魔王 - 2012.01.03 Tue
evil(悪)の反対はlive(生きる)―
DVDを大人借り(笑)
その代り非常に駆け足で鑑賞したので細かい点が把握できてないと思いますが
それなりに感銘を受けたので、ちょこっと感想を書いてみます。
ちなみに、これをリメイクした同タイトルの日本ドラマは未見です。
機会があったら観てみたいと思います。
☆☆☆ネタバレあり☆☆☆
『復活』のスタッフ&主役による復讐物としか聞いてなかったので
サイコメトラーが出てきたのには少しビックリしました(笑)
『復活』との大きな違いは>サイコメトラーの存在は別として
あちらは主人公が復讐をする物語であるのに対し
こちらは主人公が復讐される側であるということです。
共通しているのは
復讐者が死んだと思わせて実は生きていたことと
他人に成りすましているという点でしょうか。
↑あ、復讐する側とされる側とW主人公ではあるんですが
一応、分かりやすくするためにこう書きました。
タロットカード
聖書の言葉
ロダンの地獄門
サイコメトラー
…等のおどろおどろしい、もしくは神秘的な要素が散りばめられ
“魔王”のタイトルにふさわしい暗くて謎めいた物語が進行していきます。
とはいえ、その復讐者は最初からイカニモそれらしく登場するので
彼の正体が明かされるくだりは別に意外性も何もないんですけど(^^;)
その代わり、実は苦しんでいる彼の内面が少しずつ露わになっていきます。
ここは賛否両論かな。
いや、一般的には「賛」かも。
「恨」の国@韓国においては、こここそ重要なのかもしれず大いに「賛」かも。
でも、私的には最後まで復讐者にはクールでいてほしかった気もします。
最善か否かはわからないけど>多分「否」(笑)
復讐者は自分で直接手を下すのではなく、他の人間の心を巧みに動かします。
そして、問題の事件に関わった人々を殺させます。
その後、弁護士という自分の表の顔を利用して無罪に導いてやります。
アフターケアも怠りない(笑)
というだけでなく、
自分の兄を殺しながら無罪になった主人公に逆の立場を思い知らせるのです。
凄く効果的な復讐に仕方だな、と感心したし>するなよ
反面、これって自分をもまた逆の立場に置くことになるので
当然ながら彼の心には葛藤が生まれてくるわけですから
ここが面白いな、と思いました。
サイコメトラーの女性との淡い恋愛も絡んだりして
主人公を含めて三角関係の要素も加わったりして
そこのところは韓ドラらしいと言えるかな(笑)
彼女がサイコメトラーであるという設定は
物語に雰囲気と動きを加えてはいるけれど
それほど大きな意味合いはなかったような気もしました>スミマセンスミマセン
その能力までもが復讐者により操られて警察がミスリードされている…
というくだりは面白いと思ったのだけど。
でも、個人的には
彼と主人公の、まさに表裏一体という感じの関係性を
もっと深く描いてほしかったかな。
女性を間に入れることでそうしようとしたのだろうけど
やはり恋愛が絡んでしまうと、そっちに重きが行ってしまう気がして…
ラストでは、色々な事が繰り返される…というオチが興味深かったです。
場所も同じだし
揉み合っていて弾みで…というのも同じだし
彼女が駆けつけて死体を見つけるのも同じです。
つまりは鏡面ということなのでしょう。
こういう終わり方は凄く好きです。
感動どころは、復讐者が主人公の肩に頭をもたれて亡くなっていたこと。
まるで兄と弟の様に…
だから、この2人の内面のぶつかり合いをもっと強調して描いてほしかったなあ。
いきなり話は逸れますが
冒頭で殺された少年のカバンから沢山の薄荷飴が零れ落ちたところ
復讐を開始した彼の弟が一つ一つをクリアする毎に薄荷飴を食べるところに
映画『ペパーミント・キャンディ』を思い出しました。
失われてしまった幸福だった頃の思い出…
それを象徴するものとして、この甘くて辛い飴が登場するところが似ています。
最後、薄荷飴を口にすることができなかった復讐者
彼はトンネルを抜けることができたんでしょうか?
2007年/韓国
監督:パク・チャンホン
脚本:キム・ジウ
出演:オム・テウン(カン・オス)、チュ・ジフン(オ・スンハ)、シン・ミナ(ソ・へイン)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

☆ドラマや映画の感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります☆

やっくんち
DVDを大人借り(笑)
その代り非常に駆け足で鑑賞したので細かい点が把握できてないと思いますが
それなりに感銘を受けたので、ちょこっと感想を書いてみます。
ちなみに、これをリメイクした同タイトルの日本ドラマは未見です。
機会があったら観てみたいと思います。
☆☆☆ネタバレあり☆☆☆
『復活』のスタッフ&主役による復讐物としか聞いてなかったので
サイコメトラーが出てきたのには少しビックリしました(笑)
『復活』との大きな違いは>サイコメトラーの存在は別として
あちらは主人公が復讐をする物語であるのに対し
こちらは主人公が復讐される側であるということです。
共通しているのは
復讐者が死んだと思わせて実は生きていたことと
他人に成りすましているという点でしょうか。
↑あ、復讐する側とされる側とW主人公ではあるんですが
一応、分かりやすくするためにこう書きました。
タロットカード
聖書の言葉
ロダンの地獄門
サイコメトラー
…等のおどろおどろしい、もしくは神秘的な要素が散りばめられ
“魔王”のタイトルにふさわしい暗くて謎めいた物語が進行していきます。
とはいえ、その復讐者は最初からイカニモそれらしく登場するので
彼の正体が明かされるくだりは別に意外性も何もないんですけど(^^;)
その代わり、実は苦しんでいる彼の内面が少しずつ露わになっていきます。
ここは賛否両論かな。
いや、一般的には「賛」かも。
「恨」の国@韓国においては、こここそ重要なのかもしれず大いに「賛」かも。
でも、私的には最後まで復讐者にはクールでいてほしかった気もします。
最善か否かはわからないけど>多分「否」(笑)
復讐者は自分で直接手を下すのではなく、他の人間の心を巧みに動かします。
そして、問題の事件に関わった人々を殺させます。
その後、弁護士という自分の表の顔を利用して無罪に導いてやります。
アフターケアも怠りない(笑)
というだけでなく、
自分の兄を殺しながら無罪になった主人公に逆の立場を思い知らせるのです。
凄く効果的な復讐に仕方だな、と感心したし>するなよ
反面、これって自分をもまた逆の立場に置くことになるので
当然ながら彼の心には葛藤が生まれてくるわけですから
ここが面白いな、と思いました。
サイコメトラーの女性との淡い恋愛も絡んだりして
主人公を含めて三角関係の要素も加わったりして
そこのところは韓ドラらしいと言えるかな(笑)
彼女がサイコメトラーであるという設定は
物語に雰囲気と動きを加えてはいるけれど
それほど大きな意味合いはなかったような気もしました>スミマセンスミマセン
その能力までもが復讐者により操られて警察がミスリードされている…
というくだりは面白いと思ったのだけど。
でも、個人的には
彼と主人公の、まさに表裏一体という感じの関係性を
もっと深く描いてほしかったかな。
女性を間に入れることでそうしようとしたのだろうけど
やはり恋愛が絡んでしまうと、そっちに重きが行ってしまう気がして…
ラストでは、色々な事が繰り返される…というオチが興味深かったです。
場所も同じだし
揉み合っていて弾みで…というのも同じだし
彼女が駆けつけて死体を見つけるのも同じです。
つまりは鏡面ということなのでしょう。
こういう終わり方は凄く好きです。
感動どころは、復讐者が主人公の肩に頭をもたれて亡くなっていたこと。
まるで兄と弟の様に…
だから、この2人の内面のぶつかり合いをもっと強調して描いてほしかったなあ。
いきなり話は逸れますが
冒頭で殺された少年のカバンから沢山の薄荷飴が零れ落ちたところ
復讐を開始した彼の弟が一つ一つをクリアする毎に薄荷飴を食べるところに
映画『ペパーミント・キャンディ』を思い出しました。
失われてしまった幸福だった頃の思い出…
それを象徴するものとして、この甘くて辛い飴が登場するところが似ています。
最後、薄荷飴を口にすることができなかった復讐者
彼はトンネルを抜けることができたんでしょうか?
2007年/韓国
監督:パク・チャンホン
脚本:キム・ジウ
出演:オム・テウン(カン・オス)、チュ・ジフン(オ・スンハ)、シン・ミナ(ソ・へイン)
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やっくんち
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