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2017-10

『陽だまりの樹』第12話(最終話) - 2012.06.25 Mon

最終話『獅子たちの旅立ち』


終わってしまった。

終わってしまって、
改めて思う。

全体的に

アッサリしてんなー!

の一言だったな>こらこら


簡単に軽~く物語は進んでいってしまったけど
それでも最終話は、やはり泣けた。

ラスト近くの良仙の台詞にね。

「歴史にも書かれねえで死んでった立派な人間がゴマンといるんだ…
そんな人間を土台にした歴史に残る奴など許せねえ
二度とここへ来るなーッ」


ドラマでの台詞はちょいとニュアンス違った感じしたけど。

それに、あんな風にちょっと情感こめた(?)言い方ではなく
もっと憤ってほしかったけど>個人的に


まあ、原作を考えずに評価するなら
なかなか爽やかで
切り口に新鮮味もあり
時代劇が低迷しているという昨今、
それなりの方角を示した作品となったのではないかな>贔屓目?


倒れつつある幕府を「陽だまりの樹」に例えるところが、まず良いし
それをタイトルにするところがセンス良いなと思う。

手塚治虫自身の祖先をモデルにしながら
イカニモな伝記にはせず
対照的なタイプのオリジナルな人物(モデルはいるらしいけど)を配し
歴史を描いてみせたところが良い。

祖先@良仙を、いわゆるカッコイイ人物にしなかったのも良いし
何より万二郎を新政府を目指す側に立たせなかったところが秀逸。


最後の最後は、まるで幻の様な万二郎の姿で終わったけど
あれじゃ、死んじゃったことを強調しちゃってるよな。
まあ、死んじゃったんだけどさ…

何か、アニメ『火垂るの墓』を思い出してしまった(^^;)
あれも、14歳と4歳で亡くなってしまった兄妹が現代を彷徨う姿を
狂言回しの様な使い方をしていたっけ。


ちなみに原作のラストは
戦地へと赴く良仙の後ろ姿に
「私、手塚治虫は彼の三代目の子孫にあたる」
というナレーションが被る。

う~ん、当たり前っちゃー当たり前だけど
原作の方が情緒があるよなあ…


と、最後になってダメ出ししても仕方ないけど(笑)


ともあれ、
配役を聞いた時点ではかかなり不安だった市原隼人が
なかなか上手く万二郎していたと思う。

万二郎の可愛さも出ていたし。

良仙は、前から書いてるけど
脇に回ってしまったのが凄く残念。
やはり2人を対等に、対比を強調して描いてほしかった。

手塚作品って物凄く情報量が多いから
映像化するにはまず時間をたっぷり取ってほしい。

とはいえ、原作レイプが多い中
これは、まずまずの出来だったかなあ…と思う。
オリジナル展開にしたところなど、ツッコミどころは多かったけど(笑)



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『陽だまりの樹』第11話 - 2012.06.23 Sat

第11話『運命の分かれ道』


坂本龍馬登場!

何か、『JIN-仁-』の内野龍馬の真似してるみたいな、
もといリスペクトしてるみたいな
喋り方だったな。

え?
土佐弁とはああいうもの?

なのかもしれないけど
『龍馬伝』の福山龍馬とはまた違う感じだったので。

…なんてことは、どーでも良くて


龍馬を見て良仙を思い出す万二郎。

その遊んでいる様子(自分とは正反対)を見て思い出したわけなんだけど
顔が似ているから…と一瞬思ってしまった>配役の妙?

いや、そっくりってわけじゃないけど、
甘い顔立ちが共通しているかなと>フォロー

…なんてことも、どーでも良くて


内部から腐りかけている「陽だまりの樹」のために生きる決意をしている万二郎が
逆に新しい樹を育てていこうとしている龍馬や勝らに出逢っていく―
というのが面白い。

それでも彼は信念を曲げないのだけれど…

それと対比的に
夫の死への恨みから寝たきり状態の綾を虐待し、内へ内へと籠っていく
万二郎の母の姿が哀れでもあり滑稽でもあり…やはり哀れ。


たださ、
自分のその仕打ちを改めるきっかけが
綾は頭はハッキリしていて出来事を把握しているのではないか―
という万二郎経由の良仙の話を聞いて…てのがナンダカナ…

本人が何も分からないと思うから色々やっていただけで
知られていたと思うと途端に怖くなったみたいで
それこそ小心者の考え。
夫の恨みはどーしたんだよ?って感じ。

原作では災害が起きて命が危険に晒された時
憎んでいるつもりの綾を思わず助けてしまって
泣き伏す…という様な話だったよね。

あ、いかん、原作と比較することは極力避けようと思ってたのに(笑)


でも、前半はじっくり描いている様に思えたし、爽やかさが快かったのに
後半は駆け足で、しかも原作うろ覚えの私でも「はあ?」って省略や展開も多く
それはそれで面白ければ不満はないのだけれど
何ちゅーか、そのエピを通して伝わってくる心情とか情感とかが
薄まってしまって、とても残念な気がする。

あ、前も似た様なこと書いたっけ?(笑)


良仙の方は、
治しても治しても傷ついて戻ってくる兵士達を見て疑問や虚しさを感じていたものの
自身も傷ついて、軍医の存在価値を見出す図ぅということで形はついたかな。

次回はいよいよ最終回。
…って、もう放映済みなんだけど(^^;)





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『陽だまりの樹』第10話 - 2012.06.14 Thu

第10話『禁じられた愛』


え~っ

綾が…

ええ~っっっ

…と、ちょっと叫んでしまった今回(笑)


綾が意識不明になってしまう原因がアレって
ナンダカナ…
と思うのは私だけ?

もう既に端折られたり変えられたりした部分は多いので今更かもしれないけど
ちょっと今回は変更多過ぎない?

丑久保陶兵衛の最後を万二郎との一騎打ちにしたのは
万二郎単独主役に近いこのドラマとしては、ふさわしい手かな…とは思う。
殺陣も見たいしね。

でも、万二郎が綾を逃がそうとしているくせに
何故か綾のいる方いる方へとどんどん寄って行くので
ちょっと嫌な予感はしたのよ(笑)


原作では確か拷問が原因だったんだよね。
そっちの方があり得るし、あのエピも生かせるのに…

万二郎が突き飛ばしてしまうこともなかったし
やっぱ、万二郎が原因ではないかと誤解されやすいから避けたのかな?

だとしても、ドラマのアレは…


それと何より違うのは、綾が女郎に身を落としたこと。

あれって必要なのかなあ…
万二郎が通い詰める(かつプラトニックを貫く)というのは彼らしいけど。

2人の心が通い合う期間としてワザワザ入れたのかな?

おせき&お品とのバランスのためもあるのかな?
2人ともレイプ被害に遭ってしまったので、
(レイプではなく自ら身を売ったとはいえ)好きでもない男性に蹂躙されるという意味で
綾もまた同じ位置に立たせて、

綾が2人より秀でているとか清らかとかいう特別な女性ではないってことと
万二郎は女性の暗い過去になど動じないという点を強調した?


お品の出番がやけに多く
しかも結構、悲劇のヒロイン風味の強い演出で>酷?
綾と対比させていたものね。


それにしても、
万二郎に関わる女性は全て不幸になる!
という印象を強くしてしまった回だった様な…(^^;)

まあ、万二郎自身が芯の腐った「陽だまりの樹」に人生をささげるのだからな…


良仙の方がイマイチ影が薄いのはもう慣れたけど>ぇ
お紺のエピがないのは、やっぱツマラナイなあ…

まさか、後の2話で登場することはないよね?
平助も?





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『陽だまりの樹』第9話 - 2012.06.08 Fri

第9話『万二郎初陣』


陸軍歩兵隊。
農民を鍛えることになった万二郎の図ぅ―

ノーエ節が効果的に使われていたと思う。

戦の現実を知る万二郎…ということで
物語が上手く纏まっていたと思う。

実際には、武士ではない良庵(あ、今は良仙だっけ)の苦悩を
もっとクローズアップしてくれても良かった気はするけど。

…って、最近、良仙の扱いをやたら気にしているなあ私(笑)


万二郎はかなり好きなキャラだから中心になるのは嬉しいんだけど
やっぱ“対比”を際立たせるには同等の描き込みが欲しいと思うので。

それに、万二郎にとっても初めての戦であったし農兵達との関係もあって
「これが戦か…」
という台詞で締めるのは感動的ではあったんだけど
人の命を救う医者という立場の良仙の方がかなり複雑な心境になっただろうから。


ともかくも、農兵達で泣かせる回だったな。
私は、こーいうエピには弱いのだよ実は(^^;)

彼らがだんだん纏まっていき、兵士としての自覚も生まれていく様子
万二郎の方も彼らへの見方が変わっていくし
双方の間に信頼関係が築かれていく様子がユーモラスに描かれていき

戦という現実にぶつかって
悲劇へと雪崩れ込み
万二郎の脳裏に再びノーエ節が流れてくるという

まあ、ベタっちゃーベタなんだけど
泣けるんだから仕方ないじゃないかっ(笑)


倒れかけている“陽だまりの樹”のために…というのが切ないけど。
しかも外国相手ではなく、国内での騒動に駆り出されたわけだし
同じ農民同士という悲哀もあるし…


万二郎の仇@楠音二郎が絡むのもドラマチック。
妹の綾も登場。

物語も終わりに差し掛かってきたな。


贅沢を言うなら、もうちょい綺麗な人なら良かっ…>こらこらこらっ


先日、物置から原作本を引っ張りだしてきて積んでおいた。
ドラマ終了後にゆっくり読み返そうと思っているんだけど
この綾とのアレコレを思い出して、確認の意味で少し拾い読みしてみたら
所々で涙が溢れてしまったよ。
参ったなあ…(笑)

さあ、ドラマはどう描き、どう締めるんだろう?

飛ばしに飛ばしているのとアッサリ風味なのは仕方ないとしても>ぉ
生身の人間が演じていることで、また違う面白さがあるので
最後まで楽しみたい。




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『陽だまりの樹』第7話 - 2012.05.31 Thu

第7話『コロリと安政の大獄』


種痘所ができて一安心、と思ったら今度はコロリ。

コロリ=コレラというと筒井康隆の小説を思い出すなあ…
と書きかけてから確認してみたら、『JIN-仁-』の感想でも同じことを書いていた(笑)


現代からタイムスリップした医者でもいない限り
あの時代にコレラが発生したら、どうしようもないだろうなあ…
と思っていたら、良庵と万二郎双方の母親が発病。
良庵の母親は亡くなってしまった。

「楽しかった」
と言い残したところにウルウルしてしまったよ。


万二郎の方は罠に嵌められ、コロリが蔓延していた故に助かる。
ここは、なかなか上手いというか(笑)
同じコロリ・ネタでも、熱血でもカッコイイとも言い難い使われ方なのがGOOD。

さすがに下痢したところは画面に映さなかったな>当たり前か

こんな時にも、おせきの名が出る。
そして万二郎が揺れる。

揺れるといっても弱みに付け込まれるという方向ではなく
あくまでも自分の意志を貫いた後、おせきに対し罪悪感を抱き、
自分を責めることになる。
万次郎の真っ直ぐ過ぎて不器用なキャラが浮き上がってくる。

そんな万二郎に惹かれないわけもなく、おせきと心通じ合ったのは良かったけど
却ってそれが悲しい結果になるんだよなあ…
本当に万二郎に対して容赦ないよなあ、手塚!

つーか、実は非常にクールなのだよな、手塚治虫って。


安政の大獄
桜田門の変

時代は変動していく。

現代に生まれていてさえも平穏無事とは思えな性格の万二郎だから
あんな時代では否が応でも渦の中に巻き込まれていく。
切ないよな…


磯貝長八郎との対決は面白かった。
うっかり致命傷を負わせちゃうんだもん(^^;)

おかげで良庵の出番が増えた。

磯貝の最後は、当時の武士という存在を
ある意味象徴している…と言える?

医者が手をつくした直後のことなので
両者の対照的な生き方や考え方が際立って見えた。


それにしても
良庵がイマイチ影が薄い気がするのが、ちょっと難だよね。
万二郎と対比させている(厳密には万二郎の方が対比に使われている)人物なのだから
もうちょい細かく描いてくれても良いのにな。

取り合えず子供が誕生。

消えていく命もあれば新しく生まれる命もある
ってことで
とにかく子供が生まれないと手塚治虫にまで到達しないからな。


生まれてくれて、ありがとう!
産んでくれて、ありがとう!

手塚治虫に関しては素直に言える私(*^^*)

ファンなのはバレバレ?
もうとっくに知ってるって?





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