母と子>『カーネーション』第72話 - 2011.12.24 Sat
『縞模様のパジャマの少年』を観て
ズドドドン!と落ち込んだばかりなのに
今日の『カーネーション』ったら…
感想を書こうにも言葉がすぐに出てこないので
景気づけにケーキを食べた>シャレではない
…ひじゅにですが何か?
子供らは、学校で人の殺し方と自分の死に方ばかり教えられて
国民は、いつ死体になってもええ様に準備させられている
だんじり中止。
糸子達にとっては何よりも無念な出来事だろうけど
軽いタッチで描かれて視聴者としては少しホッとした。
反面、前半の明るさは暗い後半の前触れだと予想されるから
ちょっと怖くなってくる最近の『カーネーション』。
まあ、軽いとは言っても
だんじり中止
↓
燃料不足
↓
元気な若い男性がごっそり戦争に駆り出されている
↓
軍服の様な「貧相な」ものを着せられ、戦うというより犬死させられている
という重い事実が含まれている。
戦意高揚映画より色鉛筆が生み出す綺麗な世界に惹かれてはいても
学校教育の影響が簡単に拭い去れるはずもなく
優子ちゃんは今日も竹やり訓練ごっこ。
予科練志望の太郎君も登場して
「他所の人らを助けるために戦ってるんや」
と日本を正当化。
母親の荷物持ちを買って出る親孝行の良い子…
“だから”なのか?
“なのに”なのか?
日本=正義と信じる人達にとっては“だから”なんだろうな。
家族を守るために戦うのだと戦争を美化する。
どの国にもそれぞれの正義があり
その正義を信奉する人間は皆、不完全なのだと思う者にとっては
“なのに”としか言い様がない。
家族を支えたり直接守ったりすることは出来ず
寧ろ、これ以上ないほどに悲しませる結果になりかねない。
これって究極の親不孝ちゃうん?
勘助君のエピが象徴している。
それにしても、まさかね
葬列が三段オチになっていたとは…
1:知らない人
2:婦人会の澤田さんの息子
3:勘助君
死ぬことがお国のため
遺骨になって帰ってくるよう祈るべき
そう豪語していた澤田さんも
最初に勘助君が出征した時に悲壮な面持ちで固まっていて
その勘助君がPTSD状態で帰ってきて
心を壊してしまった玉枝さんも
同じ様に息子を亡くしてしまった。
直子ちゃんは自分が来年だんじりを引くと言って
母親の糸子を慰めてくれる。
太郎君は母親を気遣って凄く良い息子ぶりなのに
敬礼をしてみせて母親の顔を曇らせる。
何年かぶりに姿を見せた勘助君は再び出征し
僅か一ヶ月後に母親に遺影を持たせる結果に…
糸子に逢わないまま
糸子も間に合わないまま
電車の中でうっすらと微笑みさえも浮かべた勘助君の姿に
糸子の声を重ねるだけで終わらせたのが良かった。
「相手の荷物持つ余裕持ってへんねん」
糸子がまた強がりの憎まれ口をきいてしまった後で
こんな形の別れが来るとは。
「このご時世に女が家守ってんや」
タダでさえ沢山のものを背負っている糸子だから
本当は物凄くよく分かっている。
でも、あの一件があるから
簡単には口を出せない。
そのまま
本当に、そのままで
終わらせてしまったのが天晴れだと思った。
主要登場人物の勘助君を
こんなにもアッサリと死なせてしまったのもビックリだけど
このアッサリぶりに物凄く多くの悲しみを託してみせたのもビックリ。
観ていた時よりも観終わってからの方が
さらに時間が経ってからの方が
泣けてくるんだよなあ。
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

☆朝ドラ『ファイト』~『おひさま』感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります☆

やっくんち
ズドドドン!と落ち込んだばかりなのに
今日の『カーネーション』ったら…
感想を書こうにも言葉がすぐに出てこないので
景気づけにケーキを食べた>シャレではない
…ひじゅにですが何か?
子供らは、学校で人の殺し方と自分の死に方ばかり教えられて
国民は、いつ死体になってもええ様に準備させられている
だんじり中止。
糸子達にとっては何よりも無念な出来事だろうけど
軽いタッチで描かれて視聴者としては少しホッとした。
反面、前半の明るさは暗い後半の前触れだと予想されるから
ちょっと怖くなってくる最近の『カーネーション』。
まあ、軽いとは言っても
だんじり中止
↓
燃料不足
↓
元気な若い男性がごっそり戦争に駆り出されている
↓
軍服の様な「貧相な」ものを着せられ、戦うというより犬死させられている
という重い事実が含まれている。
戦意高揚映画より色鉛筆が生み出す綺麗な世界に惹かれてはいても
学校教育の影響が簡単に拭い去れるはずもなく
優子ちゃんは今日も竹やり訓練ごっこ。
予科練志望の太郎君も登場して
「他所の人らを助けるために戦ってるんや」
と日本を正当化。
母親の荷物持ちを買って出る親孝行の良い子…
“だから”なのか?
“なのに”なのか?
日本=正義と信じる人達にとっては“だから”なんだろうな。
家族を守るために戦うのだと戦争を美化する。
どの国にもそれぞれの正義があり
その正義を信奉する人間は皆、不完全なのだと思う者にとっては
“なのに”としか言い様がない。
家族を支えたり直接守ったりすることは出来ず
寧ろ、これ以上ないほどに悲しませる結果になりかねない。
これって究極の親不孝ちゃうん?
勘助君のエピが象徴している。
それにしても、まさかね
葬列が三段オチになっていたとは…
1:知らない人
2:婦人会の澤田さんの息子
3:勘助君
死ぬことがお国のため
遺骨になって帰ってくるよう祈るべき
そう豪語していた澤田さんも
最初に勘助君が出征した時に悲壮な面持ちで固まっていて
その勘助君がPTSD状態で帰ってきて
心を壊してしまった玉枝さんも
同じ様に息子を亡くしてしまった。
直子ちゃんは自分が来年だんじりを引くと言って
母親の糸子を慰めてくれる。
太郎君は母親を気遣って凄く良い息子ぶりなのに
敬礼をしてみせて母親の顔を曇らせる。
何年かぶりに姿を見せた勘助君は再び出征し
僅か一ヶ月後に母親に遺影を持たせる結果に…
糸子に逢わないまま
糸子も間に合わないまま
電車の中でうっすらと微笑みさえも浮かべた勘助君の姿に
糸子の声を重ねるだけで終わらせたのが良かった。
「相手の荷物持つ余裕持ってへんねん」
糸子がまた強がりの憎まれ口をきいてしまった後で
こんな形の別れが来るとは。
「このご時世に女が家守ってんや」
タダでさえ沢山のものを背負っている糸子だから
本当は物凄くよく分かっている。
でも、あの一件があるから
簡単には口を出せない。
そのまま
本当に、そのままで
終わらせてしまったのが天晴れだと思った。
主要登場人物の勘助君を
こんなにもアッサリと死なせてしまったのもビックリだけど
このアッサリぶりに物凄く多くの悲しみを託してみせたのもビックリ。
観ていた時よりも観終わってからの方が
さらに時間が経ってからの方が
泣けてくるんだよなあ。
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やっくんち
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