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2019-12

『魔人探偵脳嚙ネウロ』 - 2019.11.17 Sun

​​​​​​​​​​​​​​主人公@​脳嚙ネウロ​は文字通り魔界に住む魔人。

謎(を解いた時に発生する特殊なエネルギー)を栄養源とするが
魔界の謎を食い尽くしてしまったため、人間界に到来。
父親を殺害された女子高生@​桂木弥子​と出逢い、父親の事件を解明した後
彼女を隠れ蓑に、数々の謎に挑んで行く―


☆★☆★☆ネタバレあり★☆★☆★


日常の中に“異物”が入り込むことによって発生する物語…という意味では
『ドラえもん』等と同じパターン。
でも、要素要素はパターン崩し。


人間の姿を装っているが、実は鳥に似た奇怪な素顔のネウロを始め
魔界の住人は皆、不気味な姿をしている…というのは定番。

ところが、ネウロに謎を解かれた犯人達が曝け出す内面は
魔人以上に醜悪な形をしている。
この逆転が面白い。

そもそも、魔人の方が人間より身体能力は圧倒的に優れているのに
魔界で生じる謎は単純で
魔人よりも遥かに卑小な存在であるはずの人間の謎は
高度で味もカロリーも高い
…という設定なんだもの。

人間の方が中身は​複雑怪奇​だということだよね。


人間にとっての酸素に相当する瘴気が地上では不足しているため
ネウロの体力は段々弱くなっていく。
つまり、人間に近付いていく。

この設定だけでも斬新と言えると思うけど、それだけでなく
人間の犯罪者達が、もはや内面だけでなく身体的にもパワーアップしていく。
つまり人間離れしていく。
ハッキリ言って魔人化していく。
この逆転も面白い。


“相棒”弥子のキャラも良い。

最初は普通の女子高生に見えたけど
実は物凄い大食い…ってことで笑わせてくれるし
食に貪欲という面で、謎に貪欲なネウロと被る。

ネウロからのどSな扱いにも耐えるタフな女の子で
文句は言いながらもネウロの調子を気遣う母親的な面も持ち
ネウロの苦手分野(人間の心に関する部分)を引き受ける
勇気、洞察力、繊細で冷静な分析力等の持ち主でもある。

ネウロとは魔人と人間の違いなだけで、表裏一体と言っても良いのかも?
2人の誕生日が同じ(年は違う)3月10日という設定が裏付けになっているかも?
   *ネウロ誕生日は公式(?)には16月344日
   グレゴリオ暦に換算すると3月10日らしい

ちなみに、ひじゅにも3月10日生まれなんですぜ。
名前に「や」も付きますぜ>だから何?


弥子を筆頭として、吾代や笛吹といった登場人物達が
成長し強くなっていくのも面白さの一つ。

それに伴い、人間を食料源としか見なしていなかったネウロが
少しずつ人間に興味を持ち始め
弥子のことも自分の都合云々でなく守る様になり
やがて、自分が人間達から守られてもいることを自覚する。
この逆転も面白い。


ネウロ&弥子についてはXとIの関係ともリンクしている。
X1(イレブン)がIを思い出したことによって
Xに戻っただけでなく、内面的には人間らしさをも取り戻した
というところに。

自分の真の姿を探し求めていたXが
無自覚のままX1の姿に変わろうとしたことがあったのが
Iの言葉で中断され、Iの好みの姿に留まったこと
最終的に、自分真の姿としてXの方を選んだこと
…というところも象徴的。


だから最後は、そんなネウロが
弱り果てながらも必死に敵と戦い
本人は無意識ながらも自己犠牲の精神を発揮する。

敵は、人間なのに人間離れした能力を持ち
仲間や自分のクローンを犠牲にし
「新しい血族」と名乗るものの実質的には究極の魔人化した
(と断定して構わないと思う)相手で

それを心身共に人間に近づいた状態のネウロが倒す
…この逆転が最高に面白い。


「面白い」「面白い」と書いたけど
面白いのは、こうした概要(?)だけでなく
それぞれのエピや、それぞれの登場人物が、それぞれ面白い。

「クシカツ」には笑ったし
「HAL」には泣かされたし…


★☆★☆★☆★☆★☆


作:松井優征
2005~2009年『週刊少年ジャンプ』に連載
全202話(コミックス全23巻)



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『ブラック・ジャック大解剖』を読んで - 2012.12.31 Mon

手塚治虫『ブラック・ジャック』のムック。

11月に発売されたものなので今更なんですが
ちょこっとだけ感想を書いてみます。


手塚ファンだと言いながら最新情報は全く仕入れていないので
このムックのことも全く知らなかった私…

本屋さんにも、しょっちゅうは行かないし
映画をレンタルするのも最近は本屋を併設していない店が主流だし

なのにこの時は偶然、発売直後に本屋さんに行ったんです。
しかもTU○AYAに!

何故それが重要かというと
ネットで検索してみて知ったんですけど
付録(小冊子)が付いているのと付いていないのと二種あって
私の地元で付録付きを売っているのはTU○AYAだけなんです。

その付録は『ミッドナイト』の最終回を
原画の雰囲気そのままに小冊子にしたものです。

ミッドナイトと呼ばれるタクシー運転手をしている若者の物語で
ブラック・ジャックも何度かゲスト出演しています。
最終回では主役状態になっています。

内容が衝撃的過ぎるとのことで単行本化されず
幻の最終回と呼ばれているものです。

前に一度読んだことはあるんですけどね
また読めて嬉しい(^^)


手塚作品って、こーいうことよくありますよね。
作者自身も、単行本化のたびに手を加えるので
元の作品とはだいぶ変わってしまっているものが少なくないです。

個人的に、直に目にしてビックリしたのが『奇子』。
最終回が載せられた雑誌を古本屋さんで見つけて読んだ後で
単行本を読んだんですが「180度変わってるじゃん!?」って感じで(笑)



『ブラック・ジャック』は手塚作品の中でも1~2位を争う好きな作品で
ムックに書かれていることは知っていることばかりだけど
纏められてるのが嬉しくて
未公開原画集も嬉しくて
手塚治虫の写真付きの記事があるのがまた嬉しくて
申し分ない!と言いたいところなんですけど…

スミマセン、一つだけツッコミを入れさせて下さい。

キャラクター紹介ページで
主要キャラや
他作品にも出ている(いわゆるスターシステムの)キャラ達の後に
「ブラック・ジャック オリジナルキャラクター」のコーナーがあるんですが

私が分かるだけでも
「これって鬼丸大将じゃないの?」
「これは和登さんだと思うんだけど?」
「この2人は『空気の底』の2人じゃん!」
「これはトリトンだよ!髪型が違うのはアニメ版の髪型にしてるからじゃん!」
…etc.他にも沢山あるんですけど…


それから、これはツッコミじゃないけど
色んなマンガ家達によるリメイクも沢山出てるんですね。
知りませんでした(^^;)

でも…

たまたま目にする機会があったら目にしてみようと思うけど
ワザワザ手に取ってみる気にはならないな。
スミマセンスミマセン。


話はズレるけど

あの大林宣彦監督による実写版『ブラックジャック』@『瞳の中の訪問者』では
宍戸錠がブラック・ジャックを演じているので
「先生の宍戸錠!」(byピノコ)
という台詞がマンガの中に入っているのは有名だけど>まあ私は映画は未見だけど

TVドラマでは何と加山雄三主演のもあるのだ。
これまた未見だけど>ダメじゃん

写真で見る限りでは、ビジュアル的には宍戸錠と良い勝負なんだけど
(つまり、オッサン過ぎるしイメージに合わないし傷跡や白髪等がワザトラシイ)
普段は傷も白髪もない姿で別の職業に就いている設定らしいし>何ちゃそれ?
コートはマントだし…ナンダカナ度はずっと上みたい(^^;)




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