに語られるところや
忠盛と海賊とのアクションなどのマンガチックな演出も。
白河法皇に直接ぶつかって邪険に追い出され文字通り泥だらけになった上
行き着いた所に愛犬の死骸…という残酷な追いつめられるところとか
それで「犬」という言葉で武士を表し、清盛を表し
「強くなれ」というメッセージに至るところも。
ただ、言葉が多いのが気になってしまったな。
説明が多い。
ストレート過ぎる表現も。
これってマンガだと気にならなかったり却って効果的だったりもするけど
実写ドラマだと、やはりちょっと過剰な感じ。
初回だからなのか、ずっとこの手法なのか…後者だと、ちょっと困るな>誰が?
観終わってから気付いたのだが
脚本は、朝ドラの中で一番好きだった『ちりとてちん』の藤本有紀。
現在放送中の『カーネーション』がそれを追い越しそうな勢いなので
もう一度『ちりとて』もしくは同じ脚本家の別作品を観てみようかと思っていたところで
実にタイミングが良かった(笑)
それから主演は、『Death Note』1&2のL役で萌え、3で冷めた松山ケンイチ>ぉ
『セクシーボイス&ロボ』も大好きだったし、今でも日本の俳優の中では上位に入る。
今回はほとんど出番がなかったので、次回を楽しみに待とう。
内容的にも彼が中心になってからが勝負だろうね。
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

☆ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります☆

やっくんち
最初に一言。
面白かったっす。
某知事の「画面が汚い」発言で逆に観る気になってしまった今年の大河。
個人的にはハッキリクッキリ画面より、こういう味のある映像の方が好きだな。
コーンスターチ万歳>ぇ
マトモに観た大河はめちゃくちゃ少なくて
『秀吉』『利家とまつ』『龍馬伝』に続いて4作目。
その中で(第1話としては)一番面白かった。
今迄のがロクなもんじゃなかったから?>こらこら
何の前知識もないままに観たので
最初に源氏が登場し、平家が滅びたとの情報が入るところから始まるところは
ちょっと新鮮に感じた。
源頼朝がナレーションまで務めるし。
「平清盛なくして武士の世は来なかった」
ただ、その頼朝がイキナリこう言い出すのには、ちょっとばかり不安も感じた。
言った本人が戸惑っていて逆に違和感を強調してはいたけど(笑)
これから清盛が良い面ばかりでなく悪い面や弱い面も含めた
立体的な人物として魅力を発揮してくれ、
源氏との関係も深く描いてくれれば、
頼朝の複雑な心境が察せられて今回の台詞に素直に頷ける様になるかもしれないから
ここは様子見>エラソウ
でも、頼朝が直に知らない物事が大半なはずだから
彼の視点にはあまり拘らず、できればナレーションも少な目にしてくれた方が良いなあ…
あ、これも後々の展開によって逆に肯定出来る様になるかもしれんけどね。
今回に関して言えば、源為義をダメダメ評価していたところは
頼朝ならではの面白さがあって良かった(笑)
物語的には白河法皇を徹底的に嫌な奴にしていたところが面白かったな。
しかも彼が清盛の実父という大胆な設定。
実際、そういう説というか噂はあったらしいけど根拠はないので
それをハッキリと取り入れたところに“物語”としての宣言みたいなものが感じられて
これは面白くなるぞ、と思えた。
それに生まれたところが馬小屋だなんてね
キリストかい!?てな感じで(笑)
でも、キリストめいた伝説って結構あるらしいので
イカニモ英雄譚の始まりって雰囲気で、これまた面白そう。
養父となる忠盛が当時の武士の立場に苦悩する青年として登場し
やはり見下された白拍子という立場ながら自由な精神を持っている舞子との
ちょっとファンタジックな淡いラブストーリーが挟まれるのも良い感じだった。
白河法皇と孫@鳥羽上皇との璋子を巡るドロドロとの対比も面白いし
この関係にちょこっと手塚治虫の『奇子』を思い出して
(あちらは長男だし、こちらは『源氏物語』の紫の上チックな要素もあるけど)
その後は何となし手塚治虫ワールドを彷彿とさせた>私だけ?
忠盛の真っ直ぐな感じとか、舞子の男前な最後とか
少年清盛が自分の出自を察するのが
養母の(実子への母心から来る)態度や
下賤の子(それも因縁ある盗賊の息子)の言葉から、というところも
ソコハカトナク手塚っぽい。
「遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけむ」という歌詞から
「今を夢中で生きる」というテーマがストレートに語られるところや
忠盛と海賊とのアクションなどのマンガチックな演出も。
白河法皇に直接ぶつかって邪険に追い出され文字通り泥だらけになった上
行き着いた所に愛犬の死骸…という残酷な追いつめられるところとか
それで「犬」という言葉で武士を表し、清盛を表し
「強くなれ」というメッセージに至るところも。
ただ、言葉が多いのが気になってしまったな。
説明が多い。
ストレート過ぎる表現も。
これってマンガだと気にならなかったり却って効果的だったりもするけど
実写ドラマだと、やはりちょっと過剰な感じ。
初回だからなのか、ずっとこの手法なのか…後者だと、ちょっと困るな>誰が?
観終わってから気付いたのだが
脚本は、朝ドラの中で一番好きだった『ちりとてちん』の藤本有紀。
現在放送中の『カーネーション』がそれを追い越しそうな勢いなので
もう一度『ちりとて』もしくは同じ脚本家の別作品を観てみようかと思っていたところで
実にタイミングが良かった(笑)
それから主演は、『Death Note』1&2のL役で萌え、3で冷めた松山ケンイチ>ぉ
『セクシーボイス&ロボ』も大好きだったし、今でも日本の俳優の中では上位に入る。
今回はほとんど出番がなかったので、次回を楽しみに待とう。
内容的にも彼が中心になってからが勝負だろうね。
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