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2011-12

12・8>『カーネーション』第55話 - 2011.12.05 Mon

勘助君の姿に泣きそうになってしまったよ。
でも、泣けなかった。
だって経験もない私なんかが泣いてもオコガマシイって思えて。

…ひじゅにですが何か?



「終わるどころか、また始まりよった」



昭和16年12月8日 大東亜戦争勃発―

食事を中断してラジオに齧りつく小原家の面々。
大きくなった優子ちゃんは何か丸いものに文字通り齧りついていて
周囲の皆の動きに慌てて合わせて立ち上がる様子が
何も分かってない感が溢れていて可愛かった。


「一旦男が勝負にのぼせたら、ちょっとやそっとじゃ収まれへん」

戦争に関する何かが聞こえてくる度に文句タラタラの糸子が
今回思い出したのは将棋に夢中になる善作父さんと愉快な仲間達。

子供時代、糸子&勘助君(ここで勘助君を出すのが上手いよね)が
山崩し(ひじゅに近辺では将棋崩しと呼んでる)で
遊んでいたのを大の大人連中に横取りされた思い出。

そんな風に
平和に無邪気に生きている皆の邪魔をして
自分達だけの楽しみに興じる無神経な人々
それが糸子の戦争感。

一面的ではあるけど、真理のような気がする(笑)

糸子にとっては全く単純なことだから
のぼせが冷めて早いとこ場所を空けてくれさえすれば
世界は元通りになると、そして自分は望み通り仕事に励めると
ごく簡単な考えでいるみたい。


そんな糸子を端的に表しているのが、もんぺエピかも?

職人の魂とか意地とか言って、もんぺを拒否していた糸子だけど
いざ着てみたら動きやすさに感心し、浮かれている始末(笑)

洋服を毛嫌いしていた父さんが糸子が作った男性用アッパッパを
大喜びで着ていたことを思い出すなあ。

隠れたオシャレができるってのも決め手。
それ自体は確かに良いと思うけど
職人魂と口にしてしまったことへの言い訳に見えなくもない(笑)


そんな風に、
色々考えさせられるものは含みつつも明るく描かれていた前半とは
嫌になっちゃうくらい対照的な後半の展開。



ことほどさように糸子は単純だし
自分は立ち直りが早いから人には無駄にタフに見えるし
考えが浅いというか即座には繋がらないみたいなところがあるし>ぶっちゃけオバカ
無神経と言われても仕方ないところはあるんだけど…

でも、本当に無神経かっちゅーと
それほどでもない…とは思うんだけどね(^^;)


自分にも色々あった中で勘助君のことをいつも気にかけていたし
土曜日に訪ねた時は部屋の手前で躊躇っていたし
今日も今日で野菜を届けに行った時、二階を見上げていたし…

引き篭もっていたのが仕事に出始めたと聞いて
きっと物凄く嬉しかったんだろうと思う。
早速、お菓子屋に様子を見に行ったりもしたし。

「あと一息だ」って思ったんだろう。
行動的な彼女だから、その「ひと息」に自分が貢献しようと思ったんだろう。
とにかく早く元気になってほしい、という焦りがあったんだろう。

サエさんを呼んだのも
彼女から勘助君を引き離したのは自分だし
あの頃、勘助君はサエさん命って様子だったし
逢わせれば元気が出る…そう信じて疑わなかったのだろう。


でも、それは勘助君には全く合わない方法だった―

勘助君が体験したことを糸子は知らない。
知らないから傷の具合も理解できない。
理解できないから的外れな行為に及んでしまい
ますます追い詰めてしまう。

でも、現代でさえ心の病に適切な処置を施せる一般人って
そうはいないんじゃないかなあ…

例えば「頑張れ」は禁句とは聞くけど
結構、考えなしに口にしてしまう人って少なくないかも?

ましてや当時
その程度の知識さえなかったと思う。


勿論、糸子がやった事は「痛い」の一言で
もう「やめてやめて!」って叫びたくなったんだけどね(^^;)

でも、何つーか
過去のダメ朝ドラ・ヒロインの
マジ無神経な「お節介」とは違うと思うのよ。

玉枝さんの言葉も
ヒロインの欠点を指摘して視聴者の鬱憤を晴らす類の
単純明快なものではないと思うし。


「商売も上手いこといて家族も皆元気で、結構なこっちゃな」

糸子が野菜を届けた時、「貰うばかりで…」という言い方から
カレーをご馳走してくれた以前みたいな余裕がなくなっているのが分かる。
八重子さんもパーマ機で月賦だけ残ってしまったと言っていたし。

土曜日にはパーマを続けようと決意していたのに
今は封印してしまったのは
周囲の見方が、あの時以上に悪化しているのを示している。

玉枝さん達自身が物質的にも精神的にも追い詰められている。

勘助君のことでの怒りや恨みだけでなく
僻みや妬みも含まれている。

あの、柔らかくて大らかだった玉枝さんが
真っ赤な目をして瞬きもしないで、あれだけの言葉をぶつけたのは
物凄くショックだったな。

雨の夜、傘も持たず、ずぶ濡れのまま…
というのは分かりやすいドラマチック演出だけど
却ってそれらが玉枝さんの激しさを幾分か和らげているようにさえ見えた。


この複雑さ、重さが
凄いなあ…と思えた今日の回。

でも多分、これは序章に過ぎないんだろうな。





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