チラッ>『カーネーション』第10話 - 2011.10.13 Thu
善作父さんVS糸子
先週も木曜日
今週も木曜日
計算尽くしてるって感じだなあ、脚本家
…ひじゅにですが何か?
芋けんぴに粟おこしにトウモロコシにカルメ焼にお団子に…
食べ物(それも、お菓子中心)の登場が多い『カーネーション』。
福田里香さん@お菓子研究家が提唱する「フード理論」が思い浮かぶ。
物語において登場人物の性格や感情、状況等を伝えるのに
食べ物がどの様な役割を果たすか―
【フード三原則】
1:善人は食べ物を美味しそうに食べる
2:正体不明者は食べ物を食べない
3:悪人は食べ物を粗末に扱う
(追加:食べ物で他愛もないギャグをするのは憎めないヤツ)
善作父さんが苦手な正一伯父さんは
初登場時も難しい表情をしていたし
性格も立場も難しい人なのかな…と思ったら
お祖父ちゃんの頼みを素直に聞いて
千代母さんと子供達の様子をちょこちょこ見に来てくれてるのね。
「糸子はそない健気な子やありません」
「いらんことしいなオッサン」に糸子の件を聞いた後も
世間体云々よりも糸子自身のことを気にかけてくれてたし
「それもそやな」と、母さんの言葉をすんなり受け入れていたし(笑)
良い人だらけの朝ドラ・ワールドは
上手く行けば、粋で味わい深い素敵な世界になるのだけど
ちょっとズレると、嘘臭くて薄っぺらくて物語的にも強引で辻褄が合わなくなりがち。
で、圧倒的に後者の方が多いと思うんだけど(^^;)
今回は上手く行きそうな嬉しい予感>ひじゅにの予感は当たりが低いけど
でも、そんな伯父さんが糸子とミシンの繋がりが表出する
きっかけに用いられてしまったのも事実(笑)
ご都合主義だとか言いたいわけじゃないよ。
一つのシーンに色々な意味を盛り込んで色々なエピに繋げていくのが
『カーネーション』流。
「糸子はそない健気な子やありません」
普通(?)のドラマなら絶対にそうなのに(笑)
でも、働く自分に酔っていた部分はあるにしろ
糸子の主目的はミシン。
家の事情やお金云々よりも、ミシン。
女学校よりも、ミシン。
桝屋パッチ店よりも、実はミシン。
その「ミシン」という語が出された時の父さんの表情が切ない。
娘にキックまでしちゃう父さんは、お茶の間の顰蹙を買ったかも?
でも、時代性だろうな。
それに、折角の大地主さんの注文も仕入れの段階でダメになりそうだし
アッパッパ禁止令を出しても娘は洋服関係にどんどん惹かれていくし
変な噂も立てられるし
母さんの実家への顔もあるし
嫁がいない代わりシガラミもない友人はサッサと商売換えするし
男として夫として父親としてプライドもあるし
実はヘタレだし
父さんとしても、どうしようもない気持ちなんだろうな。
「一回言えたら二回言える」
「二回言えたら三回言える」
朝ドラ・ヒロインらしく粘りを見せる糸子。
…と言いたいけど
雨の中で土下座したりとか、
ただひたすら我武者羅に突っ走るのとは、ちょっと違う感じ。
親が苦労して通わせてくれてる学校を辞めてはいけないと
勘助君に真剣な顔で言う糸子は、
善作父さんのことがまるきり理解できていないわけじゃないし
独善的なわけでもない。
恐怖も感じてるし、勇気を振り絞ってぶつかっているわけだし。
こういう状況でも
トイレに入りたい父さんの前に立ち塞がって懇願したり
その後には
桝屋大将夫妻が「チラッ」と何度も店の前を通ったり
お笑いを入れて雰囲気を軽くしているのが良いね。
本当言えば「チラッ」は寒い部類なんだけど>スミマセンスミマセン
こういう状況の中に挟まれるから寧ろホッとする。
ギャグの向こうから透けて見える夫妻の優しさが感じられるし。
それにしても
大将と糸子の顔の大きさの違いを何度も強調した後で
今日は似たような大きさの奥さんと並ばせるなんて
これ自体がやっぱギャグ?>ぉ
それと
芋けんぴを袋ごと貰っちゃったり
食後に皿洗いをするしないの話が出たり
細かい繋がりがちゃんとあるのが好きだな。
泰蔵さんとのシーンも
父さんに叱られたり倉庫の“だんじり”に乗せてもらったりした
子供時代のエピと繋がるし。
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

☆朝ドラ『ファイト』~『おひさま』感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります☆

やっくんち
先週も木曜日
今週も木曜日
計算尽くしてるって感じだなあ、脚本家

…ひじゅにですが何か?
芋けんぴに粟おこしにトウモロコシにカルメ焼にお団子に…
食べ物(それも、お菓子中心)の登場が多い『カーネーション』。
福田里香さん@お菓子研究家が提唱する「フード理論」が思い浮かぶ。
物語において登場人物の性格や感情、状況等を伝えるのに
食べ物がどの様な役割を果たすか―
【フード三原則】
1:善人は食べ物を美味しそうに食べる
2:正体不明者は食べ物を食べない
3:悪人は食べ物を粗末に扱う
(追加:食べ物で他愛もないギャグをするのは憎めないヤツ)
善作父さんが苦手な正一伯父さんは
初登場時も難しい表情をしていたし
性格も立場も難しい人なのかな…と思ったら
お祖父ちゃんの頼みを素直に聞いて
千代母さんと子供達の様子をちょこちょこ見に来てくれてるのね。
「糸子はそない健気な子やありません」
「いらんことしいなオッサン」に糸子の件を聞いた後も
世間体云々よりも糸子自身のことを気にかけてくれてたし
「それもそやな」と、母さんの言葉をすんなり受け入れていたし(笑)
良い人だらけの朝ドラ・ワールドは
上手く行けば、粋で味わい深い素敵な世界になるのだけど
ちょっとズレると、嘘臭くて薄っぺらくて物語的にも強引で辻褄が合わなくなりがち。
で、圧倒的に後者の方が多いと思うんだけど(^^;)
今回は上手く行きそうな嬉しい予感>ひじゅにの予感は当たりが低いけど
でも、そんな伯父さんが糸子とミシンの繋がりが表出する
きっかけに用いられてしまったのも事実(笑)
ご都合主義だとか言いたいわけじゃないよ。
一つのシーンに色々な意味を盛り込んで色々なエピに繋げていくのが
『カーネーション』流。
「糸子はそない健気な子やありません」
普通(?)のドラマなら絶対にそうなのに(笑)
でも、働く自分に酔っていた部分はあるにしろ
糸子の主目的はミシン。
家の事情やお金云々よりも、ミシン。
女学校よりも、ミシン。
桝屋パッチ店よりも、実はミシン。
その「ミシン」という語が出された時の父さんの表情が切ない。
娘にキックまでしちゃう父さんは、お茶の間の顰蹙を買ったかも?
でも、時代性だろうな。
それに、折角の大地主さんの注文も仕入れの段階でダメになりそうだし
アッパッパ禁止令を出しても娘は洋服関係にどんどん惹かれていくし
変な噂も立てられるし
母さんの実家への顔もあるし
嫁がいない代わりシガラミもない友人はサッサと商売換えするし
男として夫として父親としてプライドもあるし
実はヘタレだし
父さんとしても、どうしようもない気持ちなんだろうな。
「一回言えたら二回言える」
「二回言えたら三回言える」
朝ドラ・ヒロインらしく粘りを見せる糸子。
…と言いたいけど
雨の中で土下座したりとか、
ただひたすら我武者羅に突っ走るのとは、ちょっと違う感じ。
親が苦労して通わせてくれてる学校を辞めてはいけないと
勘助君に真剣な顔で言う糸子は、
善作父さんのことがまるきり理解できていないわけじゃないし
独善的なわけでもない。
恐怖も感じてるし、勇気を振り絞ってぶつかっているわけだし。
こういう状況でも
トイレに入りたい父さんの前に立ち塞がって懇願したり
その後には
桝屋大将夫妻が「チラッ」と何度も店の前を通ったり
お笑いを入れて雰囲気を軽くしているのが良いね。
本当言えば「チラッ」は寒い部類なんだけど>スミマセンスミマセン
こういう状況の中に挟まれるから寧ろホッとする。
ギャグの向こうから透けて見える夫妻の優しさが感じられるし。
それにしても
大将と糸子の顔の大きさの違いを何度も強調した後で
今日は似たような大きさの奥さんと並ばせるなんて
これ自体がやっぱギャグ?>ぉ
それと
芋けんぴを袋ごと貰っちゃったり
食後に皿洗いをするしないの話が出たり
細かい繋がりがちゃんとあるのが好きだな。
泰蔵さんとのシーンも
父さんに叱られたり倉庫の“だんじり”に乗せてもらったりした
子供時代のエピと繋がるし。
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆

☆朝ドラ『ファイト』~『おひさま』感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります☆

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